映像シンニホンニュースダイ138ゴウ V1H2914201445

新日本ニュース第138号

撮影年月
1948年(昭和23年)8月~1948年(昭和23年)8月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
東宝株式会社
時間
8分01秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.ネズミ島の大名行列(長崎)
 8月22日、長崎港外の通称ネズミ島・皇后島で、珍しい大名行列が行われた。大井川の渡川費節約のため、家来に立ち泳ぎを習わせたことに始まるといわれているが、その後、海の汚れからこの行事は行われていない。
2.帝銀容疑者続出
 似顔絵による全国手配以来、帝銀事件の容疑者が各地に続出した。中でも、初めての逮捕状による検束とあって、平沢貞通という画伯の運行には、報道陣とやじ馬がむらがった。

時の話題
3.群衆河中に墜落(新潟) 8月23日夜、新潟市万代橋の欄干が花火見物の群衆に押されて崩れ、死者6人、重傷11人、行方不明17人が出た。
4.ローラースケートで働く女工さん(岡山) 産業復興・外貨獲得の期待を担って岡山県の鐘紡西大寺工場は、作業能率向上にローラースケートを女性従業員にとりいれた。
5.“蜂の巣”の孤児たち(京都) 映画作家清水宏氏は、京都青蓮院で8人の浮浪児と暮らしながら「蜂の巣の子供たち」を製作、注目された。これは、その製作風景。清水氏は昭和41年亡くなったが、自然の中でドラマを作るユニークな作風を残した人である。(『現代人物事典』朝日新聞社)

6.暴力追放へ 本庄町事件(埼玉)
 「織物業者が警察幹部招待宴」と記事を書いた朝日新聞記者が、8月7日、埼玉県本庄町(昭和29年以来市制)の簡易裁判所庁舎落成式で、町のボスに暴行を受けたことから米軍政部も加わり、地方都市の民主化キャンペーンが始まった。これは町民が口を開き始めてから町民大会が開かれるまでの記録である。

原文

New Nippon news No.138