昭和史講座 第8号(2002年6月)
巻頭言 人は皆「歴史家」である
有事法制関連三法案を論じる前に(保阪正康)
日中戦争の語り継ぐべきこと(森山康平)
モスクワ市民は今をどう生きているか(ミハイル・ラヴリョーノフ)
インドネシア抑留体験と終わらない戦後(大庭定男)
わが心の「戦争」シネマ館(今西英造)
「歴代総理」の考課表(昭和史・討論シリーズ【第一回】)(柳沢錬造/大浦章郎/山根正子/池内正人/司会・保阪正康)
続・なぜあの戦争に反対できなかったか?(西義之)
昭和史への振動(三) 私たちの世代と十五年戦争(倉持實)
もういちど戦後の「原点」から(山内紀美枝)
昭和陸軍前史② 欧州大戦と軍人の社会認識(松本幸一郎)
ある匿名投書の昭和秘史(「福沢重信」)
尊王史観から「靖国問題」を論ず(後編)(西岡朗)
「教育勅語」の口語訳批判(瀬村進)
戦争の記憶、そして記録
蛍雪の功ならんとして(特攻で逝った学友・林市造)(西村豊成)
戦死と犠牲、そして靖国(武井廣司)
敗戦の復員兵として(今澤栄三郎)
あるB級戦犯のこと(谷口芳男)
ある技術将校の回顧(吉永義尊)
昭和随想
私の兵役体験記(承前)(佐伯英雄)
硫黄島で戦死した仲間たち(佐藤武夫)
「人は皆友人になれる」(青木次郎)
張学良異聞(古野直也)
壱頁コラム
次代の人材を発掘しよう
しまりがなくなった日本人の顔
ジョン・ダワーを読む
明治三十三年九月、祖父母の約束事(保阪正康)
資料ファイル
①吉田茂邸に潜入したスパイの手記(5)(元陸軍軍曹・東輝次)
②孫文氏からの直話「私のおいたちを語ろう」(山田純三郎・述)
③日中戦争下の参謀本部戦争指導班の極秘文書(5)(「本誌」編集部編)
④新連載 第五三軍の対上陸作戦準備(赤柴八重蔵)
⑤シベリア抑留裁判の報告(七)(カマキリの会・池田幸一)
⑥昭和史の証言シリーズ5 父・吉田茂、そして私の思い出(麻生和子氏)
親友・三原時男君の「死」(保阪正康)
要約採録
和歌(今澤栄三郎/岡田貴美子)
みんなの散歩道(読者・筆者・編集者の交流の場)
『昭和史講座』バックナンバー
人権擁護法案と個人情報保護法案、有事法制関連三法案への反対声明
編集後記