経済往来 第7巻第5号-第9号(昭和7年5月~9月)
經濟往來 第七卷第五號 昭和七年五月
經濟參謀本部論(土方成美)
資本主義と計畫經濟(向井鹿松)
計畫經濟と勞働(末弘嚴太郎)
ソビエット聯邦の計畫經濟(木村正男)
フアッシスト伊太利の計畫經濟(鹿島守之助)
英國に於ける計畫經濟運動(小島精一)
ファッシズム批判の批判(山川均)
國家社會主義と國民社會主義との異同(林癸未夫)
ヒットラーの政治的性格(新明正道)
ファッショ伊太利と共産蘇聯の相似點と相異點(大藏公望)
特輯座談會 歐洲はどうなる?(高木友三郎/米田實/蘆田均/鹿島守之助)
政治時評(佐々弘雄)
往來雜談(P・Q・R)
随想
日伊瑣談(入澤達吉)
根本の理解といふこと(千葉龜雄)
母ごころ(大森洪太)
威張ない大臣(堀口九萬一)
獨身者に對する租税の重課(星野直樹)
畫室から(三宅克己)
思ひつき(堀内信水)
認識不足(永井亨)
煙草漫談(馬場孤蝶)
不安世相の解剖
基調の悪化による財政經濟の不安(牧野輝智)
この全般的の「不安」(鈴木文史朗)
不安財界の基本機構(勝田貞次)
議會政治の不安(松田源治)
フアッショの脅威(赤松克麿)
インフレーション匿名座談會(某銀行重役/某工業會社社長/某省高官)
アナリスト欄
經濟批判
暗殺流行の意味する處 指導階級の現實認識の不足 フアッショ化の前に來る可きもの 日米戰爭はどうか インフレーション出現難の理由 日銀の認識不足 固定資本と借金の壓迫 財界膨張の必要
財界の動き
手形交換高から見た株界 生糸市場の動きと前途 通貨不足の財界 物價體系から見た商品界 新説擴張資本から見た財界 再禁止後の一般市場はどうか金再禁止後の株式沸騰状態
財界觀測
インフレーション見越反動來らん 思惑の年 インフレーションは何時頃から起るか 商品界はどうか 株界はどうか 爲替相場はどうか 金融はどうか
世界景氣觀測
企業批判
再禁止後に於ける銀行バランスの悪化 銀行バランスの悪化の阻止策如何 社債金融の不圓滑を來さん 高率操短は依然持續せん 昭和六年の製粉界 何故製粉界は好況であったか 製粉業の機構 製粉企業の構成 統制の威力はどうか 再禁止と製粉會社 悲觀論者の根據 製粉業の前途
會社批判
秋田木材 富士製紙 樺太工業 日本皮革
銃鐵關税政策の矛盾(賀來倫二郎)
民政黨に躍る人々(石井滿)
無産戰線異状あり
日本無産戰線の近況(A・B・C)
無産黨ナンセンス物語(X・Y・Z)
二十年後の日本はどうなる(平田内藏吉)
オリンピックの展望(津田晴一郎)
女給悲しや(江馬アケミ)
マダムの悪戯(久野豐彦)
夜渡り鳥 大衆小説(長谷川伸)
經濟往來 第七卷第六號 昭和七年六月
日本經濟の前途(高田保馬)
金融統制の必要と其原理(本位田祥男)
日本國策を論ず(中野正剛)
矛盾撞着の大内財政イデオロギー(土田杏村)
特輯 財界救済と臨時議會
財界救済會社の提唱(武藤山治/小島精一/勝田貞次)
復興金融會社論(小島精一)
日銀制度改革論(荒木光太郎)
日本銀行の根本改革に就て(前日銀幹部)
臨時議會論(佐々弘雄)
臨時議會と財政經濟問題(太田正孝)
關税引上問題(小川郷太郎)
赤字補塡は資本家へ(片山哲)
財界政界建直し問答(矢野恒太/黑正巖)
貴族院に躍る人々(石井滿)
社民黨分裂行進曲(XYZ)
インフレーションの必然性と其の最適限界(高島佐一郎)
インフレーション下の資本と勞働(笠信太郎)
インフレーションは果して來るか(高木友三郎)
インフレーションの可能性と必然性(猪谷善一)
インフレーション講座(前田繁一)
米國再禁止打診
金再禁止に怯ゆる米國(高橋亀吉)
米國は再禁止するか(小島精一)
米國再禁止遠からず(勝田貞次)
往來雜談(PQR)
生物界と人間(石川千代松)
ファッシズム心理學(杉山榮)
東支鐵道の國際性(茂森唯士)
郊外の感傷(淺原六朗)
晩春エッセイ集
心境を語る(安部磯雄)
安部先生と別れて(赤松克麿)
晩春エスセイの題下(杉森孝次郎)
