新日本ニュース第158号

1.動乱の中国を語る　堀内元公使　鹿地亘氏
　満洲を席けんした中共軍は、さらに華中への進撃を開始し、また、天津に殺到のニュースさえ報じられている。中共から引き揚げの堀内干城（ほりうち たてき）元中華民国公使らは国民政府と中共側の和平の難しさを語っており、今や全世界は蒋介石総統の動向に注目している。
2.裏日本に雪の猛威（新潟・石川）
　1月4日夕方から降り始めた大雪のため、日本海側地方は各地に電話線の被害が続出、1月5日には北陸線牛ノ谷駅付近で、上野行列車が転覆事故を起した。
　国鉄　

時の話題
3.スキーはリフトにのって（群馬）
　このほど群馬県草津温泉天狗山スキー場に日本で初めてのスキーリフトが完成、今まで40分もかかったのがわずか6分で頂上へ行けるようになり、リフトスキーヤーでにぎわっている。
4.温泉プールで合宿（伊東）
　オリンピックを目指して水上連盟では、静岡県伊東温泉で1月9日から1週間にわたり、全国の高校からえり抜きの選手を集めて合宿を行った。合宿には古橋、橋爪選手も見え、練習指導にあった。
5.ふとんかぶって証言　昭電事件
　参議院法務委員会（伊東委員長）は日野原社長の愛人小林峯子さんを尋問、昭電疑獄事件の検察官供応の点をただした。次いで胃腸病院に入院中の日野原節三社長を臨床尋問した。
　昭和電工
6.総選挙　いよいよ迫る
　投票の準備も整い総選挙は目前に迫った。すでに不在者投票も行われ、今回の選挙に臨む各党の意気込みも盛んだ。
　投票所　街頭演説　

New Nippon news No.158