都政 第5巻第1号-第12号(昭和35年1月~12月)
1960 1月号
1 財源調整騒動てん末記
=都財政を本当に守るものはなにか=
2 自治体と公務員の二面性について(高橋正雄)
3 “区長公選にスジを通す”(東竜太郎、三田朝丸、長尾文吉)
=都財政と委員長の新春対談=
4 おカミさん達都議会をゆく
頼りない東さん(金沢ちよ)
都議会に真実をとりもどせ(糸井とし)
小学生に似た議員さん(真辺ケイ)
ごもっともごもっともばかりでは(小林京子)
声なき声にこそ耳を(梅村栄子)
5 「戦后ッ子」に明るい教育を(小尾乕雄、佐野幸作、太田卓、森和子、神崎薫)
=座談会・子供たちを試験地獄から救え=
6 都政雑壇
税金のようにゴミを集めて
だまされるな風呂代値上げ
IOC委員と東知事
警視庁の高姿勢について
7 書評
日本の地方財政(藤田武夫)
地方自治の理論と動態(和田英夫)
自治体(自治労)
8 組合だより
9 わたしは一歩も退かない(伊藤吉春)
10 投稿・新中間層と都職員(続)
11 資料
地方議員の退職年金制度の問題点
下水道建設を促進するために
12 表紙・目次カット(山岡精一)
13 あとがき
*
1960 No2
1 機構改革てんやわんや
=東都政の切り札・機構改革のゆくえ その1=
2 含んでいる意味は大きい
=都の専從問題をめぐって=
3 世論よあなたは強かった
都議会の歳費値上げ問題をふりかえって
4 都政雑壇
貴重な執念
これほどの重大事件はない
局長会というもの
ゼンガクレンきたる
区長はだんだん遠くなる
トバクは大衆娯楽か
5 書評
現代財政学入門(鈴木武雄)
大都市と公益事業(竹中龍雄)
6 マンモス予算を診断する
=三五年度都予算のあらまし=
7 職場づくりと教育予算増額について(藤森良治)
8 教師達もそれをうれえる(幡野憲正、高品啓造)
9 陽のあたらぬ職場をまわる(渡辺勇二、島本進、鈴木高明)
中央児童相談所
東京都婦人相談所
〃生活厚生相談所
七尾児童学園
10 結局住民の味方にたつことではないか(岩太郎)
11 街路灯の問題について(中島守一)
12 くみあいだより
13 この島の平和を乱すものは誰か
-新島のミサイル反対運動をめぐって-(葛岡雄治)
14 資料
区長会はどう考えているか
予算委員会設置について
15 表紙・目次カット(山岡精一)
16 あとがき
*
1960 3・4 特集・東京都の予算のはなし
はじめに
第1章 ことしの都政の問題点
山ほどある難問題
都は九つの政策をえらんだ
第2章 都の財制のしくみ
財政といつてもむつかしいことではない
都の予算はしめて二五七〇億円
都の予算はどのように編成されるか
第3章 あなたの税金はこう使われる
オリンピック予算とは本当か
なぜ土木費(道路費)がふえたのか
住宅難はいつ解決するか
谷間の人々に陽は照るか
本当に失業者はへつたのか
環境衛生の関係はどうか
経済局の予算はなぜふえたか
激動期の教育対策
犯罪と火事を防ぐ仕事はどうか
都の借金は多くない
職員の給料はあがるか
金額は少ないが注目すべき議会費
その他
第4章 都民の負担はこれだけになる
あらまし-目一杯にみた税収入
税金はだれがどう負担するか
国庫支出金-守られないワリカン支出
都債-どうしてこんなに少ないのか
特別区納付金-額は少ないが問題は大きい
その他-こういうものにこそ問題がある
第5章 特別会計について
競争事業会計-競輪廃止の世論をよそに
病院・市場・屠場・港
用地会計-都政のアキレス腱
その他
第6章 公営企業会計について
公営企業とは
交通事業会計について
水道事業会計について-水キキンはなくなるか
下水道会計について-陽のあたる事業とはなつたが
第7章 まず論より証拠を
大スジは国がきめている
都にはお金があまつている?
