知性 第2巻第1号-第5号(昭和14年1月~5月)
第二巻第一號 新年號(昭和14年1月1日發行)
△表紙・扉繪(庫田叕)
カツト(中村妙子/猪子斗示夫/荒木剛)
[巻頭言]評論の權威
新秩序の基礎
特輯 國民組織の知的風土(蠟山正道)
國民再組織の理想と方法(今中次磨)
國民組織と國民運動(三輪壽壯)
知識層の課題と態度(笠信太郎)
人間の發展(阿部知二)
[全體時評]政治の知性と近衞内閣(津久井龍雄)
新春隨筆
濱田耕作先生のこと(天野貞祐)
某月某日(高村光太郎)
箱根の雲(土井虎賀壽)
歴史は急ぐ(安井郁)
☆科學者の文化批評[科學時評](永野繁二)
☆新時代への發足[學藝時評](市川爲雄)
科學者と自然研究(石本巳四雄)
自由主義と全體主義(五十嵐豊作)
知性について トオマス・マンとリルケ(大山定一)
哲學ノート 連載第一回(三木清)
作家的思想(豊島與志雄)
文學の文化的限界(河上徹太郞)
現代小説に於ける「歴史感」(中島健藏)
演劇放談[八](尾上菊五郎)
東北の山と人生 生産面ルポルタアジユ(大西伍一)
[詩]明月の下、私は大陸へ往く(山本和夫)
新しい歴史(佐伯郁郎)
サフラン(馬淵美意子)
連載第一回 ガルガンテユワ(フランソワ・ラブレー/渡邊一夫譯)
メリメの手紙(杉捷夫譯/前川堅市譯)
創作 水邊(森山啓)
編輯後記
第二巻第二號 二月號(昭和14年2月1日發行)
△表紙・扉繪(庫田叕)
カツト(中村妙子/猪子斗示夫/荒木剛)
自由主義と發展する全體(中島重)
社會立法と合理的精神(大河内一男)
自給自足經濟の論理(岸本誠二郎)
[評論界を診る]
評論家の指導性(室伏高信)
評論の意義と協會の使命(石橋湛山)
批評の生活遊離について(上泉秀信)
近衞前首相の責任の限界(關口泰)
政治の昇華方向(溝口勇夫)
[隨感・隨想]
或る風潮について(岸田國士)
郷土(矢部貞治)
創作の批評性(伊藤整)
大陸と文學(飯島正)
哲學ノート 第二回(三木清)
<六號雜記>
文學以前(豊島與志雄)
談話室(中島健藏)
彈は未だ撃たない 戰線通信(山本和夫)
詩 天(草野心平)
彼等は何故我々ユダヤ人を嫌ふか(A・アインシュタイン/遠藤斌譯)
<ナポリ噺>魚(金子光晴)
商業劇場と新劇(田口竹男)
フランソワ・ラブレー ガルガンテユワ第二回(渡邊一夫)
[こうぢい・こうなあ]
中村博士の物理學周邊(辻二郎)
草野心平氏への私信(三好達治)
カレル・チヤペックのこと(中野好夫)
創作 稻熱病<いもち>(岩倉政治)
海外速報版
編輯後記
第二巻第三號 三月號(昭和14年3月1日發行)
△表紙・カツト(中山治郎藏)
カツト(中村妙子/猪子斗示夫)
日本的性格の形態的表現(長谷川如是閑)
農民生活への反省(風見八十二)
我國の科學的文化に於ける脆弱性(玉蟲文一)
知性の宿命(桑木嚴翼)
支那と満州(平貞藏)
教育の社會的使命(清水幾太郎)
有閑階級論(河上徹太郞)
宮澤賢治の藝術觀(中島健藏)
長篇小説論評[第一回](森山啓)
短篇小説論(石河穣治)
ウイリアム・バトラ・イエイツ斷想(中野好夫)
哲學ノート[第三回](三木清)
プロスペル・メリルの手紙[其二](杉捷夫/前川堅市譯)
數學史餘話(吉岡修一郎)
ラブレー ガルガンテユワ[第三回](渡邊一夫譯)
[ぽえむ]
明るい脱帽(月原橙一郎)
