知性 第4巻第8号-第12号(昭和16年8月~12月)
第四巻第八號 八月號(昭和16年8月1日發行)
カット挿畫(原井勲/氏橋靜一/入江秀行/吉田貫三郎)
巻頭言
進歩主義と歴史主義(鈴木成高)
植民地奴隷型文化(齋藤晌)
倭寇(木宮泰彦)
化學界への一提言(加藤多喜雄)
福澤諭吉論(吉田正文)
[涼風隨筆]雷鳴(畠山久尚)
春日亭清吉のこと(森三千代)
脳と酸素と保健(淺田一)
ゴンチャロフの日本觀(中村光夫)
隨筆について(佐藤功一)
秀吉の出現(森田草平)
過去は過去とす(佐藤信衞)
文藝時評(上司小劍)
砲隊鏡[科學時評]獨ソ戰と日本技術(村川洯)
[音樂詩評]非専門家の積極性(諸井三郎)
[映畫時評]映畫の抽象(今村太平)
[風俗時評]化學といふ迷信(古谷綱武)
[詩壇時評]「言擧げ」その他(平木二六)
[市民時評]界隈から(長田恒雄)
娘への手紙(セヴィニェ夫人/新庄嘉章譯)
[繪と文]ロードス島の陶器(硲伊之助)
[短歌]海底生物(中村正彌)
[俳句]母子の夏(安住敦)
[版畫と文]一心敬禮(棟方志功)
ロダンと明治大正時代(三)(森口多里)
化學する現場 石油と世界情勢(高橋竹藏)
三色寫眞の色彩矯正(岡利亮)
低温の世界(栗屋良馬)
巴里の生活記(荻須高德)
特輯グラビヤ 北千島とカムチャッカ
北洋資源圏の展望(祥瑞専一)
新舞踊三十年(石井漠)
[詩]湊川(高橋成直)
外誌漫畫集
短篇小説特輯 病犬(武田麟太郎)
世間知らず(高木卓)
卵(木山捷平)
縁談(大谷藤子)
遠い命(室生犀星)
猫(新田潤)
後記
第四巻九號 九月號(昭和16年9月1日發行)
カット(長谷川三千春)
巻頭言
經濟社會學論のために(戸田武雄)
日本的故人主義論(岸本誠二郎)
大久保利通の政治精神(鈴木安藏)
ロマネスクなものへの希求(窪川鶴次郎)
ラ・ロシュフコオ散歩(北原武夫)
文藝時評(上司小劍)
音感教育の価値(小幡重一)
科學 獨逸とアメリカの化學(堀口博)
研究と人間(稻村耕男)
温泉の成因(黑田和夫)
誰が再び一粍に四千八百本の線を引くか(東條四郎)
メッサーシュミット(山本峰夫)
科學展望臺(山屋三郎)
バベルの塔(氷上英廣)
娘への手紙(セヴィニェ夫人/新庄嘉章譯)
カリラとディムナの寓話(永田寬定)
[初秋隨筆]書齋行進曲(西村眞琴)
倉の話(田邊泰)
香匂閑談(加福均三)
内山渓流釣魚(繪と文・野間仁根)
涼夏小唱(短歌・鹿兒島壽藏)
パラディ・75・コクテールに(詩・金子光晴)
詩の生命について(阪本越郎)
[時評]聖戰美術と海洋美術(美術・外山卯三郎)
神人の思想と言葉の純粋性(詩壇/大江満雄)
模倣の逆説(科學映畫・岩堀喜久男)
禿鷹旋回するダカアル(W・O・オリヴァ)
新舞踊三十年(石井漠)
書評 日本銅板畫志[西村貞著](隈元謙次郎)
ツルゲーネフ傳[大塚幸男譯](神西清)
日本科學史[伊藤至郎著](赤木健介)
創作 秋晴(中山義秀)
霧の街(壺井榮)
恙蟲病(伊藤永之介)
銷夏讀物目録
編輯後記
第四巻十號 十月號(昭和16年10月1日發行)
巻頭言
愛郷論(中島健藏)
「大東合邦論」(平野義太郎)
危機における人間性の意識(吉満義彦)
勞務者慰樂と文化の問題
勞務者の慰樂と文化(乘富丈夫)
工場新聞について(島木健作)
生活科學に寄せて(今野武雄)
文藝時評(上司小劍)
文學非力説に就いて(高見順)
イスパニヤの"惡者小説"(會田由)
娘への手紙(セヴィニェ夫人/新庄嘉章譯)
新興燃料と自動車(小林明)
未開地(藤岡由夫)
科學する現場 蠶の話(梅谷與七郎)
浮游生物を探る(阿部徹)
能(櫻間金太郎)
[隨想]木曾の秋(中西悟堂)
あんぱん文明(中原虎男)
海洋航空(松永壽雄)
蟲に好かるゝ(繪と文・津田青楓)
新舞踊三十年(淺草歌劇時代・石井漠)
[時評]美術時評(尾川多計)
映畫時評(上野耕三)
風俗時評(武野藤介)
[創作]温泉療養所(伊藤整)
虎(尾崎一雄)
鼻(金史良)
編輯後記
カット(長谷川三千春/猪子斗示夫/入江秀行)
第四巻十一號 十一月號(昭和16年11月1日發行)
巻頭言
文化更新の時代(長谷川如是閑)
科學精神と詩精神
科學と藝術(太田正雄)
分解と綜合(森口多里)
科學者と詩人(太田千鶴夫)
科學と詩について(壺井繁治)
朔源への意思(神保光太郎)
廣津和郎と散文藝術論(平野謙)
新人論一(岩上順一)
[文學の系譜]浪蔓主義(石川道雄)
文藝時評(上司小劍)
航空詩の提唱(セルドン・ロッドマン/山屋三郎譯)
科學する現場 癩菌と闘ふ(福島伴次)
鋼つくりの話(深堀佐市)
身邊の気象學(畠山久尚)
舊友(隨筆・吉井勇)
海外文化通信
日本映畫の新動向 映畫新體制の方向(不破祐俊)
業者の使命(三橋哲生)
日本映畫の動向(今村太平)
映畫の新動向(澤村勉)
印度小説 胚盤の改宗(キップリング作/宮西豊逸譯)
科學雑誌評 科學知識・科學人・科學主義工業(中島正)
科學畫報・科學・科學ペン(竹中半兵衞)
[創作]實歴史(丹羽文雄)
橋(矢田津世子)
おりき(西川芳野)
編輯後記
カット(長谷川三千春)
第四巻十二號 十二月號(昭和16年12月1日發行)
巻頭言
半官僚論(津久井龍雄)
民俗とその起源の問題(新明正道)
科學の頭と藝術の頭(富塚清)
秩序に就いて(清水幾太郎)
英雄と聖者(小林珍雄)
光悦の矜恃(暉峻康隆)
文學の系譜 開花の風潮と自然主義(中村光夫)
新人論(岩上順一)
文藝時評(上司小劍)
都市失樂園史(石川榮耀)
科學する現場 湖沼と湖底の湧水(吉村信吉)
防火塗料(相三衞)
機械工場の科學(久保俊彦)
科學の常識の檢査(白井俊明)
巡業時代(新舞踊三十年・石井漠)
旅さきで逢つた人 デヴォルフさん(野上彌生子)
一旅人の目(中山義秀)
ティーレ老人(枝法)
忘れ難い印象(中島健藏)
不惑(短歌・鈴木杏村)
[創作]誰(太宰治)
三人(德永直)
實歴史(丹羽文雄)
編輯後記
カット(長谷川三千春)