堀切正二郎さんが描いた東京大空襲直後の様子。 空襲後の3月12日に、伯父と共に浅草松屋近くに行った。隅田川まで来ると、火を逃れて川に逃げ込んだ人が大勢亡くなっていた。火傷や溺死はもとより、中には凍死した人も多く、隅田川に浮かんでいたのは、女性や子供やお年寄りの遺体ばかりだった。はぐれないように赤い紐を腰にくくりつけたまま亡くなっている親子もいた。 左上で燃えているのは浅草の松屋。空襲から3日たってもまだ燃えていた。(オーラルより)