映像ヒコウジョウ(カッソウロ)、ミナトトマチノヨウス キロクエイゾウ V1H2301200188

飛行場(滑走路)、港と街の様子

撮影年月
1945年(昭和20年)9月頃
コレクション(提供者)
米国国立公文書館(National Archives and Records Administration)
撮影
発行
製作
配給
時間
9分38秒
米国国立公文書館オリジナル番号
127-R-904
視聴可 色彩有 音声無 貸出可
内容

昭和20年(1945)9月頃に長崎県の佐世保、大村を撮影した映像である。佐世保進駐は昭和20年(1945)9月21日から始まった。軍用リュックを背負い武装した海兵隊員が通り過ぎる。道の中央に立つ日本人の警察官、笑顔を見せながらカメラの前を横切る日本人女性、走り過ぎる車、店の前に立つ父親と子ども、破壊された家屋、座り込んで靴下を履き替えるアメリカ兵たち等、街の様子が記録されている。
その他、大村ドックのクレーンの映像。佐世保駅では家路に着く復員兵や荷物を抱えた人びとが列車に乗り込む。大村の海軍航空基地のアメリカ軍の戦闘機、破壊された日本の爆撃機、廃墟では女性たちが瓦礫の片付けをしている。

・1945年 佐世保、大村
・日本の大村の街なかの通りを通過している、軍用リュックを背負い武装した海兵隊員2人
・通りの真ん中にいる日本人の警察官、後方の彼方に見える破壊された建物
・微笑みながらカメラの前を横切っていく2人の日本人女性、その背後に破壊された建物群。破壊された建物の階段に座っている2人の元日本兵
・店の前で子どもたち2人を抱っこしている日本人たち
・村の通りを下る、通りの両側にある建物、通り沿いを歩く日本人の人々
・通りの風景、カメラの前をものすごいスピードで走り過ぎる車、同じく、再び走り過ぎる車
・通りで休んでいるアメリカ陸軍兵士たち、足にパウダー粉をつけて、靴下を履き替える
・背景に建物
・小型ボートの荷を降ろすために操作されている旧式のクレーン、後方は現代敷のクレーン、これは大村のドックエリアで撮影された風景である
・佐世保にて、通りを歩いて帰宅する日本の人々と軍隊の兵員
・佐世保にて、鉄道の駅、道路を通っているアメリカ軍の車
・日本の兵隊が大きなカバンを肩にかついで佐世保の駅から出てくる、ドアのそばに立っている2人のアメリカ陸軍兵士たち
・市民たちと軍隊、列車に乗るために駅に入っていく日本の人々
・アメリカのF4U(F4Uコルセア)が日本の飛行機格納庫の前に並べられている、うち数機は翼をたたんでいる
・翼を収めたF4Uの周囲で作業をしているアメリカ海兵隊員たち、背景に格納庫、これは海軍航空基地で、大村にある日本の飛行場
・爆撃で半壊された格納庫の中へ補助タンクを戻している、翼を格納したF4Uを押す地上職員
・着陸のために降下してくるR4D(C―47スカイトレイン。1962年までのC-47のアメリカ海軍名)、家々と木々の後方にある飛行場、着陸の様子は見えない
・破壊された日本の飛行場と零戦
・日本の零戦の側面に付いている日本のマーク(日の丸?)、3機は1914(1915?)年6月の機上掃射と爆撃により破壊されたものである
・吊られた腕の位置で武器を携えている3人の海兵隊員、後ろを通り過ぎて行く
・後ろで飛行機と滑走路のほうへ歩いていく別の海兵隊員たち
・友軍のR4Dの1つに似ている、破壊された日本の飛行機を調査している海兵隊員たち
・壊された日本の爆撃機、飛行場を調査している海兵隊員が後ろに見える
・機上掃射と爆撃で以前に破壊された大村の海軍航空基地を歩き回っている海兵隊員。破壊された飛行場、後ろに見える小高い山々
・金槌を使って板から釘を引き抜き、破壊された木片や瓦礫の大きな山を片付けている日本人女性
・破壊された建物から瓦礫を取り除いている市民たち、これは日本の佐世保での風景である
・兵舎へ戻るために消毒後、大きな樽の中で椅子と寝台(簡易ベッド)を洗う海兵隊員たち
・木造の建物。下水道の仕組み、木造の建物の側に沿って流れていく汚水、それらを調べている海兵隊員
・下水溝を流れる汚水
・汚水の流れの中に見える古い缶と紙
・火の中に石炭をかき入れる海兵隊員たち
・佐世保湾のドックにある破壊された日本の駆逐艦
・日本の駆逐艦の艦上で破損状況を調査している海兵隊員
・砲塔上の友軍機の絵をを見ている海兵隊員、日本の駆逐艦
・破損状況を調査しながら、日本の駆逐艦のデッキ沿いを歩く海兵隊員
・駆逐艦のファンテイル(船の船尾材の後ろにのびているデッキの扇状の部分)へ向かう、すべてが破壊されている
・駆逐艦の破壊された砲塔

原文

Airfield (runway), port and the state of the town recorded image