解消されんとする滿蒙への期待(木村増太郎)
肖像を盗む(勝本正晃)
政黨政治の方向轉換(二木保幾)
壁爐に面して(杉森楚人冠)
民族工藝小感(森口多里)
滿洲國經濟斷面(小汀利得)
早大野球部脱退の眞相(蒲原三郎)
アパート生活風景圖(群司次郎正)
小説 細君經濟私觀(寺尾幸夫)
大衆文藝 明惠上人と泰時(近松秋江)
アナリスト欄
經濟批判
利害對立か人類厚生か 財界行詰の根因 財界立直しは財界更新から 希望論の續發と政府の無力化 恐慌防止が政府のなし得る只一の努力 不況の最大根因 産業政策と金融政策の對立化
財界の動き
利息と利潤 不勞所得の壓迫 公債市價の状勢 綿糸に於ける市價と原價 再禁止後の物價體系 貿易入超の激増 再禁止後の爲替相場 英國再禁止後の状勢如何 日本再禁止後の騰貴程度 日本再禁止後の反動安
財界觀測
買思惑はづれの財界 財界は大いに悪化するか? 陰極陽轉説の價値 五月の財界はどうか インフレーションの期待薄
企業批判
再禁止後の繊維工業界 モスリン界の大反動 モスリン界悪化の原因 モスリン界の前途 毛糸界はどうか 毛糸工業界の發展性 再禁止後の石油界 再禁止後の石油界の一特色 何故市價の騰貴は鈍いか 米國石油界はどうか ロシア石油界の壓迫 ボルネオ石油の壓迫はどうか 内地石油界の無統制 日本石油界の前途
會社批判
日清紡績株式會社 南滿洲鐵道株式會社 日本電力株式會社 大日本製糖株式會社
經濟往來 第七卷第七號 昭和七年七月
資本主義・帝國主義・日本主義(長谷川如是閑)
日本主義管見(安岡正篤)
日本のことと世界のこと(蠟山政道)
日本主義とは何ぞや(松永材)
原理日本の信と其内實(蓑田胸喜)
日本主義の社會的關聯(松本潤一郎)
現實に即せる日本の改造(長野朗)
日本主義の再吟味(中谷武世)
新日本の創造へ(高須芳次郎)
日本主義のために(室伏高信)
經濟的日本主義の展望(石濱知行)
日本主義とファッシズム(土方成美)
新緑エッセイ
夫婦挿話一二(大森洪太)
慌しき世相(野村兼太郎)
我國の人口と資源(上田貞次郎)
人物遠望(靑野季吉)
權謀術數のイデオロギイ(新明正道)
經濟學者の二つの型(堀經夫)
總理大臣になりたい記(尾佐竹猛)
ほととぎす(小野賢一郎)
新緑の旅(千葉龜雄)
往來雜談(XYZ)
軍部の指導精神を論ず(平田晋策)
安達謙藏論(石井滿)
非常時内閣論(佐々弘雄)
時事解説 官民擧って實施を急ぐ各種の農村救済案(前田繁一)
初夏情想
ダンサーと乳母車(龍膽寺雄)
家政婦は愉し(楢崎勤)
ショップ・ガール(中村正常)
レヴュー・ガール(サトウ・ハチロウ)
タイピスト(高橋邦太郎)
女車掌とイデオロギー(吉行エイスケ)
或る日の看護婦會(榊山潤)
西洋情死の種々相(井口孝親)
第三期文壇論(大宅壯一)
創作
大衆文藝 海牙の處女(木村毅)
戯曲 犬養首相の死(竹田敏彦)
小説 細君經濟私觀(寺尾幸夫)
擧國一致農村窮乏打開號
農村目前の問題と基本的問題(本位田祥男)
當面の農村窮乏打破(高橋亀吉)
植民地農業と内地農業(東畑精一)
自作農の反亂(近藤康男)
農民を潤さぬ不動産の資金化(八木澤善次)
滞荷生糸の處分と蠶糸農民(中澤辯次郎)
農村救濟の合理的四政策(岡田温)
農産物の不況對策(望月瀧三)
漁村の救濟(木下辰雄)
山村救濟策(本多靜六)
農村窮乏と農業保險(重政誠之)
萬人働き甲斐のあるやうに(本間光男)
各機關の聯絡協調(小平權一)
根本認識の必要(岡本利吉)
農民の協同組合あるのみ(松村勝治郎)
打開策オンパレード(河合良成)
不動産資金化を容易ならしめよ(西岡實太)
歿落資本主義經濟の犠牲(杉山元治郎)
農村窮乏第三期(田所輝明)
飢餓窮乏打開の道(三宅正一)
餓死線上の生産軍(大鷹貴祐)
資本主義經濟の産物(須永好)
農村疲弊の實相(稻村隆一)
行詰れる農村救濟策(今里勝雄)
農村の慘状及その救濟策(高落松男)
斷の一字に待つ(麥生富郎)
農村を正觀せよ(松山兼三郎)
