応召されるとき、田部井ナヲさんのお腹には約5か月の子どもがいた。夫の戦死後、戦中・戦後の物資不足に耐えて、和裁で生計を立てながら息子を育てた。 ・召集令状が届く ・上野で夫と面会 ・信じ難い戦死 ・辛抱した日々 (大正3年6月生まれ)