愛書趣味 第1巻第1号-第6号、第2巻第1号-第6号 = 第1号-第12号(大正14年10月~昭和2年9月)
創刊號
無料雜誌と自分の過去(齋藤昌三)
本誌發刊に際し(靑山督太郎)
翻譯文學の嚆矢(相模三郎)
ふくろのねごと(木木町人)
その後の天井相場(獨太蘆)
處女作並に處女出版(長尾桃郎)
募集 求めたし
二つの初版(筆訶書屋)
發禁の一新例
ぼんやの包紙
藏書票と表紙繪(豊仲未鳴)
紅葉山人『京人形』の異本(少雨閑莊)
小説星取一覧(三角洲)
鏡花氏の處女作(齋藤昌三)
創刊號趣味(須知峽風)
愛書房座談(靑山生)
言文一致(物集高見)
馬鹿相場の罪は誰(長橋街人)
新刊の良書
乃利止波左美
發行に至る迄(督太郎)
雜談室
表紙 ー挿繪。「リブリス」
口繪「浮雲」「新舊創刊號」
第二號
愚書か珍書か(齋藤昌三)
誤られた二葉亭(坂本石創)
處女作並に出版物(長尾桃郎)
新刊の良書(十、十一月中)
「啞の旅行」を讀む(癸未山人)
雨三日拜借したし(編揖部)
乃利止並左美
ほんやの包紙
前號「京人形」に追補
「新磨妹と脊かゞみ」異本(少雨莊閑人)
馬耳と壁眼
「明治全小説戯曲大觀」に就て(齋藤昌三)
芦花氏「黑潮」の序(湘南浪人)
横濱に關する古版本(鹿田文一郎)
「典籍叢談」を讀みて(相摸三郎)
文壇別號考
愛書山房座談(靑山生)
表紙の藏票
言文一致(物集高見)
課題と回答
舊刊もの廣告例
雜談室
表紙 詩集のリブリス ー二ー
口繪 「守銭奴の肚」「新舊創刊號」
第三號(大正十五年八月二十日發行)
明治初期の反譯小説(齋藤昌三)
随筆「落葉」より
古書の馬鹿相場
ユーゴーの「自由の凱歌」
小栗風葉氏逝く
春本と風葉(湘南浪人)
雑誌に出た讀物
デカメロンの譯
處女作並に出版物(長尾桃郎)
質疑欄
西國立志編(法月俊郎)
新刊の良書
外骨物の事でも(長橋街人)
「花籠」の異本(少雨莊閑人)
言文一致(物集高見)
笑婦傳(齋藤昌三)
特殊な研究(道祖神)
糊と鋏
佳作一覧表(三角洲)
雜談室(四人)
表紙 詩集(かなたの空)のリブリス ー三ー
口繪 「シーザー奇談」「西國立志編」「新奮創刊號」
第四號(大正15年4月25日發行)
圓朝と明治文壇(齋藤昌三)
圓朝の辞世
圓朝全集編纂餘談(鈴木行三)
圓朝の筆跡
圓朝とモウパツサン
蝦夷なまり序(末松謙澄)
書齋と光線(藤村)
英國讀書界の新傾向(上田恭輔)
おがむだり正眞の御姿(愛鶴軒)
定價と賣價
新刊「小説神髄」と初版本(相摸三郎)
圓朝墓表の説明(鎭目桃泉)
「夢の女」の異本(少雨莊閑人)
附「妹と脊かゞみ」追補
出版の次第やら申譯やら(忍月居士)
新刊の良書
處女作並に處女出版物(長尾桃郎)
文壇別號考
毒藥の壺
愛書山房閑談(靑山生)
雜談室(誌友)
古本安直禮讃
寄贈書紹介
逝ける人々
課題と回答
表紙のリブリス
編揖室から(督昌)
表紙「邪宗門」の扉繪より
口繪 「やまと新聞」の圓朝傳
雑誌創刊號「東もやう」「番紅花」
裏繪 圓朝の墓表
第五號(大正15年5月25日發行)
詩歌號に就て(齋藤昌三)
最初づくし
少年時代の追想(蒲原有明)
「明星」の綴込を前にして(横瀨夜雨)
