映像シンニホンニュースダイ211ゴウ V1H2714201048

新日本ニュース第211号

撮影年月
1950年(昭和25年)1月~1950年(昭和25年)1月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
7分23秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.ソ連代表三たび退場 ―対日理事会
 対日理事会会場全景。発言するウイリアム・J・ジーボルト議長。退場するソ連代表。オフィスでメモを読むウイリアム・J・シーボルト議長「われわれの忍耐と努力と世界の世論がポツダム宣言で約束されたこの問題を解決する」。
2.おえら方試験に悩む
 共立女子大学前の行列。自動車で試験場に乗りつける次官や局長。机に置かれた「29国警本部長官」の札、「19大蔵次官」の札。試験にとり組むお偉方(窓ごし撮影)。感想を述べる某長官「なんということもない」。

時の話題
3.機械化消防 出初式(東京・京都)
 1月15日、皇居前広場でパレードする消防車の列。火をふく仮望楼の消火訓練。1月11日、東本願寺前通りをゆく消防自動車。国宝建造物専用消防車の放水。
4.貫一お宮 アプレ・ゲール(熱海)
 梅の花。金色夜叉の碑。仮装行列。泣き出した幼児の貫一。

映画界の話題
5.絹代さんかえる
 タラップで手をふるサングラスの田中絹代さん。大勢の報道写真班。花束を抱え語る田中絹代さん「いずれ着いて・・・・・・」。オープンカーで人波をかきわけながら行く田中さん。投げキスをする田中さん。
6.東宝撮影所再開
 砧撮影所内オープンセット。「東宝再開第一弾 銀座の踊り子」のビラ。室内セットのでの撮影風景。室外で語る豊田四郎監督「このおおせいな製作意欲をもって東宝伝統の誠意と良識をもった映画を作りたい」。

7.政界 ― 嵐の季節
保守合同劇再燃
  1月16日、準備会で党員に所信を述べる吉田総裁「党員諸君は、おのおのの考えはあろうが、この問題は党を割るような問題でないものとして、穏やかな結末をつけたい」。自邸で語る大野伴睦氏「よその犬を飼うより、うちの犬を大事にしろ」。渦中の人犬飼健氏。合同反対の幣原氏ら同志クラブ系の会合。
 コミンフォルムの日共批判
  日本共産党本部入口。所感を発表する伊藤政治局員。屋外で語るオーバーコート姿の野坂参三氏「私の過去の言動において、むろん不十分はあります。また若干の誤りもあります。これについては、われわれは真剣に自己批判して、やはり今後日本の本当の人民のために今までどおり、私たちは生命を捨てて闘っていくつもりです」。1月18日、拡大中央委員会会場と笑顔の徳田球一書記長。
 社会党3派に分裂
  党大会会場。鈴木茂三郎、水谷長三郎両氏のアップ。乱闘する左・右両派。右派退場後、鳩山協議する残留役員と議席。

原文

New Nippon news No.211