映像ニッポンニュースダイ168ゴウ V1H2714201016

日本ニュース第168号

撮影年月
1943年(昭和18年)8月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
社團法人日本映画社
製作
社團法人日本映画社
配給
時間
9分47秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

躍進する 大東亜建設
1.稲の収穫(比島)
  食糧の自給自足をめざして、総出で稲刈りをするフィリピンの男女農民。刈り取った稲を脱穀したり。もみを天日乾燥したりする農民。
2.水稲の初収穫(ニューギニア)
  実った水稲を刈り入れする。日本軍の指導で初めて農耕を覚えたニューギニアの原住民。稲作を指導した日本兵とひと休みして水を飲む原住民。泥水の中で休む水牛。水牛にすきを引かせたり、くわを振って畑を耕したりする原住民。原住民が整地した畑に、野菜の種をまく日本兵。
3.天日製塩(マヅラ島)
 ジャワ島にあるMadura(マドラ、マズラ、マドゥラ)島は乾燥地帯で天日製塩が盛んである。
 広大な塩田に、人力で海水をくみ入れる住民。大きな塩の山を鉄棒で崩して、トロッコに積む住民。軽便鉄道で運ばれる塩。倉庫で10センチ四方くらいの塩のかたまりを袋づめにする作業。
4.活躍する漁業指導船(ジャワ)
 日本人の指導で、現地漁民が網をたぐる2隻の漁船。現地漁民のたぐる網にはね上がる魚の群。漁業指導船に水揚げされる魚と喜ぶ漁民。
5.生産増強の機械工場(中国)
 機械部品のトレースをする女性製図工。たがねや、やすり、旋盤などの工作機械を使って、部品を製造する中国人機械工。
6.綿紡績工場(比島)
 紡績工場の綿糸から自動織機で綿布をつくる工程で働く比島女子工員。製品を検査して包装する女子工員。
7.木造船の建造(セレベス)
 船材をかんなで削ったり、船腹の外板のすき間をつめたりする多数の現地人工員。海岸に組み立て中の数隻の木造船。
8.象も活躍の造船所(ビルマ)
 建造中の木造船と角材を鼻で運ぶ象。船台の盤木をはずして進水する木造船。両手を挙げ進水を喜ぶ現地人員。
9.鋼鉄船の進水式(ジャワ)
 ジャワではじめて建造された鋼鉄船の進水式に出席の陸・海軍の将兵。船台を滑る満船飾の新造船。船首のくす玉が割れ、海上に浮かぶ鋼鉄船。
10.浮きドック引き揚げ(昭南)
 シンガポールのセレター軍港に沈められた英海軍の浮きドック。1年振りに引き揚げられた巨大な浮きドック。ドックについてヘドロを掃除する現地人。

原文

Nippon news No.168