新日本ニュース第154号

1.子供のあそび場
　都会では空き地などの遊び場が少なくなったため、道路で遊ぶ子供どもたちの交通事故が目立ってきた。東京の南千住では14か所に子どもの遊び場を作り、12月11日第一期工事の落成式が行われた。
2.歳末の労働攻勢
　最低賃金制の確立と年越資金を要求する電産争議は、12月15日午前10時から1時間の電源ストを行い、銀座の交差点では都電が立ち往生した。また、12月11日には全官公庁の国会デモも行われた。

時の話題
3.キツネ豪華版（北海道）　北海道深川町（昭和38年5月市制）にあるきつね養殖場では、いま300頭のきつねが飼われているが、来年にはこれを1.000頭にふやす計画を立てている。
4.でっかい大福餅（東京）　お正月を間近に控えた師走の浅草に、日本一大きなお飾り大福もちが屋さんの店先に飾られ、街の話題となった。
5.ゴー・ストップコンクール（東京）　交通安全週間2日目の12月11日、銀座4丁目交差点で全国から選ばれた53人の交通巡査による交通指導コンクール大会が国警本部の主催で行われた。

6.年末の国会　荒れる
　加藤夫妻　吉田首相証言　不当財委　衆院不当財産委員会は、商工省繊維疑獄事件について12月11日、加藤勘十氏（前不当財産委員長）、12月12日には加藤シヅエ、鈴木茂三郎の両氏を証人として喚問。続いて吉田首相も証人として出頭した。
　大臣さまトラとなる　大蔵大臣泉山三六氏は乱酔事件の責任をとって12月14日蔵相を辞職、衆議院議員も辞任した。

New Nippon news No.154