映像ニッポンニュースダイ234ゴウ
V1H2814201370
日本ニュース第234号
撮影年月
1944年(昭和19年)11月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
社團法人日本映画社
製作
社團法人日本映画社
配給
時間
9分5秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開
色彩無
音声有
貸出不可
内容
1.比島戦線
記者団に語る山下奉文大将
日本営は比島決戦に備え、在満洲の第1方面軍司令官山下奉文大将を比島の第14方面軍司令官に任命した。そして、上海の第1師団、南満の第23師団をフィリピンに派遣し、山下大将の統帥に期待した。
2.新鋭部隊 レイテ上陸
飛び石作戦の米軍は10月19日、レイテに上陸した。陸軍は“台湾沖航空戦の大戦果”と“比島沖海戦の戦果”を信じレイテを決戦場と考え、同島守備の第16師団に加え、第1師団、第26師団などの増援を計画し、第1師団は海路マニラからレイテに向い、11月1日、オルモック湾に上陸することに成功した。
3.神風特別攻撃隊
台湾を中心に展開していた基地航空部隊の第2航空艦隊は10月22日、比島に進出し、米機動部隊の攻撃を続けた。司令長官の福留繁中将は従来の集団編隊攻撃戦法をとっていたが、索敵・通信に不備があり、米艦艇を捕そくすることが出来ず、25日ついに体当り攻撃を実施することになった。神風攻撃に反対だった福留長官の翻意により、航空戦は特攻隊中心となった。
4.陸軍特別攻撃隊
陸軍航空部隊にも特攻隊が編成され、第1陣の「万朶」「富嶽」の両隊が10月下旬、比島の第4航空軍に配属された。「万朶」隊は九九式軽爆、「富嶽」隊は四式重爆をそれぞれ爆装したもので、機種も搭乗員も優秀なものが選ばれた。なお、「富嶽」隊として発進する特攻機は、九九式軽爆で「万朶」隊と同機種だが、真相は不明である。
原文
Nippon news No.234