映像シンニホンニュースダイ134ゴウ V1H2914201441

新日本ニュース第134号

撮影年月
1948年(昭和23年)7月~1948年(昭和23年)8月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
東宝株式会社
時間
7分48秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.八月の声
 水田の農民、待ゆく人、うなぎ屋、楽屋の役者と昭和23年盛夏の風俗を記録している。
2.豪雨襲う 北陸に重なる災害(福井・富山)
  福井県を中心に石川、富山の北陸3県に7月23日から4日間豪雨が襲い、震災に引き続く大水害をもたらした。福井県では死者5人、堤防決壊235か所、冠水田畑1万3500町歩だった。

時の話題
3.日本一の大太鼓(秋田)
 秋田県北秋田郡綴子村(昭和31年9月30日鷹巣町に併合)で7月21日大太鼓祭りが行われた。今は、毎年7月14・15日の綴子神社の例大祭で大名出陣行列・大太鼓行列などが奉納されている。
4.温泉町の集団チフス(長野)
 長野県浅間温泉で腸チフスが6月下旬から集団発生し、7月28日現在、死亡10人、真性患者112人、全治109人、を数えた(朝日新聞23年7月30日)
5.炭鉱対抗野球(東京)
 第2回全国炭鉱野球大会が、7月29日から東京の戸塚球場で開かれた。
6.マリア観音 世に出る(長野)
 戦争中軍部の眼から逃れるため埋められたマリア観音像が掘り出され、7月25日、松本市で除幕式が行われた。

7.農村にふえた常習乞食
  このころ東京上野の地下道に巣くっていた浮浪者で近郊農村にこじきに出る者が増え、農家は1日に7~8人のこじきの訪問に困っていた。

原文

New Nippon news No.134