東京人 第1巻第1号-第4号 = 第1号-第4号(昭和61年1月~10月)
創刊号
■グラビア
千の貌をもつ巨人(撮影・篠山紀信)
世界の街から
パリ(入澤康夫)
アテネ(池澤夏樹)
デリー(中沢新一)
プラハ(今泉文子)
キングストン(山川健一)
グラナダ(野谷文昭)
(せりふとジョーク)(高橋正)
■座談会
住みにくいから面白い東京(芦原義信、高階秀爾、芳賀徹、司会・粕谷一希)
東京動物誌(井上太郎)
東京植物誌(奥本大三郎)
まんが(小島武)
東京のなかの詩・詩のなかの東京(飯島耕一)
特集 隅田川
隅田川随想(小木新造)
幻影と現実 その文学史的考察(磯田光一)
対談・大川いまむかし(吉本隆明、小林信彦)
隅田川のフォークロア(宮田登)
河川史の中の隅田川(宮村忠)
■東京オリエンテーリング
隅田川畔を行く(陣内秀信、久保田雅代、イラスト・藪野健)
喪川酔景(富田均)
■随想
緑と神輿と(山本健吉)
はじめての東京(野坂昭如、五木寛之、白石かずこ、西部邁、金井美恵子、武田百合子)
東京のありふれた町 阿佐ヶ谷(川本三郎)
山王ホテル物語(佐野真一)
新東京百景切り絵行(後藤伸行)
上野たこ久なじみ酒(中尾彬)
自動銃もって、まわれ!左 モスクワ高校留学記(曽根真由理)
■座談会 東京ジャーナリズム大批判
外人だって東京人 英字新聞にもの申す(D・ブラウン、R・ルー、村瀬アン、司会・本間長世)
国際交差点 日仏学院(阿部良雄)
東京風景史の人々 小林清親(海野弘)
創作 男の家出(吉村昭)
新人創作 疲労破壊(高川敬史)
海外短篇 真っ白な嘘(ポール・セルー、村上春樹訳)
■東京の造形空間
水晶楽園 高層ビルの吹き抜け空間(文・松葉一清、写真・村井修)
タウン・スコープ
ホテル(桐山秀樹)
デパート(川本恵子)
病院(藤原作弥)
古書店(井尻千男)
FILM(蓮實重彦)
MUSIC(安原顯)
ART(伊藤俊治)
ACT(大笹吉雄)
AD(高橋源一郎)
BOOKS「夢の島」(高橋英夫)
「愛の建築譚」
「江戸名物評判記」
「東京23区物語」
「田舎と都会」
*
創刊第2号
■グラビア
東京の造形空間
装飾極楽 うねり、輝く胎内空間(松葉一清、撮影・村井修)
■巻頭エッセイ
はじめての東京(宮迫千鶴、林真理子、田口賢司、野々村文宏、大原富江)
私のなかの東京(金田一春彦、江戸京子、泉麻人、佐山一郎、石井ふく子)
■座談会
東京湾上に架ける風流(富岡多恵子、中村良夫、藤森照信、司会・芳賀徹)
特集 地下鉄銀座線
■東京オリエンテーリング
地下鉄銀座線を歩く(陣内秀信、イラスト・薮内健)
わが誇りは歳月を超えて 地下鉄と渋谷(宮脇俊三)
幻のプラットホームは残った 地下鉄創生物語(中川浩一)
対談 東京を変えた地下鉄銀座線(大岡昇平、小林信彦)
「山の手発盛り場経由下町行き」銀座線界隈
渋谷に漂っていたのんびりとした空気(神吉拓郎)
青山と白いチョークのグラフィティ(松本隆)
新橋を彩った駅前広場の群像と青春(赤瀬川源平)
赤坂は消燈ラッパに包まれていた(辻邦生)
銀座で母と撮ったセピア色の写真(坪内ミキ子)
日本橋のライオンやキリンと遊んだ日々(青島幸男)
上野の友よ、うまく成人したろうか(色川武大)
浅草だけがもつ昔ながらの遊びの芸(種村季弘)
コラム 沿線の人々(山川暁)
■随想
生地高輪南町とその周辺(巖谷大四)
東京動物誌(奥本大三郎)
東京植物誌(新井二郎)
東京のなかの詩・詩のなかの東京 この江戸川の酒のトックリに写る(飯島耕一)
東京風景史の人々 鏑木清方(海野弘)
■座談会 東京ジャーナリズム大批判
スポーツ新聞はもう一つの人生(山口瞳、井上ひさし、司会・矢口純)
