映像ニッポンニュースダイ107ゴウ V1H2414200363

日本ニュース第107号

撮影年月
1942年(昭和17年)6月頃
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
社團法人日本映画社
製作
社團法人日本映画社
配給
時間
10分38秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1,ビルマ復興
 英軍に捕われの身のバーモ博士が、皇軍のビルマ進攻と共に脱出、我が軍に救われました。六月四日、バーモ博士は行政機関設立準備委員長にあげられました。中央は飯田最高司令官。
 日本軍によって救出されたバー・モウ元首相夫妻。
 飯田祥二郎第15軍司令官と話し合うバー・モウ氏ら反英独立のビルマ要人。
 飯田軍司令官から中央行政機関設立準備委員に任命されるバー・モウ氏らビルマ要人。
 ラングーンとラシオ間の鉄道復旧。マンダレー南のミンゲ河の鉄橋が修理され、5月30日、飯田司令官が出席して開通式。
 鉄橋を渡る試運転の蒸気機関車。
 祝杯をあげる関係者。

2,上海諜報団検挙
 スパイ活動をするアメリカ人一味を、上海憲兵隊が覆滅。探偵小説そのままに上海の各所に散在する隠れ家を襲い、重要人物を検挙しました。検挙者の中には、上海イブニングポスト記者ら新聞記者、評論家らが含まれていま
す。動かしがたい証拠物件を前に、近く軍律に照らし裁きを受けることになっています。上海憲兵隊の発表によると、昭和17年(1942)1月から6月までに、テロ団員など1,199人を検挙したという。
 スパイ団の手配書。
 防弾チョッキを着け腰にピストルを下げ、暗夜の中トラックで出動する私服の憲兵隊員。
 一斉に踏み込み時計爆弾やピストルを押収する憲兵。スパイ容疑者を逮捕連行する憲兵。
 軍用犬を使ったりピストルを手にして容疑者の逮捕に向かう私服の憲兵隊員。
 連行される主犯のチャイナウィークリーレビュー主筆、米国人ジョン・P・ポウェル。
 取り調べを受けるオリエンタル・アフェアーズ主筆、英国人ヘンリー・ウッドヘッドらと押収した無線機。

3,アリューシャン列島 強襲
ハワイ奇襲作戦の成功、南方要域攻略作戦も予期以上に進んで、第1段作戦は予定より早く終わると判断した大本営は、第2段作戦の一つとして、ミッドウェー、アリューシャン攻略作戦を計画した。第2機動部隊は、6月4・5日の両日、ダッチハーバーを爆撃し、7日にはアッツ・キスカ両島を攻略した。失敗したミッドウェー作戦をひた隠しした大本営は、アリューシャン作戦を誇大に発表した。
 雪どけのツンドラ地帯の進撃は困難をきわめたが、大和魂があらゆる困難を征服したのであった。逃げ遅れた守備兵は捕らえられ、これを道案内にさらに進撃。アメリカ本土近し、大軍艦旗、北海の朝風にひるがえる、はるかなる祖国の空に銃を捧げる。
 北洋をゆく第5艦隊の艦艇と輸送船団。
 甲板に整列する陸戦隊員。 上陸用舟艇に銃を構えてキスカ島に向かう陸戦隊員。
 キスカ島に上陸し、ツンドラ地帯を進む陸戦隊員。
 捕虜の米守備兵を道案内に島内を進む陸戦隊。 山上に集結の陸戦隊上陸部隊。
 湾上の輸送船と九七式飛行艇。

原文

Nippon news No.107