新日本ニュース第15号
1.メーデー近づく(東京)
5月1日のメーデーが近づいてきた。東京代々木の日本共産党本部に開設した党学校であいさつする校長の野坂参三氏。メーデーの歴史について講義する川上貫一氏「1886年アメリカの労働者が8時間労働を要求してゼネストを行い、その勝利を記念して……」。警官隊に監視されながら行進したり検束されたりする戦前のメーデー(スチール写真)や弾圧メーデーの新聞記事。工場内で労働歌「インターナショナル」の練習をする女子工員たち。
時の話題
2.水上防疫船
隅田川を和船に乗って「はしけ」の水上生活者にワクチンの接種をメガホンで知らせる水上警察署員ら防疫班。4月16日から水上生活者にコレラのワクチンを接種する防疫班員。
3.飛騨高山の春祭り
飛騨高山の春祭りが4月14日、15日開催。終戦後初の祭り。高山市内に繰り出した1台のみの山車。山車の屋台で太鼓をたたいたり笛を吹く氏子たち。町内を埋めた見物客と引き手の不足で道路端に並べられた山車。
4.噴煙つづく桜島
3月15日以来噴煙を上げる桜島と溶岩に埋まった山腹。溶岩流で埋没した黒神地区。海中に流れ込む溶岩流で水蒸気に囲まれる海岸。和船や漁船で安全地帯に向う住民やしょいこで大きな荷物を背に避難する人たち。桜島南部の有村地区の集落に近付く溶岩流。
みなさんの声
5.鳩山総裁 問題の著書(長野市 水田治さん)
自由党総裁鳩山一郎氏の著書『世界の顔』が問題となり、東京麻布の自邸(石原正二郎邸)でニューヨーク・タイムズ特派員バートン・クレーン氏とのインタビューに応ずる鳩山氏。質問するクレーン氏「ムッソリーニのやり方をよいと思うか」。鳩山氏「ヒトラーやムッソリーニのやり方を全体としては賛美できないが、いい所はとった方が……」。「世界の顔」の著書と問題の箇所にアンダーラインを引いて指摘したり、ドイツ訪問の際の鳩山氏の写真や当時の新聞記事。
6.民主政治は何処へ
7.幣原内閣 居据りを策す
総選挙の結果総辞職すると思われていた、幣原喜重郎首相。首相官邸で話し合う首相、三土忠造内相、楢橋渡書記官長。幣原「新」内閣の構想を説明する楢橋書記長官「新党ができないならば自由党の左、社会党の右の線に沿った経済政策で祖国復興の大国民戦線の結成を……」。第1党の自由党が政権を自由党総務会のメンバーと話し合う鳩山一郎総裁。政局について話る鳩山氏「選挙の結果に従うのは当然のことである。幣原内閣は公明な常道を歩むと思うから我党は退陣を要求しない……」。社会党連立政権に不参加決定。常任委員会に出席の片山哲書記長、鈴木茂三郎、加藤勘十、水谷長三郎、西尾末広の各氏ら。声明を発表する片山書記長「第1党の自由党は内外の付託にそい得ないし、進歩党もまた同じである。幣原内閣の新党工作は国を誤らせるものであり断固排撃すべきである」。
8.保守政権へ熾烈な労働攻勢
4月12日政府の生産管理否認に反対して、組合旗などを掲げて運輸省や商工省に押しかけ気勢を上げるデモ隊。省内で豊田雅孝次官や安川第五郎石炭庁長官らに詰め寄る労組代表。安川長官「生産管理はあくまでも事実問題と考え……」。組合側「生産管理の正当性を考えろ……」「労働者は奴隷だ。食えないからやっているのだ……」。次官と長官を取り巻く労組代表の怒声に包まれる交渉場。
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New Nippon news No.15
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