映像シンニホンニュースダイ3ゴウ V1H2214000031

新日本ニュース第3号

撮影年月
1946年(昭和21年)1月~1946年(昭和21年)1月
コレクション(提供者)
日本ニュース
撮影
発行
製作
株式会社日本映画社
配給
時間
10分10秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

1.人民戦線 要望の声――社会党中央委員会――
 東京の蔵前工業会館で開催の社会党中央執行委であいさつをする片山哲書記長。会場に出席の加藤勘十、西尾末広、黒田寿男、鈴木茂三郎の各氏ら本部役員と地方代表80人。執行部に質問する小野俊一氏「人民戦線への参加を総選挙後にするのでは遅すぎる。即時結成すべきである……」
2.暴かれた隠匿物資
 旧陸軍造兵廠に集まった周辺の住民3.000人。住民を前に説明する倉庫から大豆や木炭・米などを発見した生活擁護同盟の幹部たち。住民たちによって広場に運び出された麻袋の大豆や木炭。住民たちに公定価格の半値で
物資を分配する代表たち。
3.“入場税は撤廃せよ”呼びかける舞台人
 浅草六区映画街の人波。入場税撤廃を呼びかける看板。観覧料大人1円90銭と書かれた切符売場で入場券を買う観客。楽屋に張られた「入場税二十割この悪税を撤廃しませう」と書かれた張り紙。邦楽座の舞台のどん帳の前で入場税の撤廃を呼びかける市川猿之助。高座から入場税二十割を何とか政府にお願いしたいと訴える落語家の三遊亭歌奴。劇場のロビーで入場税撤廃の世論調査の投票をよびかける劇場関係者と投票する観客。
4.懐しい漁場へ――捕鯨船――
 鮎川港に集結したキャッチャーボート。金華山沖の漁場へ向うキャッチャーボート。キャッチャーボートのマストの上の見張り台などで鯨の群れを探す乗組員。鯨を発見し船首の捕鯨砲からもりを撃つ射手。もりを打ち込まれ
白波を上げて暴れる鯨。鯨を船腹に横付けして港に向うキャッチャーボート。鮎川港に帰り、鯨の引き揚げ作業。解体場で鯨を大なたで解体する作業員。
・平和生産の再開
5.生産再開遅れる重工業
  日本鋼管鶴見造船所の全景。無人の工場に立ち並びクレーンと船台に建造中の鋼鉄船。日本鋼管川崎製鉄所の全景。生産を中止している高炉と人けのない工場内部。
6.東芝労組 生産管理で電球生産
  「働かせろ、喰わせろ」日機労働組合と書かれた張り紙。東芝堀川町工場内に「生産管理自信アリ」と書かれた電球の型のプラカード。電球「マツダランプ」を製造する女子工員。
7.軍需工場転身し くぎ製造(大阪)
  工場に並んだ「くぎ」を入れた木のたる。針金からくぎを製造する工員。
8.余剰電力で製塩
  工場に並んだ電気製塩の設備。数次の工程で水そうに沈殿した塩をシャベルですくい上げる工員
9.活気づく車両工場(大阪)
  大阪の車両工場で組み立てられる蒸気機関車。リペットを打ったり、溶接したりして客車を製造する工員。工場内をクレーンで運ばれる蒸気機関車。破れたガラス窓の車両を引いて発車する蒸気機関車。

原文

New Nippon news No.3