民俗芸術 第3巻第7号-第12号(昭和5年7月~12月)
民俗藝術 第參卷第七號 昭和五年七月
祭禮の今と昔(北野博美)
淡路人形座訪問(竹内勝太郎)
挿圖―小作淡路操人形、若女形
人形頭諸相(内海繁太郎)
挿圖―桐竹門造氏と其人形〔檢非違使と定之進〕 莫耶・文七・文樂の文七〔盛衰記の松右衛門と樋口〕 大團七・小團七・檢非違使 孔明・由良之助・源太・若男 鬼一・大しうと・文樂のしうと 白太夫・政宗と娘頭・平作 婆・又平・與勘平・文樂の與勘平 寅王・陀蘿助・上人頭 蟹頭・盤若丸・老女形 娘頭笹屋・娘頭・がぶの娘のまま・がぶの鬼面になったところ お福・お岩そのまま・お岩の變化した面
盆踊漫談(中野桃男)
地獄の芝居(越原富雄)
武藏潤戸村「式三番叟」所感(九重左近)
越中射水郡下村の石搗踊り(野上兵作)
挿圖―石搗踊りの櫓及び藺編笠
奥浄瑠璃小控(北上生)
朝鮮の古樂(小寺融吉)
文樂座保存問題(竹内・島村)
創作版畫頒布
「繪本水や空」の復刻と「新水や空」
私事としてでなく(博美)
お願ひ
落ぶれた猿田彦
近頃のニュース映畫
二つの人形芝居
寄贈雜誌
新刊紹介
編輯後記
前號要目
諸國祭祀暦―五六七月分其他・二十七項
口繪 小作淡路操人形・夷三郎
表紙 佐渡おけさ(榎本紀芳)
民俗藝術 第參卷第八號 昭和五年八月
歌舞伎の民俗學的研究
移動劇場としての両舞臺(圖師嘉彦)
両舞臺大橋座の調査(圖師/尾形)
挿圖―両舞臺大橋座正面圖 同後面圖 同側面圖 警察届用平面圖 大橋座模型寫眞 略測平面圖 見物席寫眞 縱斷面 横斷面 樂屋内部寫眞 裏面外觀 屋根伏圖 両舞臺詳細平面圖 下手舞臺斷面 上手舞臺斷面 劇場寄席觀物場入場人員表 大小劇場入場人員表 大橋座ビラ 小道具馬の首評細圖 小道具馬の胴詳細圖
歌舞伎の地方分布と其民俗學的調査に就て(飯塚友一郎)
挿圖―播州甘地の地狂言・寺子屋 同・先代萩
民俗藝術としての歌舞伎(竹内勝太郎)
歌舞伎の新しい研究方法(編輯者)
掃門長者傳説の浄瑠璃化(森口多里)
聲曲雜考(佐藤敏)
佐渡のお祭風俗(水島長太郎)
挿圖―鬼太鼓の臺二種 獅子 神輿の行列 藝棚 提灯山車
三河北設樂の村々で行はれた神樂に就いて(辻紋平)
挿圖―神樂の舞臺
仙臺の夏越大祓式並鎭火祭(北上石城)
挿圖―男女の形代
越後直江津の祇園祭り(田中武男)
筑後三池の祇園祭り(嶺雲生)
伊豆熱海の鹿島踊り(齋藤要八)
挿圖―鹿島踊りの陣形
播州網干音頭(太田陸郎)
尻烙りと百八燈(北澤怡佐雄)
八月の祭りの中より
富山サンサイ踊の復活(K生)
挿圖―サンサイ踊寫眞
盆踊りの型の記述法(小寺融吉)
綜合と發見の新學説(陶祇)
両舞臺大橋座舞臺面(圖師)
河口慧海氏の西藏語
民謠問答
新刊紹介
編輯後記
口繪 両舞臺大橋座の舞臺面
表紙(榎本紀芳)
目次カット 寛永期の歌舞伎劇場より(圖師嘉彦)
民俗藝術 第參卷第九號 昭和五年九月
美田八幡宮の神の相撲
くつ草鞋とつまご草履(太田陸郎)
メクサレ エンツコ(橘正一)
能樂と神樂(小寺融吉)
民俗藝術史上に觀る女性(赤井久子)
奥澤村九品佛の來迎會
再調記録(博美)
二三の要點(正慶)
昔に返したい(融吉)
写真(通久)
萬作芝居の臺本(西角井正慶)
「こひしくは」の歌謠を辿る(志田延義)
各地の舞樂現状
下野花岡の芦畔獅子(高瀬源一)
石見大田八幡の古傳神事(朝山皓)
乗合舟
座頭の耳(橘正一)
戎まはし(神城正一)
虎舞ひ(宮尾しげを)
諸國子供遊び集
阿波の鬼事遊び十二種(金澤治)
信濃上伊那赤穂村の兒戯二三(田畑邦男)
下野安蘇郡赤見村の子供遊び(小暮幸子)
大阪の手毬唄(鈴木太良)
安房千倉町の子守唄 樂譜入(石氏弌)
静岡地方の童謠(土屋武夫)
子供竹馬遊びの圖(博美)
両舞臺の記事を讀みて(高井義信)
東西南北(南北生)
原稿お願ひ
新刊紹介
編輯室から
諸國祭祀暦―九月分其他