東京のありふれた街 エスニック・タウン(大久保界隈)(川本三郎)
鴎外、漱石の見た東京(吉本隆明)
日比谷公会堂物語(井上太郎)
世界の街から
シドニー(田中小実昌)
ワシントン(林京子)
ハバナ(今福龍太)
ロンドン(河村錠一郎)
サン・ジミアーノ(細川周平)
国際交差点 ゲーテ・インスティトゥート(神品芳夫)
熱く冷たいビッグ・アップル ニューヨークに十八年住んで(津神久三)
ファンファンの東京日記(フランソワーズ・ギノ)
創作 闇の誘い(日野啓三)
新人創作 坂のある街で、秋(上條芳生)
海外短篇 ポール・セルー 便利屋(村上春樹訳)
■グラビア
千の貌をもつ巨人(撮影・篠山紀信)
■タウン・スコープ
ホテル(桐山秀樹)
病院(藤原作弥)
駅(甲野欽吾)
デパート(川本恵子)
古書店(井尻千男)
せりふとジョーク(高橋正)
AD(高橋源一郎)
FILM(蓮實重彦)
ART(伊藤俊治)
MUSIC(安原顯)
ACT(大笹吉雄)
BOOKS「谷中スケッチブック」(金子信雄)
「池波正太郎の銀座日記Part1」
「僕の東京地図」
「江戸城」
「小松菜の里」
タウン誌ボックス
「月刊うえの」
「月刊たかしまだいら」
マンガ「JOEDUNG STREET」(下田信夫)
茶畑和也
写真(小瀧達朗、荒井覚、加藤孝、菊池武範)
イラスト(古川敦子)
*
創刊第3号
■グラビア 東京の造形空間
郷愁機械 チョロQの都市づくり(松葉一清、撮影・村井修)
■巻頭エッセイ
はじめての東京(長部日出雄、真鍋博、藤原夏美、小田島雄志)
私のなかの東京(童門冬二、石井公一郎、高田宏、秋山さと子)
<読者投稿>(山本由美子、山崎春一、深山小百合、甲斐原寿一)
■座談会
東京は絵にならないか(金井美恵子、酒井忠康、司会・高階秀爾)
書評的エッセイ パリの呪縛を逃れて―芦原義信著『隠れた秩序』を読む(樋口忠彦)
国際都市・東京二十一世紀の顔決まる 新都庁舎設計コンクールの後で
インタビュー○実施案設計者 丹下健三
応募案模型写真と寸評(松葉一清)
特集 暮らしに美学を
芝居の効用(山本夏彦)
長屋とマンションのあいだ(勝部真長)
対談 変わる暮らし変わらない暮らし(小林信彦、古今亭志ん朝)
東京は夜眠らない(安西水丸)
東京女三代の記(如月小春)
新しいライブスタイルをもとめて
衣 世紀の暮れ方の街で、もっとわがままな、もっと美しい服を(菱沼良樹)
食 飽食の都市・東京は、食生活の基本を忘れてしまった(本間千枝子)
住 都市型の“住”は、新しい下町的生活を生み出せるか(宮脇檀)
“いき”の変遷(竹内誠)
失われた美学 芝居茶屋風景(小木新造)
多摩ニュータウン物語(入水平輔)
コーポラティブハウス奮戦記(恩田幸夫)
■座談会 東京ジャーナリズム大批判
花森流暮らし学の四十年(三枝佐枝子、藤原房子、司会・本多光夫)
■東京オリエンテーリング
都市の中の周遊「港区七福神」めぐり(陣内秀信、イラスト・藪野健)
東京のありふれた町 城北の盛り場・赤羽(川本三郎)
■随想
東京一片の月(村松貞次郎)
東京植物誌(奥本大三郎)
東京動物誌(井上太郎)
日本の街から
京都(加藤眞吾)
静岡(辻村明)
盛岡(大田俊穂)
世界の街から
ニューヨーク(三浦雅士)
シンガポール(村松友視)
ウィーン(粟津則雄)
国際交差点 ブリティッシュ・カウンシル(出口保夫)
「昨日の世界」のやすらぎ ウィーンの森と石だたみの思い出(塚本哲也)
豪徳寺会話ペダル行脚(モーリス・パンゲ)
隅田川上のレヴィ=ストロース(川田順造)
東京のなかの詩・詩のなかの東京 草原のジラフとして立っている高層ビル(飯島耕一)
東京風景史の人々 木村荘八(海野弘)
海外短篇 ポール・セロー あるレディーの肖像(村上春樹訳)