農村の窮状とその打開策(佐藤寛次)
アナリスト欄
財界大觀
貿易及び關税
金融の動き
商品界
企業批判
會社批判
經濟往來 第七卷第八號 昭和七年八月
非常時對策と統制經濟(土方成美)
平價切下げと債權債務關係(勝本正晃)
憲法と私有財産制限(鈴木義男)
非常時禁酒法の要望(小野清一郎)
社會變動の一局面(戸田貞三)
水の都ヹネチア(本位田祥男)
ツエルマツト景觀(藤木九三)
南支水郷の凉味(後藤朝太郎)
爲替暴落と平價切下げ(荒木光太郎)
ネオ・インフレーション政策(谷口吉彦)
救世主平價切下げ(河合良成)
フハッショ來と銀行(田川大吉郎)
財界失業論(勝田貞次)
統制經濟とインフレーション(田村謙治郎)
非常時經濟政策論(猪谷善一)
盛夏エッセイ
政黨的と超政黨的(加田哲二)
鯉釣と屈原(石井研堂)
旅の詩と俳句と(日夏耿之介)
作家の經濟(林房雄)
盛夏文學(秦豐吉)
講義録狂(三木清)
日支紛爭と國際聯盟(伊藤述史)
リットン卿に與ふるの諸(經濟往來)
ローザンヌ會議の意義と業蹟(圓地與四松)
往來雜談(X・Y・Z)
名所繪圖式の消長(木村莊八)
大東京新風景(上司小劍)
最近日本主義十年史(高須芳次郎)
國本社運動と實體(太田耕造)
斎藤内閣と修正議會主義(佐々弘雄)
正黨文分裂論(河野密)
新政黨に躍る人々(石井滿)
夏日のエロ
口笛とモデル女(淺原六朗)
擴聲器は屋上に(長尾雄)
未亡人は厭(久野豐彦)
日曜日(二宮孝顯)
マネキンと入齒(群司次郎正)
黄金の扉は開く(渡邊良吉)
オリンピック風景(和木清三郎)
西洋女白浪(松木勝喜代)
農村對策の方向轉換
農村危機の打開策(馬場鍈一)
蠶糸業應急策の貧困及根本策(早川卓郎)
農村政策の方向轉換(砂田重政)
暗い農村に對する答へ(金子洋文)
地主は滅亡か?(原鐵五郎)
農民運動の轉機(田所輝明)
農村窮乏匡救諸對策の批判(高橋亀吉)
小説 細君經濟私觀(寺尾幸夫)
戯曲 國定一家(子母澤寛志)
アナリスト欄
財界大觀
關税改正
金融の動き
生産の動き
商品界
企業批判
會社批判
世界經濟觀望
經濟往來 第七卷第九號 昭和七年九月
景氣轉換の必然性と可能性(谷口吉彦)
世界恐慌果して底入れか?(小島精一)
インフレエションの政治的必然とその限界への一制約原理(高島佐一郎)
奢侈・戰爭・景氣(新明正道)
農村對策としての自救更生運動(猪谷善一)
非常時に於ける「借金」の法律的性質(奈良正路)
國家主義と國際主義の相剋(堀眞琴)
學界人批 哲學者の卷(山崎謙/戸坂潤)
マルクシズムと現代青年(クルト・ジンガー)
往來雜談(X・Y・Z)
巨大都市―新東京の生成(吉川末次郎)
大都市文化論(伊福部隆輝)
新東京風景(木村莊八)
新東京批判(野口米次郎)
大東京と交通網(新井堯爾)
すうれとわ・ど・ぱり(松木勝喜代)
街のダンスとページェント(本位田祥男)
爲替不衡資金(田中金司)
資本管理(靑木得三)
漁村の更生と漁船保險(南正樹)
海洋富源の開發(寺田省一)
斎藤内閣の次に來るもの(佐々弘雄)
臨時議會に直面して
臨時議會を前にして(太田正孝)
國運展開の岐路(阿部眞之助)
中小商工業の更生(田中貢)
政治の更生を目指して(時局座談會)
ロシヤの「新」新・經濟政策〔ネオ・ネッブ〕(金子鷹之助)
時事解説 農村及中小商工業救勞策(前田繁一)
新凉エッセイ
ベニスの旅(松波仁一郎)
田園の人生觀(西脇順三郎)
觀光客誘致論(小林一三)
利子の奴隷(芝辻正晴)
ウ伯婦人と國定忠治(林癸未夫)
街頭ナンセンス(白崎享一)
日本ファッショ怖るるに足らず(夏雲峰)
財界挿話 悪名(寺尾幸夫)
風雲兒クロイゲルの終焉(長谷川進一)
發明景氣物語(澤田謙)
徳政素描(中村吉次)
理論社會學體系の再建(早瀬利雄)
明治大正昭和豪奢列傳(杉並尊人)
小説 人生案内(淺原六朗)
大衆文藝 光明寺三郎(木村毅)
アナリスト
財界大觀
金融の動き
生産の動き
商品界
企業批判
會社批判