季刊　アーガマ　NO．１４５（１９９８年５月）

【特集】　『勇断』の時代
撤退する勇気　近藤がん論争に寄せて（宮田親平）
果断の藩吏　村田清風（熊谷直）
北条政子という女性（亀井宏）
ある豪商の勇断（松浦玲）
〝勇断〟とは当たり前のことをすること（渡辺一雄）
外政家井上馨の勇断　欧化への道（犬塚孝明）
鴨長明の勇断（高野澄）
黄色い花の革命　フィリピン　一九八三～八六（竹山恭二）
夏目漱石の勇断（中村文雄）
一鋤の人　住友家中興の元勲・広瀬宰平（高市俊次）
薩長武力挙兵の勇断（青山忠正）
廃藩置県の勇断（斎藤信明）
芸にゆきづまり四囲を敵にした日々　六代目三遊亭円生（澤田一矢）
「勇断」と悲喜劇の周辺　夏目漱石と大岡昇平（吉田凞）
　
【仏教講座】　密教の身体哲学（３９）　覚鑁『五輪九字秘釈』講読（金岡秀友）
　
【好評連載】
「緑色のインク」の幻想（８）　折口信夫・釈迢空の足跡を追う（鳥居哲男）
西哲の道（１１）　ディドロ（田村秀夫）
歴史を生きた女たち（１２）　和宮（阿井景子）
自伝的戦後日本女性史（２０）　女たちはかく闘えり（吉武輝子）
気象よもやまばなし（２１）　予想された今世紀の最高気温と生存の危機の諸様相（根本順吉）
　
【ずいひつ】（飯尾憲士／赤塚行雄／岡田朝雄／前坂俊之／河野保雄／野口芳子／藤田洋／矢野憲一／村瀬学／塩田丸男／中山幹雄）
【詩】（高階杞一）
【俳句】（松本ヤチヨ）