死と生の距離 佐賀(さが)町 三共倉庫(さんきょうそうこ)の町かど 火も無く 煙も無く 火明かりに浮く ここまで逃げてきた群衆は ホッと一息ついた その時/落下してきた一発の焼夷弾 目の前で人間の頭が砕け散った 『赤い涙-東京大空襲・死と生の記憶-』p.32,p33