昭和史講座 第9号(2003年2月)
巻頭言 言葉を発すべき時代である
昭和天皇とマッカーサー会見の歴史的意味(保阪正康)
二・二六事件と北一輝の「捜査報告書」(大橋秀雄)
嗚呼!インパール(桒原眞一)
「戦死」をどう捉えるか(夏目英明)
昭和史のなかの黒澤明①(半澤健市)
わが心の「戦争」シネマ館(二)(今西英造)
視点論点・世代の架け橋(Ⅱ)
「戦争」が議論できる社会をめざして(池内正人)
「なぜ戦争に反対しなかったか」への私見(西岡朗)
戦争の記憶、そして現代の記録
疑問をぶつけあう「素人討論会」を(大浦章郎)
硫黄島師団高射砲隊の最期(一)(佐藤武夫)
あ号作戦敗因の一考察(飯尾孝輔)
日中戦争への道を検証する(倉持實)
戦意昻揚書の変遷(有本康夫)
信頼できるメディアの「事実」とは何か(八島義博)
わが愚直なる戦後の出発(今澤栄三郎)
昭和陸軍前史③ ライバル・アメリカの出現(松本幸一郎)
調査レポート
中国社会科学院日本研究所の世論調査報告(本誌編集部訳)
「マッチ箱1個」の噂を検証する(前編)(深井佑造)
コラム
北朝鮮の教え子のこと(東門容)
雑兵の戦争体験を通して(高橋保)
作品紹介『禿鷹よ心して舞え』(黒澤嘉幸)
私にもわからない正解(保阪正康)
朝枝手記を読んでの衝撃(森山康平)
資料ファイル
朝枝手記・第二部 寒かったシベリア抑留の想出譚(朝枝繁春)
吉田茂邸に潜入したスパイの手記(最終回)(元陸軍軍曹・東輝次)
回想 辛亥革命とある日本人(3)(志村光治)
第五三軍の対上陸作戦準備(2)(赤柴八重蔵)
シベリア抑留裁判の報告(八)(カマキリの会・池田幸一/松本宏)
日中戦争下の参謀本部戦争指導班の極秘文書(6)(本誌編集部編)
昭和史の証言シリーズ6 宗教家が見た巣鴨プリズンの内幕(花山信勝)
気にかかる夏の靖国風景(補足)(瀬村進)
要約採録
和歌(今澤栄三郎/岡田貴美子)
みんなの散歩道(読者・筆者・編集者の交流の場)
三十分で原稿を書く(川口修司/日笠朝子/竹田侑)
『昭和史講座』バックナンバー
編集後記