夢を見る神(山之口貘)
あ・ら・ろんど
文學以前(豊島與志雄)
生物と非生物の境(石森直人)
シネモンド(今日出海)
演劇放談[九](尾上菊五郎)
[時評]詩壇(長田恒雄)
新劇(落合直)
音楽(清水脩)
ブツク・レビユー 柳田國男氏の「歳時風俗語彙」(肥後和男)
葉山嘉樹氏の「海と山と」(伊藤整)
創作 日曜と月曜(高見順)
ヒヨコの悲劇(中村地平)
出版だより
編輯後記
第二巻第四號 四月號(昭和14年4月1日發行)
△表紙・カツト(中山治郎藏)
カツト(中村妙子/猪子斗示夫)
推理と直觀(務臺理作)
學問の自主性と政治(新明正道)
國體明徴と形態心理學(城戸幡太郎)
上海租界は崩壊するか(加田哲二)
讀書論(天野貞祐)
平賀東大總長論(平山隆)
特輯[學問の新構想]
學の専向と多岐(小泉丹)
學問の民族性と世界性(船山信一)
明日の語學(中野好夫)
學生と教師(渡邊一夫)
[えつせい]
でうす・えくす・まきいな(田中美知太郎)
火吹竹のことなど(柳田國男)
哲學ノート[第四回](三木清)
長篇小説論評[第二回](森山啓)
ラブレー ガルガンテユワ[第四回](渡邊一夫譯)
詩壇時評(野長瀨正夫)
新劇時評(大野惠造)
[詩] しにつく(小森盛)
故郷(高橋新吉)
満州の本(飯島正)
世界の輿論を創る人々[アメリカ篇](高田市太郎)
[海外展望]
英米の對日厭迫・其後のスペイン・チユニス問題緊迫・グアム防備否決・米國外交の危機・英國首相の人気・チエコスロバキヤ遂に崩壊
文學以前(豊島與志雄)
談話室(中島健藏)
演劇放談[十](尾上菊五郎)
ブツクレビユウ 土井虎賀壽氏「觸學的世界像の成立」(船山信一)
谷崎潤一郎氏「源治物語」(五十嵐力)
吉岡修一郎氏「數學文化史」(本田秋郎)
小鳥競争[小品](坪田穣治)
鳥 創作(平川虎臣)
あ・ら・ろんど
編輯後記
第二巻第五號 五月號(昭和14年5月1日發行)
△表紙・カツト(中山治郎藏)
カツト(中村妙子/長濱重太郎/高橋忠彌/清水崑)
巻頭言・「知性」創刊一周年に際して
實證的精神(清水幾太郎)
戰時經濟と物價政策(野崎龍七)
職能教育論(宮島清)
事變と婦人の地位(帯刀貞代)
長岡學士院長の横顔(和田四郎)
リヒヤルド・ワーグナー生誕百二十五年(大塚金之助)
讀書日記『サンタヤーナ會見談』(桑木嚴翼)
知識のモラル—哲學ノート第五回—(三木清)
座談會 知性文化の新方向を語る(佐藤信衞・中島健藏・仁科芳雄・藤岡由夫・三木清)
文學に於ける自給自足的傾向(中島健藏)
長篇小説論評[第三回](森山啓)
時評的演劇論(鈴木英輔)
映畫時評(染谷格)
新劇時評(落合直)
獨裁國の評論家群[イタリヤ・ドイツ](三浦逸雄/平山哲)
歐州の破局は不可避(鈴木東民)
危機の歐洲展望 米國の参戰は必然
ソ聯は消極的態度
大英帝國の苦悶
ラブレー ガルガンテユワ[第五回](渡邊一夫譯)
演劇放談[十一](尾上菊五郎)
詩壇時評(草野心平)
音樂時評(清水脩)
友人安行君の性格[小品](井伏鱒二)
春・鉛筆の蕊も軟かく[戰線通信](山本和夫)
[詩]北京(金子光晴)
二人は登つて行きました(芳本優)
石段 創作(小山いと子)
[書評]觀世左近「能樂隨想」(野々村戒三)
田畑忍「加藤弘之の國家思想」(青山道夫)
宮澤賢治「宮澤賢治名作選」(神谷暢)
編輯後記