挿圖・寫眞―美田八幡宮の神の相撲 くつ草鞋 つまご草履 メクサレエンツコ 九品佛來迎會見取圖 菩薩錬道の一 菩薩錬道の二 新島越念佛寺の來迎會圖 菩薩錬道の三 花岡の芦畦獅子寫眞 芦畦獅子の花笠 子供遊び圖
口繪 子供竹馬遊の圖
表紙 來迎會の菩薩(榎本紀芳)
民俗藝術 第參卷第拾號 昭和五年十月
六齋念佛調査記録
六齋見學記録(北野博美/小寺融吉/小田内通久/西角井正慶/圖師嘉彦)
挿圖―山中湖 山中湖全圖 平野部落寫眞 長田金作氏藏の文書 古屋敷地圖 幣の種々 幣の切り方 アミヒキ荒神 輿 道場見取圖 道場の装飾 海雲山壽徳寺 四方堅めの旛 祭壇見取圖 昇り幣・降り幣 道場正面寫眞 道場着座見取圖 アラゴモの圖 道場着座見取寫眞 五方堅めの九字 三拜九拜の圖 兜の印 二本太刀の呪文 平祈祷着座見取圖 平祈祷の讀經 平祈祷のつとまはし ひきとり どざいじめ のばなし 太刀の幣と祓ひ 本祈祷着座見取圖 太刀の祓ひ 輿送り ひきめ 高燈籠
見學所感
私の記録を讀まれる人々に(小寺融吉)
蟇目を中心として(西角井正慶)
その宗教的基礎(小田内通久)
ほうとした頭で(北野博美)
各地の舞樂の現状
美濃武儀郡のヒンコケ祭(こだら才平)
浅間神社の炬火と押鉾(高山靜子)
美濃郡上の七十五結び(石田源三)
成島毘沙門天の赤坊角力(鳥坂百合子)
岩代安達の里に傳はる太々神樂(本田安次)
挿圖―神鑑樂 五神囃子樂譜 大和拍子樂譜
操人形頭に就ての質問(中島繁男)
右へのお答への一つ(小田内通久)
諸國子供遊び集
大和郡山城下の子供遊び(小島千夫也)
盛岡の子供遊び(橘正一)
攝津・河内の子供悪戯二種(藪重孝)
阿波の子供遊び(金澤治)
京都の童謠(藪田嘉一郎)
大阪の羽根つき唄(鈴木太良)
こひしくはの歌謠(鈴木重光)
盆踊餘聞(東西南北生)
新刊紹介
編輯後記
寄贈雜誌
嶋村知章氏の逝去
諸國祭祀暦―十月分其他・五十三項
口繪 六齋念佛道場祭壇
表紙 六齋念佛「一本太刀の行ひ」(小田内通久)
民俗藝術 第參卷第拾壹號 昭和五年十一月
神事舞解説
奉納神事舞ひの寄する言葉(北野博美)
佐伯神樂 豐後南海部郡所傳(疋田泉)
挿圖―神遊びの寫眞 御綱の寫眞
獅子をどり 信濃上田市所傳(上田市役所)
挿圖―常田獅子の寫眞二葉
有田の田樂 紀伊南廣村所傳(八幡社社務所)
挿圖―有田田樂の寫眞二葉
赦免地踊り 山城八瀬村所傳(八瀬村役場)
挿圖―津島をどり 尾形をどり
鷺舞ひ 石見津和野町所傳(彌榮神社社務所)
挿圖―鷺舞ひの寫眞
屋臺囃子と豐年踊り 武藏秩父町各町村所傳(大亦詮一郎)
挿圖―御旅所略圖 屋臺出發の光景 屋臺芝居辨慶上使の段
ひやま 羽前飽海郡蕨岡村所傳(小寺融吉)
挿圖―みかぐら おきな 三番叟 わらびをり 大江山
諸國子供遊び集
備前の兒戯(嶋村知章)
阿波の子供遊び(金澤治)
佐渡小木港の童戯(靑柳秀夫)
下野地方の冬の遊び(高橋勝利)
屋臺の上の式三番(K生)
兼常・辻両氏の日本音樂集成
編輯後記
黒木勘藏氏の逝去
諸國祭祀暦―十一月分其他・二十一項
口繪 秩父の屋臺と式三番叟
表紙 奉納神事舞地圖(榎本紀芳)
民俗藝術 第參卷第拾貮號 昭和五年十二月
長野縣下伊那郡川路地方のになは(中島繁男)
攝津櫻塚の額行燈(鷲尾三郎)
灘の酒藏で用ゐる「ことぼし」(同人)
常陸鹿島神宮の御船祭り(石川日出男)
寫眞―陸上供奉列 御座船 御座船大船津着御の刹那 供奉船
大物忌神社の特殊神事(社務所)
挿圖―葦管の圖 花笠 玉酒の器
雅樂の譜に就いて(兼常清佐)
鶴岡のおばこ(湯朝竹山人)
越中民謠布施谷節(小柴直矩)
挿圖―西布施の地圖 樂譜
筑後麻生池神社のはんや舞(社務所)
諸國子供遊び集
播磨の子供遊び(河本正義)
上野吾妻地方(浦野克彦)
備前の兒戯(嶋村知章)
阿波の猫買ひ(金澤治)
二大舞曲の會
今津宵獅子の補正(鷲尾正久)
細棹に依る人形芝居の會
「佐渡の民謠」を見て(竹山人)
編輯後記
諸國祭祀暦―七月-十二月
表紙繪 繪馬(小田内通久)