映像ゲンバク ヒガイ ハンセンビョウ リョウヨウジョ V1R0101201535

原爆被害、ハンセン病療養所

撮影年月
1945年(昭和20年)11月12日
コレクション(提供者)
米国国立公文書館(National Archives and Records Administration)
撮影
海兵隊
発行
製作
配給
時間
8分14秒
米国国立公文書館オリジナル番号
127-R-1008
視聴可 色彩有 音声無 貸出可
内容

タイトルは「原爆被害、ハンセン病療養所長崎 1945年11月12日」であるが、10月15日、27日に撮影された熊本の映像である。熊本には海兵第2師団第8連隊が進駐した。映像には、健軍飛行場(熊本飛行場)での米軍の接収の様子、遺棄された飛行機・武器類、三菱重工業熊本航空機製作所の終戦後の状況。米兵を乗せた輸送船が入港し、それを歓迎する軍楽隊の演奏も収録されている。さらに日本最大のハンセン病回復者の国立療養所として知られている「菊池恵楓園」では、来所した米兵と談話する園長や農作業を行う入所者の様子が記録されている。


・日本家屋の縁側に座っている子どもたち。みんな丸刈りの男の子。手前の庭には畑らしきものがある。
・縁側に正座してカメラを見つめる少年たち。

10月27日午後 熊本 庭園と宿舎
・畑で農作業をする日本人。背後に見える建物はハンセン病患者の宿舎。

10月15日午前 熊本 三菱重工業 熊本航空機製作所
・航空機工場の景観

・日本の吹奏楽演奏。
・日本軍の制服を着た指揮者がタクトを振る。聴いているのは米兵たち。
・クラリネットを吹く男性。
・海兵隊が揚陸艦に乗船している。AP43号が引き揚げる様子。
・海兵隊員と水兵たちが船の手すりに寄っかかってカメラを見ている。
・LSM(中型揚陸艦)がドックからAP43を押している。
・吹奏楽演奏をする日本人。

10月27日午後 熊本県 恵楓園 ハンセン病患者の隔離地区
・国立癩療養所菊池恵楓園の外観。
・海兵隊員が日本人のハンセン病患者に話しかけている。海兵隊員はダンガリー(デニム)を着ている。
 米兵の右は宮崎松記園長、左は下瀬初太郎看護部長。

10月15日午前 熊本 飛行場
・飛行場にたたずむ日本の軽爆撃機96MK型を後方から撮影。画面はスライドして他の日本の軽爆撃機も映している。

10月15日午前 熊本 日本の偵察機
・日本の偵察機に米兵が近づいている。

健軍飛行場

10月15日午前 熊本 平和使節の飛行機
・大きな十字が書かれた日本の輸送機。平和の使節団に使われた機体。手前にはアメリカ軍のジープが停まっている。

10月15日午前 熊本 三菱重工業 熊本航空機製作所
・三菱航空機の工場の残骸。

・ハンセン病療養所で生活する人の姿。

10月27日午後 熊本 ハンセン病の子どもたちのための学校
・恵楓学園の校門と校舎。

10月27日午後 熊本 ハンセン病療養所内の寺
・お寺がある。

原文

Atomic bomb damage, leper colony Nagasaki 11/12/1945