映像チュウニチニュースダイ214ゴウ V1H2020000016

中日ニュース第214号

撮影年月
1958年(昭和33年)2月頃
コレクション(提供者)
中日ニュース
撮影
発行
中部日本ニュース映画社
製作
中部日本ニュース映画社
配給
時間
7分47秒
米国国立公文書館オリジナル番号
館内限定公開 色彩無 音声有 貸出不可
内容

一、春を待つ雪国――秋田
 秋田の小正月は雪の中、“かまくら”とよぶ雪の家は水の神様の仮りの宿です。何百年もの昔から、東北の町に伝わる子供のお祭りです。
 また、二月十七日は大人のぼんでん祭り。色々の意匠をこらしたぼんでんが雪の中を研を競いながら神社へ奉納行列、お祭りの勢子たちの勇ましい掛声が春を呼んでいます。
一、南の島に遺骨を求めて――銀河丸第一報――
 比島遺骨収集団ビサヤ班を乗せた銀河丸はレイテ湾付近で慰霊祭を行いました。ダバオ近くの草むらの中では二十三体の遺体を発見。十四年ぶりに暖い同胞の手であつく葬られました。
 二月十四日一行はミンダナオ島西南のホロ島を訪問。この島に住むモロ族は海の中に家を立てて地区を作って、のどかな生活を送っていました。
 カメラ・ルポ
“予告放火”におびえる町――前橋
 群馬県前橋では一月末から無気味な予告電話を合図につぎつぎと十数件の火災が発生、緊急市会を開いたり、町内では夜警団が組織され防火にあたっていますが、中には荷物をまとめて逃げ出す用意をする人もいます。火には弱いペンキ屋さんはドラム缶を積んで引越しです。ニセ電話や流言飛語にすっかり市民は火事ノイローゼ、人騒がせな犯人はいずこ。放火におびえる前橋の騒動です。

原文

Chunichi news No.214