これで予算を消化できるか
バラバラなジャングル予算
あとがき
付表
国の三十五年度一般会計才出のあらまし
三十五年度の地方財政計画のあらまし
東京都の財政規模を国と地方に比べてみると
東京都のお金の使いみちはこのように変つてきた
都民一人・一世帯当りの経費のうつりかわり
*
1960 No.6
1 鉄とコンクリートだけがすべてではない
都市計画に欠けているものはなにか
連載対談(清水馨八郎、山田正男)
2 今こそ民主々義と地方自治の旗を
3 都政雑壇
便乗省たんじよう記
ストライキと管理職
都庁第3の男登場
死をいたむことに変りはない
偏向しているのはどっちだ
4 斗いのなかの都労連
定期大会をひかえたその表情
5 警視庁はたれのものか
6 大都市の交通政策はどうあるべきか
いまどういう意見がでているか
都市交通は外国ではどうなっているか
都市交通は一体でなければならない
7 特別区の請願と知事の態度
都議会総務広報渉外委速記録から
8 注目したい教育裁判(伊藤吉春)
9 万年書記長現場にかえるの記(神部秀夫)
10 職場通信 PTA会計の楽屋裏(葛岡雄治)
11 ドブの歌(岩太郎)
12 ▽組合だより
13 ☆書評
新潟市・その発展のために(柴田徳衛、小沢辰男)
前橋市の健康診断
競輪-その罪業のすべて(全電通)
14 あとがき
15 表紙・カット(山岡精一)
*
1960 No.7
1 国民運動を全都民のものに(阿利莫二)
2 連載対談 3回 首都整備局と都市計画(山田正男、芦原義信)
=建築家の立場からの注文=
3 都政雑壇
人見さん、シッカリ
高速道路建設を低速にしているもの
議論のまとの国民年金
区政調査委の廃止は住民の世論にしたがえ
都庁大衆の資本主義
4 都政に新らしい風は吹くか(こばやしけんじ)
5 路面電車よもやま話 その1
6 東京過小都市論(清水馨八郎)
7 前進したか特別区問題の審議
都議会総務広報渉外委速記録から
8 私たちはストをこう斗つた(東交青年部)
9 水キキンはいつなくなるか
10 才費値上げ問題はどうなる
11 新島を孤立させるな(山川国蔵)
12 曲り角にきた高校教育(幡野憲正)
13 ▽職場通信 奇妙な教科書奇妙な採択(葛岡雄治)
14 ▽書評
図説日本の財政
日本の住宅問題
道北自治研究
15 ▽組合だより
16 ▽あとがき
17 表紙・カット(山岡精一)
*
1960 No.8
1 連載対談(4回) 都市計画と民間の協力について(山田正男、渡辺武次郎)
2 水不足はどうしたらなくせるか(坂本喜一)
3 路面電車よもやま話 (その2)
4 対談 国民年金改善の運動をどう進めるか(青山良道、渡辺勇二)
5 都の教育費についての十六章
都の教育財政の三つの課題
児童生徒数の変化とこれからの教育
都の財政と教育費のあらまし
教育費は誰がどう負担しているか
都の三つの課題の解決策は
文部省の対策はどうか
教育課程の改定による財政需要
教育施設をよくするための費用
教育設備のための費用
すしづめ学級解消のための費用
教師のためにかかる費用
高校増設のための費用
社会教育のための費用
給食費と困窮児童のための費用
特殊教育のための費用
私費による負担は少なくなつたか
6 資料 東京における路面交通について =都市交通審議会答申全文=
7 区画整理の効用について(対島敬一郎)
8 ▽職場通信 学校の夏休みの話題(葛岡雄治)
9 ▽くみあいだより
10 ▽あとがき
11 表紙カット(山岡精一)
*
1960 No.9
1 連載対談 5回 都市計画をめぐる国と都の立場(宮崎仁、山田正男)
2 オリンピックと都政
3 交通局の友人への手紙(こばやしけんじ)
4 都政雑壇
たのんまっせ荒木さん
次は管外出張を上程いたします
組合のベビーブーム
おとこをあげた文教委員会
千三百万円の授業料
警備白書のゴタク
5 好況下の追加予算とこれからの都財政
6 子をもつ親の切実な声
7 ある町の合理化せん風
8 リコール運動はどうなるか
9 水不足をなくすための都民運動のレポート(わかきやすし)
10 都有財産管理とその問題点
11 貿易自由化と都民(斎藤雅夫)
12 投稿作品 銅像になった校長先生(野呂重雄)
13 ▽職場通信 勤評の季節(葛岡雄治)
14 ▽書評
農村は変わる
経済白書-その解説と批判
15 ▽組合だより
16 ▽あとがき
表紙カット(山岡精一)
*
1960 No.11・12
はしがき
第1章 東京の都市計画を理解するために
注目される東京の都市計画
都市計画とはなにか
第2章 都市計画の経済性と社会性
問題の意味
都市計画の経済的な意味
社会的な意味
第3章 都市計画の「計画」はどうなっているか
そのしくみ
計画をきめる機関と実施する機関
すでにきまっている計画
都市計画から首都圏整備計画へ
オリンピックと都市計画
第4章 東京都はいまどんな都市改造を進めているか
あらまし
交通
道路
港湾
河川
地盤沈下および低湿地対策
水道
下水道と清掃
住宅
公園・緑地・墓地
首都圏整備計画
第5章 都市計画をめぐる国と都の関係
都市計画法の考え方
首都圏整備法と都の立場
第6章 都市計画とその財政
制度はどうなっているか
財政の実情はどうなっているか
戦前からのうつりかわり
これからの問題
第7章 改訂をせまられる東京の都市計画
都市計画の問題点とその反省
首都圏整備計画の再検討
第8章 前進をはばむもの
用地の問題
機構について
現場職員の問題
むすびにかえて-都民の協力
参考文献
図表索引