映像ニッポンニュースダイ164ゴウ V1H2714201012

日本ニュース第164号

撮影年月
1943年(昭和18年)7月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
社團法人日本映画社
製作
社團法人日本映画社
配給
時間
10分32秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.敵反抗を撃ち砕け
 米機来襲の南方基地
 南方基地の港で米機に爆撃され、水煙と爆煙に包まれる船舶。海中に撃墜した米重爆の残がいをひき揚げる海軍将兵。エンジンや車輪、星のマークの機体など展示された米機の残がいを見る現住民。
2.ラングーン市民の消火訓練(ビルマ)
 連合軍のビルマ反攻が開始され、ビルマ各地に連合軍機の来襲がひん繁になった。ラングーン市内では民心の動揺をねらって爆撃が繰り返された。
 ラングーン警防隊ポンギー分隊の隊旗を掲げて防空演習。鐘の合図で集まる住民たち。草ぶきの小屋に火をつけ、バケツリレーで消火訓練をしたり、けが人を担架で運んだりする住民たち。
3.隣組の防空演習(福岡)
 バケツに水を入れて、標的に水をかけるもんぺ姿の女性の目立つ隣組の防空演習。歩道に並んで見守る市民や警防団員。
4.大空に誓ふ 学徒十万
 学徒航空決起大会が、7月25日、後楽園球場に都下の大学・高専・中等学校代表10万人が参加して開かれた。
 後楽園球場のグランドとスタンドを埋めた10万人の若人を前に、敬礼する陸軍航空士官学校校長菅原道大中将。バックスクリーン前に特設された演壇で、後輩を激励する九大出身の陸軍航空審査部員小田桐春雄大尉。先輩に続いて大空にむかうと、決意をのべる中学生や大学生。会場上空を訪れる。日本全土1周飛行の大日本飛行協会学生航空隊の複葉練習機の編隊飛行と、これに帽子を振る会場の学生たち。
5.いざ征かん 決戦場へ 
 猛訓練の海軍落下傘部隊
 九六式輸送機で降下訓練に向かう海軍落下傘部隊。輸送機内で降下を待つ隊員。輸送機から次々に降下し、大空に落下傘の白い花が咲く。2機編隊の輸送機から一斉に降下し地上へ。10機編隊で一斉に降下し、大空一面に開く落下傘部隊の訓練。

原文

Nippon news No.164