映像ニッポンニュースダイ105ゴウ V1H2414200361

日本ニュース第105号

撮影年月
1942年(昭和17年)6月頃
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
社團法人日本映画社
製作
社團法人日本映画社
配給
時間
11分09秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.中国特派大使 褚民誼氏来朝(東京)
国民政府特派大使の褚民誼(チョミンギ)外交部長ら一行は、5月29日来日し、30日に参内、6月2日日首相主催の晩餐会に出席した。
 宿舎の帝国ホテルから皇居に向かう褚民誼氏の車。褚氏らの車を日の丸の小旗を振って迎える女学生たち。二重橋を渡る車。東條英機首相主催の晩餐会であいさつする褚特派大使。

2.生産力拡充へ 鶴嘴戦士表彰式
 石炭増産に成果を上げたツルハシの戦士の表彰式が、6月4日、首相官邸で行われた。岸信介商工大臣。
 首相官邸の表彰式で岸信介商工相から表彰状を贈られる優良鉱山17社の代表。小泉親彦厚相から表彰状を受けた後、胸に黒十字章を付けてもらう優良坑内夫16人。

3.東條首相 日立精機視察
東條首相は、5月21日、東京足立区大谷町の常陸精機足立工場を視察した。
 航空兵力、機甲兵力の充実の成否は一に軍需工業能力のいかんにかかっているのであります。
 日立精機の工場内を視察する東條首相ら一行。自動旋盤の機械を見る東條首相。全行員を前に激励の演説をする東條英機首相。

4.小スンダ列島戡定
 蘭印のジャワ島攻略を終り、5月10日から、小スンダ列島のロンボク・フロレンスなどの各島を約1週間で占領した。
 東インド方面陸軍精鋭部隊は五月十日より一周間にわたり、小スンダ列島の戡定作戦を敢行。チモール島との連絡は確保され、豪州に対する威圧は一段と強化されました。住民は皇軍の温情に集まり、敗敵掃討に協力を誓いました。
 輸送船からなわばしごで上陸用舟艇に降りる将兵。上陸用舟艇でフロレス島に上陸し、海岸で敵陣を射撃する歩兵砲と前進する部隊。日本軍に協力を誓って集まった島の住民。自動車で山岳地帯を進む部隊。

5.浙東(せっとう)戦線
ドゥリットルの日本本土空襲機が着陸を予定していた衢州(くしゅう)など浙江省(せっこうしょう)の飛行場を攻略する浙贛(せっこう)作戦が5月中旬から杭州方面から6個師団、南昌付近から2個師団をもって開始した。60年来という豪雨の中での作戦であった。
 待望の福州目指して進む陸軍部隊、報道部隊も銃をとり敵地を行軍。福州へ福州へ、アメリカが力コブを入れた飛行場の占領も間近にあります。
東支那海の玉環島を艦砲射撃する海軍艦艇。上陸して攻撃する海軍陸戦隊と入城する陸戦隊員。浙江省南部山岳地帯を進む陸軍部隊。敵陣を射撃する重機関銃や迫撃砲・歩兵砲・山砲。山岳地帯や水田地帯などを馬や徒歩で進む各部隊。報道班員も銃を肩に行軍。衢州に向かう部隊。

原文

Nippon news No.105