映像シンニホンニュースダイ132ゴウ
V1H2914201439
新日本ニュース第132号
撮影年月
1948年(昭和23年)7月~1948年(昭和23年)7月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
東宝株式会社
時間
7分58秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開
色彩無
音声有
貸出不可
内容
1.霧の季節
北海道花咲半島一帯は、6月から8月にかけて霧に閉ざされた中でこんぶとりが行われる。
2.犯罪 街を横行
23年6月までの1年間の犯罪は150万余件で、昭和9年の156万件に次ぐ記録だった。スリ、ニセ札造り、バクチ場の手入れ、帝銀事件など被害者の声が記録されている。
時の話題
3.アイケルバーガー中将近く退役(横浜)
マッカーサー元帥の補佐役として日本占領の指揮官だったアイケルバーガー中将の退役願いが、7月8日承認された。これは、第8軍司令官離任が発表された翌日の7月10日のアイケルバーガー中将のプロフィルである。
4.あたるか井上地震説(秩父)
福井地震を予測した井上宇胤博士が、8月末に秩父地震が起こると警告したため、7月の関東の街にセンセーションをまきおこした。これは、恐怖におののく埼玉県秩父郡小鹿野町の表情を伝える。
5.回虫追放(大阪)
薬剤の不足や、食糧事情の悪化で、戦後国民の間で、回虫に悩む人が多かった。虫下し薬のサントニンも不足し、アメリカから新薬が導入された。
6.せまいながらも ―生活の設計―
23年7月建設省が発足したが、23年8月末の住宅不足は、戦災・老朽も加わり350万戸と見積もられていた。これは清水崑の描く住宅不足の現況と庶民の夢である。
7.予算は通過したけれど
23年度予算の成立で、郵便・鉄道・食料が一斉値上げとなって暑い夏を迎えた。これは、海水浴の実写に政治風刺をこめた季節の話題である。
原文
New Nippon news No.132