映像アメリカセイカツニツイテカタルセンソウハナヨメ V1H2801201314

アメリカ生活について語る戦争花嫁

撮影年月
1954年(昭和29年)12月13日~1954年(昭和29年)12月17日
コレクション(提供者)
米国国立公文書館(National Archives and Records Administration)
撮影
通信局
発行
製作
配給
時間
24分10秒
米国国立公文書館オリジナル番号
111-LC-36883
視聴可 色彩無 音声有 貸出可
内容

米軍兵士と結婚してアメリカで暮らす日本人女性が自身の生活について語った映像。1人は家の中の様子を紹介し、もう1人は家族や日本の生活様式との違いについて紹介している。2人とも、日本の家族や食事を懐かしむ一方でアメリカでの家事は日本のそれよりも簡単に出来ることが良いと言う。アメリカのスーパーで買い物をする様子も記録されている。

・飛行機から降りてくるRobert T. Stevensを迎える将軍
・軍隊の歓迎セレモニーの中ジープに乗ったStevensが通り過ぎる
・戦争花嫁であるGenung夫人が日本語で現在のアメリカ アトランタ ジョージア州での生活を紹介する。
・日本で買ったという食器と絵画を紹介する。家にはテレビがあり、テレビの上には、父親が結婚式の時に贈ってくれた日本の人形が置いてある。
・台所には電気ポット、トースターがある。流し台にはクレンザーと粉せっけんがある。
・仙台からアメリカにやってきたMarvin Ogle夫人が日本語で現在の生活を紹介する。
・家族は夫と1歳5ヵ月の息子、来年の春にはもう1人増える予定とのこと。
・1953年2月に結婚、同年12月に仙台からアメリカへやってきた。ノースカロライナ州にある夫の実家で半年を過ごしたあと、ジョージア州に来た。
・アメリカに嫁ぐ際に心配だったことは、夫の家族とその近所の人達がどのように夫人を迎えてくれるか、ということだった。実際は皆笑顔で迎えてくれ、現在住んでいる地域の人たちも親切で仲良くしている。
・住宅街の映像のあとに、夫と息子が登場。
・アメリカの生活で気に入っていることは、家の中が能率的に出来ていること。日本の主婦が家事に2時間かかるところを、アメリカでは1時間半もかからずにできる。
・日本では一つの家具を買うのに何年もかけてお金をためなければいけないが、アメリカでは少しのお金で何でも買える。それは月賦制だからである。
・ホームシックになることもあるが、すぐに帰ることはできない。それは覚悟の上でアメリカに嫁いでいる。家庭を築いたなら、楽しい家庭にするのが主婦の勤めだと主張する。
・祖父が15年間アメリカで生活していたため、洋食に慣れていて食事に困ることはなく、むしろ洋食が好き。
・再び、Genung夫人。ダイニングルームで話している。
・アメリカに滞在して約3年、日本食が恋しい。自身の家族に再会できることを一日千秋の思いで待っているとのこと。
・家を掃除するのにも設備が整っているので簡単に楽しく一日を過ごすことができる。
・一日の仕事は、掃除機を使っての掃除、買い物、夕飯の支度。
・夜は家族そろって雑誌を読んだり、テレビを見たり、時々映画を観に行くこともある。
・アメリカ人女性たちが談笑している。
・中央歯科技工所
・鏡台で髪の毛を整えるGenung夫人。コートを羽織る。
・教会
・車から降りてくるGenung夫人。
・Marvin Ogle夫人が家族と一緒にスーパーマーケットで買い物。

原文

Visit of Robert T. Stevens, Secretary of Army to 3D Infantry Division, Lawson Air Force, Georgia ; Japanese war brides, Forest Park, Georgia