ポリタイア　復刊第１巻３号（昭和５２年５月）

檀一雄君野古島文学碑銘（撰文・保田與重郎）
　
忘れ得ぬ日々―亡き一雄へ―　檀一雄の幼年期を伝える生母の鎮魂歌八〇枚（高岩とみ）
　
檀一雄（未発表・初期）作品特集
●童話　永遠の少年の物語（第一部）（一六〇枚）　これは、生後満三年に至らずして、その母を失った太郎のための物語
●初期未発表作品　或家の断層　昭和六年校友会雑誌に発表されたペンネーム・水上一俊
●初期詩篇
晴色　鮮やかな風景、初夏、恋、秋四篇校友会雑誌に発表
雨ぞ零らん　未発表詩。昭和二十四年頃の作品
「永遠の少年の物語」を読んで（沖山明徳）
学生時代の檀一雄（山川丈平）
　
檀さんの修羅の母胎―檀一雄短篇集『母の手』跋―（真鍋呉夫）
近代を葬る（古木春哉）
　
文明の伝承―最晩年のインタビュー―　『ポリタイア詩集』について　『花筐』の頃　俳句、和歌、絵画、音楽　満州放浪　『リツ子』と『火宅の人』　今後のこと　「文明の伝承」後記（谷崎昭男）（聞き手・谷崎昭男）
　
十五歳の飢餓―古木春哉著『わびしい来歴』（近藤洋太）