中日ニュース第277号

中日、七連勝をはばむ対巨人戦(名古屋)
ペナント・レースのトップを切って好調の巨人と打棒漸くさえてきた中日が相まみえた五月二日の中日球場。二回裏中日先制の一点をあげれば、巨人も三回表前田のエラーで忽ち同点、更に坂崎のヒットで計三点をあげて逆転。
然し中日も四回裏江藤殊くんのスリーランホーマーで四対三と忽ちまたリード。更に勢にのった中日は、五回にも変りばなの別所へ四安打を浴せて四点をあげ、結局八対六と勝利をあげ、巨人の七連勝をはばみました。
マンモス見本市ひらく(東京)
参加二十三ヶ国から六〇万点が出品されたマンモス国際見本市が、東京で開かれました。
五月五日の開会式には東新知事がテープを切り、共産圏のチェコからもお国自慢のガラス製品が出品され、巨大な、原子力工業の数々の威容を見せるアメリカ特設舘などが注目をひきました。
日本の群像“うたごえ”とともに(東京・山梨)
働く者の祭典 第三十回メーデー。平和と独立への宣言もあらたに働く者の団結と前進を強調したのである。
とはいえ明るいうたごえメーデーの成長の蔭には職場コーラスのジミな働きが少なくない。苦しい時、悲しい時うたごえは人々のくらしのなかに生きている。
今日も地方公演の旅に出る中央合唱団、働く者のしあわせを願いうたごえひとすじに生きる日本の断面である。
それを指導した中央合唱団は関鑑子女史をリーダーとして昭和二十三年占領下の混迷した世相のなかでうぶごえをあげた。
うたごえは労働運動の歴史の蔭に大きな役割を果してきたようだ。そして昭和三十一年にはレーニン平和賞を受賞。こうしてうたごえは町から村から――。
Chunichi news No.277
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