新日本ニュース第171号

1.花にうかれて（東京・大阪）
　春を迎えにぎわう行楽地を紹介する。
2.教育予算が足りません
　和歌山県東牟婁郡四村（昭和31年大宮町）大瀬地区の子どもたちは、四村中学校第2教場まで片道14キロの道のりを通学している。校舎もオンボロで父兄たちは新校舎建設促進のため懇談会を開き、対策を話し合っている。一方、東京では「6・3制守れ」と日教組主催で4月8日、教育予算788億円計上などを要求する大会が、皇居前広場に3万人の関係者を集めて開かれた。

時の話題
3.捕鯨船帰る（横須賀）　大洋漁業の日新丸捕鯨船団は、目標の3万トン（鯨肉1万9.000トン、鯨油1万1.000トン）を突破し、鯨929頭を積んで4月12日、5か月ぶりに横須賀長浦港に帰港した。
4.模型飛行機競技会（東京）　東京国際模型飛行機クラブ主催の日米親善大会が4月10日、皇居前広場で開かれた。
5.お化け寿司（岡山）　岡山県のあるおすし屋さんが、のり100枚、お米1斗を使って1本の、のり巻きをつくり話題になった。

6.深川事件（東京）
　4月6日、東京・深川砂川町1丁目の“朝鮮人地区”で警官が窃盗容疑者を逮捕する際ピストルを発射し、これに怒った住民がその警官を軟禁した事件が発生した。この深川事件について、警視庁は4月13日未明、600人の警官を出勤させ、容疑者のうち6人を逮捕した。
7.婦人の日
　婦人参政権獲得3周年を記念して4月10日から1週間、婦人週間が始まった。東京では婦人の日大会、秋田では主婦の定休日設定、宇都宮では一日市長など、多彩な行事が行われたが、戦争妻は仕事も男女平等にと訴えている。

New Nippon news No.171