映像シンニホンニュースダイ209ゴウ V1H2714201047

新日本ニュース第209号

撮影年月
1950年(昭和25年)1月~1950年(昭和25年)1月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
6分23秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.お正月さまざま 北から南まで 阿蘇山(熊本・宮崎・北海道・栃木)
 阿蘇山(熊本)
  12月26日、阿蘇山が鳴動をはじめ、爆発を繰り返しつつ正月を迎えた。
 2.青島(宮崎)
  陽光まぶしい青島海岸。茂るびろう樹、ばしょう。ひなたぼっこをしながら本を読み合う3人の子ども。
 3.増毛(北海道)
  いてついた増毛海岸。吹きよせる寒風と波がしら。海岸で地引き網を繰り出す漁師。地引き網をひく漁師たち。
 4.震災地の正月(栃木県今市)
  崩れた家。震災復興促進元旦祈願のはり紙。小雪の中、今市神社神殿にぬかずく人々。掘っ立て小屋での炊事。地滑りのあった滑川で土砂を取り除く作業。
5.ソ連代表ふたたび総退場 ―対日特別理事会
 明治生命ビル正面ALLied Council For JAPAN.着席するK・K・N・デレビャンコ中将。発言するウイリアム・J・シーボルト議長。反対の意見をのべる中将。記録係のタイピスト。退席するソ連代表。審議継続を提案するW.R.ホジソン英連邦代表。 

時の話題
6.ことしはトラのあたり年?
 自民党新年会で談笑する吉田茂さん。自宅で妻とくつろぐ広川弘禅幹事長。とらの掛け軸を背にとらの皮の敷物に座り、気炎をあげる大野伴睦氏。
7.皇太子さま初すべり
 ロッジから大勢のお供をつれゲレンデに出て来られる皇太子殿下。スキーをつけてもらう皇太子殿下。歩行練習。

8.一九五〇年を語る
 日本郵船社長 浅尾新甫氏
  自宅の応接室で孫たちに囲まれ語る浅尾新甫氏「単独講和でも一日も早く講和のくることを熱望しています」。
 9.作家 丹羽文雄氏
  和室の書斎で語る丹羽文雄氏「もしも、単独講和だと僕らの関係しているペンクラブは二つになってしまうので、どちらに正義があるか真実があるか大変なことになる」。
 10.帝国銀行社長 佐藤喜一郎氏
  洋間で語る佐藤喜一郎氏「すべての国と講和ができないと自立経済のあい路の打開ができない。全面講和を目標として努力すべきだと思います」。

原文

New Nippon news No.209