雑誌トクシュウ ブンゲイ シュンジュウ 180002439

特集文芸春秋(昭和32年4月)

サブタイトル
今こそ言う ―主役のメモ―
著者名
出版者
文芸春秋新社
出版年月
1957年(昭和32年)4月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
214p
NDC(分類)
051
請求記号
051/To43/1957-4
保管場所
地下書庫半藤雑誌
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

誰が主役か(大宅壯一)
 
特別讀物1 鳩山一郞回顧録(200枚) 政權直前に追放され病軀と戰い宿敵吉田茂と惡戰苦鬪、運命の同志三木武吉=河野一郞を得、賢妻薰子夫人に助けられて總理となりし記錄はメモワールの白眉であり、裏ばなし中心の現代政界三國志だ
第一部 吉田に政權をゆずるまで 第二部 追放苦鬪記 第三部 政權の座につくまで 第四部 總理大臣時代(鳩山一郞)
 
吉田茂襲擊記 大磯の吉田邸に潜入し之を暗殺せんとする怖るべき生々しい手記をここに公開(葛原法生)
璽光尊・双葉山事件のスパイ 金澤で璽光尊内閣に列し神武天皇の霊格を受けた筆者は警察の手先でもあつた(明翫外次郞)
泉山大トラ事件の眞相 記憶に今も新しい國會接吻事件の立役者が初めて當夜の記錄をここに發表する(泉山三六)
觀兵式直訴者の手記 名古屋の觀兵式場にて天皇の前に躍り出でた本人自身がその理由、狀況を描く(北原泰作)
三木武吉と女 英雄色を好む、梟雄三木武吉をめぐる五人の女とその最後を松ヶ枝女將が語る(神田武芽)
橋田文相自決の現場 嘗つて橋田邦彦文部大臣の下に祕書官たりし杉博士がその自決の眞相を活瀉す(杉靖三郞)
 
特別讀物2 世紀の秘稿 暗黑裁判二・二六事件 白雪を鮮血にそめた二・二六事件!その蔭に眞崎ありと言われ陸軍から葬り去られた將軍が死後に發表を托した世紀の遺書ここに公開(眞崎甚三郞)
 
總司令部に於ける日本大臣(松本瀧藏)
日共・月形半平太言行録(吉武要三)
 
グラビア
◆立役者の表情
◆宿命の皇帝
 
特別讀物3 わが政争史 戰爭内閣に列したと攻擊の焦點となる岸總理が、革新的官僚として小林一三、東條英機との確執鬪爭を語り、その戰爭責任を明確にす(岸信介)
 
朝日新聞買收事件(三鬼陽之助)
國會手打ち式(小西寅松)
廣川弘禪追落し合戰(安井大吉)
自由黨退陣の古島祕錄(岩淵辰雄)
大麻唯男・重光葵祕話(木舍幾三郞)
 
特別讀物4 帝王秘聞 傀儡皇帝・溥儀の告白(120枚) 淸朝最後の皇帝として誕生=革命=退位と流轉を重ね皇帝時代は日本の操り人形となり國を失つてソ連の俘囚となつた記錄は、女と權力の生々しさに溢れ、現存の皇帝の生活記として未曾有のもの
第一部 淸朝宮廷生活 第二部 宮廷を追われて 第三部 滿洲國皇帝時代 第四部 シベリアへ 第五部 愛人李玉琴の手紙(溥儀)