映像シンニホンニュースダイ44ゴウ V1H2514200395

新日本ニュース第44号

撮影年月
1946年(昭和21年)11月~1946年(昭和21年)11月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
8分25秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.タイトル
2.主権、国民の手に新憲法公布
 十一月三日天皇陛下には貴族院の記念式典に親臨、新憲法公布の勅語を朗読され、貴衆両院では盛大な祝賀会が開催されました。さらに午後東京都主催の祝賀式典が宮城前で開かれ、新しく日本国民統合の象徴となられた天皇並びに皇后両陛下を迎えた参会者は平和国家の前途を祝福しました。
3.果然、政治問題へ ―電産争議―
 吉田内閣は自ら求めた労働委員会の電産争議解決案に対し反対を表明、ここに労働攻勢は遂に政治問題化するに至りました。組合側ではこの政府の横槍に議論沸騰し不満を表し、五日開催された労働者大会では労調法反対、吉田内閣反対を叫び、更に社会党は議会解散を要求し政局の前途は漸く緊張を加えて来ました。
4.スポーツ
 早大優勝 六大学野球 十一月三日神宮球場で行われた早慶第二回戦は第四回目早稲田一点を得て秋の覇権をにぎり初の天皇杯を獲得しました。
5.秋場所 大角力 進駐軍の体育場としてメモリアル・ホールと名も変わった国技館で十一月六日から秋場所大角力が始まりました。この初日の好取組は羽黒山と相模川の一戦で羽黒山の勝となりました。
6.“ストも辞せず”教員悲痛な叫び
 争議中の全国教員組合代表は五日再び田中文相と会見したが、要領を得ず父兄会で先生達は悲痛な訴えをしました。田中文相は要求を正当と認めながら容れず教員組合は要求貫徹の為ゼネストを決意するに至りました。

原文

New Nippon news No.44