四ッの緒[一](島崎藤村)
啄木の歌(石川啄木)
詩歌書雜感
ちんぷんかんの寢言(外山正一)
未完の小説(坂井闡)
新刊の良書
天地の大事實(國木田獨歩)
禁止になった詩歌書(少雨莊)
二人の詩(督太郎昌三)
不怨天不尤人(春のや)
雜談室(誌友)
珍しい童謡本(靑山生)
色彩の嗜好(泉鏡花)
糊とはさみ
寄贈書紹介
課題と回答
編揖室から
表紙 「三味線草」の口繪藏票
口繪 「明治新体詩歌選」
第六號(大正18年8月20日發行)
本誌の一週年
残暑御見舞
新体詩の創作動機(湯淺半月)
浮世繪に關する愚書珍書(大曲駒村)
明治文化史料(少雨莊閑人)
四ッの袖[二](島崎藤村)
左千夫と節の歌
詩と小唄(中山英一)
夜の異象(湯淺半月)
新刊の良書
雜談室(誌友)
小説の代作(毒太呂)
散讀雜筆
課題と回答
寄贈書紹介
「明治大正詩選」の逸名作家
編揖室から(昌三/督太郎)
著著に現はれた裸體(十二面)
初版と再版
表紙 「彷徨へる希臘の神々」の挿繪
口繪 「人魚の嘆き」「怪談深閨屏」
雜誌創刊號「ザンボア」「酒」
裏繪 「人魚の嘆き」
第七號(大正15年11月16日發行)
「艶魔傳」と「水上語彙」(齋藤昌三)
嵯峨の屋氏の前半生(柳田泉)
貞秀の片鱗(大曲駒村)
文豪蘇峯學人の詩碑(法月俊郎)
著者の自署贈呈本(靑山督太郎)
古本壹册六萬八千圓(上田恭輔)
文壇別號考
新刊の良書
最近の藏票本と裝幀年展(中熊白夢)
「夏木立」と美妙齊(少雨草)
雜談室(誌友)
文壇モデル問題(筆訶書屋)
「海」の作者(土野仙八)
「愚書診籍標本集」と團扇(長橋街人)
最も多く讀まれた新著
逍遙遺稿の後に題す(正岡子規)
浮世繪關係の書籍補遺(大曲駒村)
寄贈書紹介
黑貝開門の圓(盛齊)
編揖室から(督/昌)
表紙 題字(尾上紫舟)
同繪[叙情詩より](結城素明)
口繪 漱石の「草まくら」
創刊號「藻しほ草」「白がし」
裏繪 ほんやの包紙[その三]
第八號(昭和2年1月5日發行)
圓書研究の專門誌(齋藤昌三)
出産(二葉亭)
飜譯漫考(木村毅)
明治文藝資料展覧會(於松屋)
豫告
訃報
新刊の良書
明治初期挿繪家(大曲駒村)
浮世繪参考書 (尾崎久彌)
柳條亭華彦氏(柳田泉)
自分のコレクション(靑山督太郎)
その後に(土野仙八)
雜談室(誌友)
課題と回答
寄贈書紹介
編揖室から(督/昌)
表紙 繪(迦具土より)ー成美画ー
口繪 花袋の「ふとん」
創刊號「小文學」「自画像」
書誌資料「出版月評」「あふひ」
裏繪 ほんやの包紙(その四)
第二巻第二號(昭和2年1月23日發行)
第一部
新作小説
反譯小説
菖体小説
新体小説
新体誌歌俳句
文學雜誌
第二部
政治小説
明治初期雜著
政治 經濟關係
圓書研究の書誌
第三部
宗教哲學附南蠻文献
文學研究關係雜著
水平社文献
社會問題
追補
賛助者出品
開港直後の横濱圓繪
裝幀参考品
口繪
外山著「社會改良と耶蘇教との關係」
坪内著「小説神髄」初版
第二巻第三號 第九號(昭和2年2月25日發行)
明治文藝研究資料展覧會概況
明治文藝展覧會に就て(諸家)
明治の研究から書誌展(讀賣新聞)
明治文學雜感五則(柳田泉)