■グラビア
千の貌をもつ巨人(撮影・篠山紀信)
■タウン・スコープ
ホテル(桐山秀樹)
病院(藤原作弥)
駅(里見恭助)
デパート(川本恵子)
老舗(田川敬太郎)
古書店(井尻千男)
人間スナップ(山川暁)
せりふとジョーク(高橋正)
AD(高橋源一郎)
FILM(蓮實重彦)
ART(伊藤俊治)
MUSIC(安原顯)
ACT(大笹吉雄)
BOOKS『建築探偵の冒険・東京編』(原広司)
『東京山の手1867-1923』
『下町舞台切絵図』
『いま揺れ動く、東京』
『江戸の犯罪白書』
タウン誌ボックス
「かんだ」
「週刊きちじょうじ」
マンガ「JOEDUNG STREET」(下田信夫)
茶畑和也
写真(市川勝弘、小瀧達朗、加藤孝、菊池武範、幅野昌興)
イラスト(古川敦子)
*
創刊第4号
■グラビア 東京の造形空間
美的礼節 アートを指向した建築(松葉一清、撮影・村井修)
■巻頭エッセイ
はじめての東京(中嶋嶺雄、司修、川西蘭、久保貞次郎)
私のなかの東京(古井由吉、小島慶三、犬養智子、安西篤子)
<読者投稿>(上田由香利、瀬古修治、峰岸宏臣、川島康之)
レオナルド教授の皇居周辺改造計画(レオナルド・ベネーヴォロ)
対談 フィレンツェと東京の間で(塩野七生、清水徹)
特集 よみがえれ、劇場空間
■座談会
幕間の愉しさあっての劇場なのに・・・(山口昌男、大田省吾、司会・三浦雅士)
芝居小屋が艶やかであったころ(服部幸雄)
消えた劇場の戦後史(森秀男)
対談 芝居には都市が映ってみえる(小林信彦、榎本滋民)
劇場都市・東京を支える小劇場(扇田昭彦)
小劇場と町空間(須永市蔵)
下町に演劇の灯を ベニサン・ピット(新大橋)
銀ブラでふらりと能を 銀座能楽堂(銀座)
公園通りに夢の拠点を ジァン・ジァン(渋谷)
■東京のありふれた町
赤提灯の似合うオフ・ブロードウェイ下北沢(川本三郎)
■随想
富士山の火山灰(貝塚爽平)
東京動物誌(井上太郎)
東京植物誌(奥本大三郎)
■東京オリエンテーリング
庭園のなかの壮大な旅 小石川植物園(陣内秀信、久保田雅代、イラスト・薮内健)
後楽園球場物語(鈴木明)
路上から見たもう一つの東京<港区編 植物は強し・狛犬・郵便受け>
路上観察学会 赤瀬川源平、藤森照信、南伸坊 ほか
日本の街から
福岡(東義人)
岡山(信朝寛)
大阪(佐野善之)
世界の街から
ドレスデン(若杉弘)
ニューヨーク(宮内勝典)
国際交差点 コミュニケーションのプロ集団FCC(十河新作)
■座談会 東京ジャーナリズム大批判
優等生『日経』の秘密と危険(山本夏彦、青木彰、飯田経夫)
東京片々想 異国に拾う「桃季の教え」(李応寿)
東京のなかの詩・詩のなかの東京 いづれは悲し、永代も薄くかすみて(飯島耕一)
東京風景史の人々 竹久夢二(海野弘)
創作 夜の犬(池澤夏樹)
海外短篇 ポール・セロー 戦争の終わったあとで(村上春樹訳)
■グラビア
千の貌をもつ巨人(撮影・篠山紀信)
■タウン・スコープ
ホテル(桐山秀樹)
病院(藤原作弥)
駅(里見恭助)
デパート(川本恵子)
古書店(井尻千男)
AD(高橋源一郎)
FILM(蓮實重彦)
ART(伊藤俊治)
MUSIC(安原顯)
ACT(大笹吉雄)
BOOKS『スクリーンの中の文化英雄たち』(高山宏)
『大いなる小屋』
『歓楽と犯罪のモンマルトル』
『パビリオン TOKYOの町』
『東京路上探検記』
人間スナップ(山川暁)
せりふとジョーク(高橋正)
タウン誌ボックス
『月刊ぼんじゅうる』
『こんにちは小金井』
マンガ「JOEDNG STREET」(下田信夫)
写真(小瀧達朗、加藤孝、菊池武範、立花義臣、幅野昌興、市川勝弘)
イラスト(古川敦子)