おせん餅(べい)屋のお姉ちゃん今どこにいるの おせん餅を焼きながら いつも唄っていた 炭火(すみび)にほてったお姉ちゃんの顔は美しかった 小遣いを握って駆(か)けていった子供達 空襲前の幸せな日々を思い出す ―月の沙漠をはるばると 二人ならんで行きました―