日本ニュース第263号

1.タイトル映像
2.国家神道禁止さる
十二月十五日 総司令部指令「新日本建設の道を開く措置である」
3.改正選挙法成る
4.街へ、民衆へ呼びかける共産党
本格的活動にはいった共産党が街頭に立つデモが行く。十二月六日 民衆の面前で気勢をあげ ついで八日には東京神田に戦争犯罪人追及人民大会の開催。「最愛の肉親の生命を一片の砲弾とやすやすと交換した天皇制政府の罪悪は」(拍手で聞こえず)
5.時の話題
・焼け跡の青空教室(品川)
東京品川の立会国民学校の青空学級。疎開帰りの子どもたちは家を焼かれ学校も失った。お腹を空かしていることもバラックに住んでいることもみんな同じみんな友達になった。
・石炭危機に移動芸能団も一役
食糧もガスも汽車も石炭から!芸能人もひと役買って炭鉱労務者募集はにぎわう。
・兵舎利用の戦災者住宅
この戦災者たちの安住の日はいつ。東京世田谷では主を失った兵営が貴重なアパートに変わる。もう空襲警報はない狭いながらも楽しいわが家隣同士にも連帯感がわいた。兵舎の一部は教室にもなった昔の陸軍の内務班で戦後の子どもたちが民主主義を教わった。
・ビル街の夜景(東京)
乏しい中にも電力は豊富に長かった灯火管制から解放されて町にあかりが戻ってきた。
6.進駐軍風景
・物資豊富な米軍(横浜)
これがアメリカの物量の一端だったおびただしい補給物資が連日横浜港埠頭へ。腹を空かした日本の労務者が物資を運搬。食糧、燃料、衣類、コーヒーなどよだれの出る大箱を前にため息が出る。銀座の服部時計店が酒保となる。将兵の休日は買物で大にぎわい敗戦の目にはうらやましい限りだった。
・服部時計店 PXに
PXの前はアメリカ兵の行列ができた。
Nippon news No.263
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