知性 第3巻第9号-第12号(昭和15年9月~12月)
第三巻第九號 九月號(昭和15年9月1日發行)
[創作]花の精(上林曉)
得能五郎の生活と意見(伊藤整)
權力政治論(西村貞二)
大戰後の歴史哲學(宮島肇)
西山一窟鬼(吉川幸次郎)
ドイツ文學の新しい生命(高橋健二)
未知の開拓者(中山義秀)
雲上漫語(木暮理太郎)
蟻と近代戰爭(萩原朔太郎)
[文學の新しい方向]作家精神の嚴しさ(日比野士朗)
南方文學(中村地平)
文學的な條件として(伊藤整)
穴は埋められてゐるか(岩倉政治)
手固さとは(小田嶽夫)
書き得るものを(上田廣)
殘燭の焰(宮内寒彌)
東洋の系圖(山本和夫)
アジア諸民族の文學(德永直)
方向私觀(寒川光大郎)
文化の特質と文化國策(津久井龍雄)
人間探究(荒木巍)
獨伊の文化提携(濱野修)
バルト三國と露文學(双葉芳彦)
夏の北海道から(和田本夫)
民謠に關聯して(壺井繁治)
イギリスの鏡(ヴェー・ゲッツ))
[時評]音楽(清水脩)
新劇(落合太郎)
映畫(永井智雄)
放送(山本二郎)
沌明[短歌](岡野直七郎)
法師温泉まで[俳句(篠原梵)
夏盲兒[俳句](安住敦)
冷かな眼のはてに[詩](大江満雄)
[書評]若きレナーテの生活(濱野修)
現代詩人論(山本健吉)
バルザックの覺書(宇野浩二)
シューマンの音樂觀(高野瀏)
編輯後記
出版だより
第三巻第十號 十月號(昭和15年10月1日發行)
[創作]電報(小山いと子)
艪(壺井榮)
三つの悲憤(豊島與志雄)
長耳國漂流記(中村地平)
得能五郎の生活と意見(伊藤整)
鳥瞰(佐藤信衞)
彫刻家の場合(髙村光太郎)
槪念の改造(船山信一)
自然科學と宗教(富塚清)
文學[諸學の新方法1](中島健藏)
日本繪畫の創造のために[特輯]
日本畫の傳統と將來(金原省吾)
日本畫の今日、明日(伊藤廉)
政治的精神と造型文化(横川毅一郎)
繪畫の傳統について(荒城季夫)
日本に於ける洋畫の特性(福澤一郎)
日本畫と洋畫の技法(鍋井克之)
日本畫と洋畫の將來(里見勝藏)
婦人の讀者(宮本百合子)
物理學と數學(荒木源太郎)
[私の近作について]銃後の覺悟(長與善郎)
思ひあれこれ(湯淺克衞)
私の短篇集(德永直)
「秋の嵐」について(宮内寒彌)
近作集「野」について(上林曉)
近作について(荒木巍)
正確なる理解(張赫宙)
青衣の姑娘(山本和夫)
近作について(丹羽文雄)
創作近況(坪田譲治)
バヒナー・パーイーの言葉(吉原公平譯)
[時評]詩壇(富士正晴)
新劇(落合直)
映畫(永井智雄)
放送(山本二郎)
夕涼み[和歌](穂積忠)
夕燒けの時刻[俳句](池内友次郎)
[書評]女の決闘(岩田義一)
「今昔」讀後(坪田譲治)
女の手帖(伊藤整)
フロオベルとモーパツサン(西村孝次)
スタンダールの知性(小林正)
東西文化の接觸(ポール・ヴァレリ)
市民詩の傳統(エイベン・バウム)
編輯後記
出版だより
第三巻第十一號 十一月號(昭和15年11月1日發行)
[創作]新しき道義(岩倉政治)
廢家(室生犀星)
夢の棲家(德永直)
得能五郎の生活と意見(伊藤整)
長耳國漂流記(中村地平)
梶井基次郎(中谷孝雄)
少年院一挿話(田寺政夫)
知性の倫理(吉満義彦)
燈火管制の夜に(中島健藏)
社会學[諸學の新方法Ⅱ](清水幾太郎)
素人文學論(西村孝次)
近代科學の創始者たち(菅井準一)
[籬のうちそと]宇宙的な心(中村地平)
作者と作中人物(壺井榮)
この頃の自分の作品(伊藤整)
「身邊大説」について(岩倉政治)
文學の私(近松秋江)
[時評]文壇(綿貫日國)
新劇(落合直)
詩壇(富士正晴)
放送(山本二郎)
映畫(永井智雄)
生業吟[和歌](高田浪吉)
銃後の秋[俳句](道部順)
八町畷[民謠](藪田義雄)
[書評]『現代獨逸文學と背景』(神保光太郎)
『雉子日記』(上林曉)
『諸國の天女』(北川冬彦)
日獨文化交驩五十年(ヘルベルト・ルドルフ)
編輯後記
出版だより
第三巻第十二號 十二月號(昭和15年12月1日發行)
[創作]長耳國漂流記(中村地平)
新しき道義(岩倉政治)
毛むじゃらな手(田畑修一郎)
人間の記録(綿貫六助)
社會學(清水幾太郎)
畫一主義の匡救(中島健藏)
北海道駒ケ岳紀行(福本喜繁)
樂しき雜談(中野重治)
岸田文化部長(岩田豊雄)
亡命學者の近況(白山夏樹)
満州の印象(三木清)
北支點描(豊島與志雄)
芋錢先生敬慕之碑(宮崎稔)
[爐邊隨想]霧と白樺(林房雄)
現實追及の方法(間宮茂輔)
遠い願ひ(宮本百合子)
居常小吟[短歌](植松壽樹)
栗林公園[俳句](笠原靜堂)
映畫時評(永井智雄)
新劇時評(落合直)
[書評]「詩と眞實」(高見順)
「或る女の半生」(古谷綱武)
「小さい小説」(元木國雄)
「古鏡」(丸山薫)
「父は戰に」(中村地平)
「ゴロヴリョフ家の人々」(双葉芳彦)
相補性と物心一如(仁科芳雄)
集團への逃避(宮城音彌)
編輯後記