新日本ニュース第9号
1.主権は人民の手に 憲法改正案発表
3月6日、首相官邸で「憲法改正草案」を記者団に発表する楢橋書記官長。
2.民主戦線へ新しい動き ~尾崎 野坂会談~
熱海の岩波邸で行われた尾崎・野坂会談。聴音器を耳に当てて話し合う両氏。会談後記者会見する両氏。尾崎氏「目下の急務の問題を各党一致してとり上げる必要がある。天皇制など緊急でない問題は後回しにすべきだ」。野坂氏「尾崎さんが民主戦線を支持されたことは今後の我々の活動に大きな助けになる」。
3.みなさんの声
「日本ニュースは今度”みなさんの声”の欄を設けました。ニュース映画を通じて、みなさんが当面している共通の問題を広く国民大衆と共に考え、みなさんの日日のなやみや喜びを国民大衆と共になやみ、共に喜びたいと思う次第です。進んで御応募なさるようお願いします。」(字幕)
・赤ちゃんにミルクを 東京四谷~ある母親より~
乳の出ない母親の訴え。闇市で1杯5円の牛乳を飲む復員服姿の男や大学生。布団の中で泣く赤ちゃん。牛乳の配給がないため、すりばちで大切な米をすりつぶし、布でこしてほ乳びんに入れて赤ちゃんに飲ます母親。
4.戦災者に粗悪綿の配給 東京板橋~町民生~
布団屋の店先に不良綿では役に立たないと書かれた張り紙と白い綿。7円で配給になった、泥でドロドロの悪臭がする綿を手にする戦災者。
5.新円引き出しに郵便局に長い列 東京~“私は困る”生~
新橋郵便局では新円切替に市民の長い列。長い間待たされたあげく、一定金額が貯金させられる。新円になると店頭に品物はなくなり、並んだ魚は高くて買えない。生活必需品に新公定物価が決定したと知らせるポスターを貼っているデパート。果たして新円生活はできるのか。
6.強制供米と農村
千葉県香取郡多古町の水田地帯を牛車に米俵を積んで供出する農民の列。供米成績表のグラフ(2月末現在5割2分)。倉庫の壁に「強権発動絶対反対」の張り紙を前に語る多古町農業会長小川豊明氏「現に自主的に供米をしている。強制的な供米は、農村民主化への妨害です。……」。リヤカーに米俵を積んで次々に供出する多古町の農民と米を調べる検査員。数人の農民にインタビュー「農具もヤミでなければ買えない。肥料の配給もない。……」。麦踏みをする数人の農家の女性。黒板に書かれた麦作に必要な肥料の量と配給されたわずかな数量。農業会のからっぽの肥料倉庫と壊れたクワなどの農具。強権発動に反対する関東労働組合協議会伊藤憲一氏「農村に必要なものを与えないで強権で米を取り上げるのは反対。……」。脱穀機を製造する農機具工場。肥料工場で硫安を袋につめ貨車積み作業。再び伊藤氏の話「インフレも食糧問題も労働者と農民が手を握らなければ解決しない。……」。
New Nippon news No.9
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