映像シンニホンニュースダイ27ゴウ V1H2414200319

新日本ニュース第27号

撮影年月
1946年(昭和21年)7月~1946年(昭和21年)7月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
7分37秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.“やれば出来る”学校給食問題(7/11)
 食料危機の為休校を声明した文部省の態度に憤慨した東京都教育組合支部では七月十一日教員大会を開き、学校給食をどうするかを論議した。同じく世田谷の駒澤国民学校では先生や上級学童の苦心で給食を開始し子供達はすっかり悦んでいる。
2.“働く婦人の声を”民主主義婦人大会(東京)
 女性の向上を目指して七日、日比谷公会堂に各婦人団体、政党、組合婦人部及び家庭婦人も多数集って、婦人大会が開催され二十二項目に亘る切実な要求を討議、議会へ要求貫徹の女ばかりのデモを行った。
3.スポーツの夏
4.拳闘 堀口対笹崎
 七月六日東京後楽園で行はれた堀口体笹崎の拳闘十回戦は堀口特有の粘りで最終ラウンドで猛烈に撃合い、遂にこの一戦は引分けに終わった。
5.水泳 早大対慶大
 七月七日東京伏見プールで開かれた早慶対抗水上競技は、早稲田自由型陣の活躍により水球と共に競技でも十一対八で早稲田に凱歌が挙った。
6.動く労働戦線
 官公職員闘争解決
 全国の官庁、役所、鉄道、郵便局等の待遇は比較して余りに酷い。これを改善せよと要求をした全国官公職員労働組合協議会は全逓本部に闘争委員会を開催し、その先陣となって先づ全逓が果敢な闘争を展開していたが、一松逓相の回答に一応妥協する事となった。
 読売ストライキへ
 新聞通信労組読売支部闘争委員会では十一日の従業員大会で社長宛六項目の最後的要求を提出し断乎ストライキに入ったので、輪転機は止り、新聞紙の印刷は全く停止した、これと対立する再建協議会でも従業員大会を開き、ストライキ反対を叫び、その成行は注目されている。

原文

New Nippon news No.27