明治初期の書籍廣告(梅原北明)
明治文藝展感想に就て
明治初期の挿繪家(大曲駒村)
大正文壇の収穫
新刊良書抄
いづれか眞?(齋藤昌三)
家には幾片の銅貨もない(石川啄木)
自分のコレクション(靑山督太郎)
あの頃のこと(田口杏村)
雜談室(誌友)
書籍雜談
俚謡と歌謡の研究(廣岡卯三郎)
前回の課題に就て
糊とはさみ
編揖室から(同人)
寄贈書目抄
「はだか男」の序(境利彦)
次號豫告
誌友訃音
譲愛廣吉
第二回漫談愛書會(督太郎)
表紙 繪(新聲三十五年五月號より)-淸方ー
口繪 獨歩の「酒中日記」
創刊號「閏秀新誌」「黎明の鳥」
裏繪 ほんやの包紙(その五)
第二巻第四號 第拾號(昭和2年5月15日發行)
文藝雜誌年表
雜誌の追悼號(靑山督太郎)
石橋忍月翁(永見德太郎)
再び「千代紙」に就て
新刊良書抄
「妖怪船」と「社會主義活辯」(木村嘉次)
公版鄕士史に就て(齋藤昌三)
葉野鋭翁の傳記(柳田泉)
年若く惡運にて(石川啄木)
「日本美談」の翻刻本(鵜野漆磧)
新刊寄膾抄
逝ける人々
雜談室(誌友)
想書漫談(礒萍水)
川柳の研究書(廣岡卯三郎)
探しもの
編揖室から
表紙 五月の野趣「新聲」三十九年六月號ー百穂ー
口繪 水蔭の「女房殺し」
創刊號「明治文庫」「ろざりよ」
裏繪 明治雜誌
第二巻第五號 第拾壹號
大家(鷗外漁史)
肉食之説(福澤諭吉)
記者傳(尾崎德太郎)
切拔帖より(漱石/荷風)
落穂拾ひ(齋藤昌三)
社會小説の短所(福澤諭吉)
露骨な話(伊東左千夫)
あの女と手を切る(岩野泡鳴)
小天地の豫告(石川啄木)
狐飛蝶(北村透谷)
逃げ口上(齋藤綠雨)
學の庭に教草(須藤南翠)
語らぬ戀(相模三郎)
南新二(大曲駒村)
香夢樓みどりのこと(柳田泉)
大衆文藝材料詮議(木村毅)
文壇天下泥合戦
自分のコレクション(靑山督太郎)
句集のコレクション(不喚樓主人)
川柳研究書(花岡百樹)
明治三大慰問出版(鳴杖生)
新刊良書抄
舊著解題
筆禍史と無聲(文の家秋人)
柳書道考(廣田政之進)
大阪文藝資料展
雜談室(誌友)
現代の豆本
編揖室から(社中)
表紙 海原(「明星」三十七年五月號)、ー石川寅治ー
口繪 風葉の「亀甲鶴」創刊號「山岳」「月光と人」
裏繪 ほんやの包紙その六
第二巻第六號 第拾貳號
聾評閏怨(横山杣人)
再び「ふらんす物語」に就て(齋藤昌三)
幸德秋水の文藝論(木村毅)
赤面し長歎す(與謝野寛)
お伽噺猫さんさん(永井荷風)
梅原北明禮讃(不喚樓)
珍しい日本の藏書(少雨莊)
グラド將軍進呈本(木村嘉次)
芥川龍之介氏の死(相模三郎)
新刊良書抄
「井月の句集」跋(芥川龍之介)
阿傳考(大曲駒村)
名士の舊著(靑山督太郎)
新舊名著解題
雜談室(誌友)
裸体画の嚆矢(マー・タガスキー)
今浄海六波羅譚(齋藤昌三)
大日本誠談(靑山督太郎)
新誌友の爲に
編揖室から(督/昌)
芥川龍之介絶版書
逝く人々
誌友訃音
募集課題(編揖部)
井月の句
新刊寄贈抄
表紙 ばせを(「ホトドギス」卅八年十一月號)庄野宗之助
口繪 魯庵「暮の廿八日」、創刊號「うでくらべ」「とりで」
裏繪 ほんやの包紙(その七)