知性 第5巻第1号-第5号(昭和17年1月~5月)
第5巻第1号(昭和17年1月1日發行)
巻頭言
意志について(武者小路實篤)
世界的規模の構想へ(中島健藏)
アメリカ管見(中野好夫)
學生に何を望み得るか(渡邊一夫)
文學繼承の課題(矢崎彈)
文學の系譜
人道主義(伊藤信吉)
感動の再建[時評](伊藤整)
追憶のレニングラード(湯淺芳子)
日の丸兵舎[繪と文](橋本徹郎)
科學する現場
太陽の光源(島村福太郎)
大氣浮游物(伊東彊自)
紫外線とオゾン(神山雅英)
一つの行路(增山元三郎)
掌は大にして[詩](稲津靜雄)
短篇小説特輯
流寓記(上林曉)
四月か五月(半田義之)
クラーク氏の機械(石上玄一郎)
霜夜(福田淸人)
情愛(窪川稲子)
編輯後記
カット(長谷川三千春)
第5巻第2号(昭和17年2月1日發行)
巻頭言
統制下の法律樣相(牧野英一)
生死について(佐藤信衞)
文學の系譜
象徴主義(片山敏彦)
自己を語る作家[時評](伊藤整)
報道と文學(火野葦平)
隨想
小杉天外氏のこと(德田秋聲)
仲秋節とその後日(長與善郎)
ワーグナーの弟子(竹山道雄)
ドン・キホーテ研究(會田由)
民俗學の課題(關敬吾)
中華民國の藍に就いて[詩](草野心平)
現場する科學
血清學・免疫學の道(室田有)
住宅の方位(平山嵩)
隨所隨感(西脇仁一)
外遊時代[新舞踊三十年](石井漠)
創作
春光(舟橋聖一)
暮色(上田廣)
水兵(新田潤)
さくらの話(大谷藤子)
編輯後記
カット(長谷川三千春)
第5巻第3号(昭和17年3月1日發行)
戰時下の文化運動(岸田國士)
歴史について(樺俊雄)
大東亜戰争と青年(穂積七郎)
獨逸精神について(氷上英廣)
特輯 南方文化の現狀
蘭領印度の文化(山田文雄)
マレーの文化事情(太田喜久雄)
ビルマの文化(蒲池清)
比律賓の文化(佐々木勝三郎)
憂國の心と小説[時評](伊藤整)
日本舞踊の「なんば」考(田岡良一)
自然の美と美術の美(岸田劉生)
晩年の岸田劉生(土方定一)
科學のページ
研究の合目的性(栗原嘉名芽)
アメリカの科學の性格(飯盛武夫)
麗音を發するガラス(杉江重誠)
隋筆
若がへる(壺井榮)
或る想ひ出(石原純)
イタリアの外人大學(德澤献子)
雪だるまをつくる(尾崎一雄)
外遊時代[新舞踊三十年](石川漠)
ファブル的隨筆(平野威馬雄)
遠雷抄[詩](久須耕造)
紅梅[短歌](岡麓)
創作
寓話(矢田津世子)
初旅(木山捷平)
春の旅(中谷孝雄)
扉(鈴木善太郎)
編輯後記
カット(長谷川三千春/池野清)
第5巻第4号(昭和17年4月1日發行)
巻頭言
大東亜戰争の將来と科學(加茂正雄)
南方諸民族の統轄(中川善之助)
犠牲の時代(島芳夫)
知識階級の任務(大串兎代夫)
●故人數人(正宗白鳥)
●支那の民話と民謠(魚返善雄)
戰争と青年と學問[座談会](辰野隆/仁科芳雄/永田清)
大東亜共榮圏と日本語共榮圏(石黒修)
ヴォオ砲壘死守(山田珠樹)
いのり[詩](大江満雄)
魄力[短歌](鹿兒島壽藏)
新しい中世紀の美術(森口多里)
東洋化學史の斷面[一](道野鶴松)
●日本の特殊鋼に就いて(玉置正一)
●マニラ麻とカポックと絹の短繊化(祖父江寬)
新舞踊三十年[完](石井漠)
死闘ブキ・テマ高地—マレ戰線従軍記—(影山正雄)
創作
變る(豊島與志雄)
七六(西川芳野)
後記
カット(長谷川三千春/篠原薫/赤松俊子)
第5巻第5号(昭和17年5月1日發行)
巻頭言
戰争と國防國家(黑田覺)
翼賛壮年團と青年組織(今泉孝太郎)
學生勤勞のもつ形成力(海後宗臣)
●東北の郷里から(平貞藏)
●右と左(高木貞治)
●阿波の鳴門(木村素衞)
學徒錬成の精神[座談會](今田竹千代/内海繁太郎/原實/杉本榮一)
わが神代史を神話と云ふを斥く(齋藤瀏)
泰佛印市場素描[繪と文](永田直三)
二月のある日[詩](佐藤さち子)
日本の花[歌](五島美代子)
光の群像[詩](長田恒雄)
歌の言葉(會津八一)
移動演劇の問題を中心として(園池公功)
蛇郎譚二則[譯](奥野信太郎)
ジャヴァの藝術[譯](丸山誠次)
東洋化學史の斷面[二](道野鶴松)
●寫眞レンズの現状(日置隆一)
●金言と科學(福本喜繁)
ラングーン突入記—ビルマ攻略先鋒部隊従軍録—(福井希行)
創作 鶯(藤森成吉)
後記
カット(篠原薫/赤松俊子/氏橋靜一)