経済往来 第3巻第7号-第12号(昭和3年7月~12月)
經濟往來 第三卷第七號 昭和三年七月
論文
富の喰潰制度としての資本主義(高橋龜吉)
人物評論
那須晧教授論(XYZ)
時評
明年度豫算の編成難 經濟時評(牧野輝智)
社會經濟随想
太田正孝博士の政實協定に對する批評を讀みて(武藤山治)
理論經濟學の不振(高田保馬)
生絲政策の確立(田中貢)
傳統的威嚴の減滅(松本亦太郎)
停電と乗合自動車(島田孝一)
人生の迷信(井上辰九郎)
明治四十年刊「信託會社要義」と我初期の信託業(栗栖赳夫)
メリケン粉とウドン粉(正田貞一郎)
御大典記念事業計畫(猪間驥一)
ある黨人の心理(石田武太郎)
思ひ出(荒木光太郎)
明政會と新自由主義政黨(關口泰)
優諚問題の取扱方(上杉愼吉)
スローガンいくつか(田口運藏)
國際商業仲裁機關(下田將美)
危險思想家崋山(土田杏村)
小賣店の悲哀(堀經夫)
流行の方程式(陶山務)
野田勞働爭議解決に就て(松岡駒吉)
カフェーと現代生活―その社會的考察と批判―(新明正道/千葉龜雄/新居格/根岸耕一/山川菊榮/小野賢一郎/永見徳太郎/馬場恒吾/松崎天民/荒畑寒村/戸田貞三)
支那時局と對支政策批判
濟南事件と對支策の根本義(高柳松一郎)
支那社會の禍根と我對支策(木村増太郎)
對支政策の要點(長野朗)
對支世論批評(西原龜三)
眞の和平を望む(有田八郎)
對支出兵の是非(宮島清次郎)
支那時局と我支政策(梶原仲治)
合理的なれ(持田巽)
對支政策滿想(龜井貫一郎)
支那時局の推移に就て(白岩龍平)
あの時あの人
三土忠造氏
栃内曾次郎氏
児玉秀雄伯
三宅雪嶺氏
飯野吉三郎氏
字語句帖
雅號と文名
學界風聞記
京都大學經濟學部教授の卷
早稲田大學政治經濟學部教授の卷
財界太平記 伊藤博文立往生の事、朝吹英二晝行燈の事(白柳秀湖)
殺生關白行状記 鬼女夜歩きのこと(松崎實)
内閣改造うら表(辰巳吉次)
大坂から支那を(北村兼子)
問題の解説 百貨店の組合脱退、經濟界の對支態度(前田繁一)
ブック・レヴュー 歴史學派はどこへ行く(小林良正)
讀物と漫畫
明治十年土佐の逆謀に就て(吉野作造)
日本を發見した西洋人(林癸未夫)
無産黨の現状(堺利彦)
減税競爭(下村海南/岡本一平)
經濟往來 第三卷第八號 昭和三年八月
治安維持訪改正の緊急勅令(美濃部達吉)
支那の平和統一と對支政策の根本主義(小村俊三郎)
安部磯雄論(XYZ)
經濟時評 銀行の土曜半休(牧野輝智)
社會時評 優諚問題其他(永井亨)
社會經濟随想
死刑(清瀬一郎)
公園と涙(植松安)
學者と役者(小松堅太郎)
政費節減はいらない(波多野承五郎)
實業界と自助精神(寺島威信)
保險委員會の設置を望む(森莊三郎)
國營事業の合理化(石坂泰三)
財産の原始的認容(市村今朝藏)
婦選と既成政黨(奥むめお)
東京と大阪の經濟的相違を宗教的原因に求む(清澤洌)
土地會社の擔保附社債(栗栖赳夫)
木乃伊とり(高畠素之)
大坂倶樂部と呉茶碗(飯島幡司)
伊豆下田の旅(井上亭窓)
不快な特融(前田繁一)
政界の陣風線(八瀬不泥)
支那を繞る四人の巨人(岡野一朗)
特融後日物語(小汀利得)
銀行整理の現状と批判
黄金の洪水と資金の旱魃(成瀬義春)
銀行の集中と資金の分散(服部文四郎)
銀行合理化運動の徹底(森田久)
誤れる銀行合併政策(石橋湛山)
銀行合同後の金融改善策(杉山幹)
學界觀戰記 高橋福田両教授論戰の卷(茫閑學人)
學界風聞記
九大法科經濟學科教授の卷
神戸高商業經濟學科教授の卷
放浪者景物詩
ロス・アンゼルス勞働者の破産振り
字語句帖
舶來の赤毛布
水!水!
譯語と喩言
言論壓迫一覧
セルビアの花
編輯後記
殺生關白行状記 聚樂第地獄牢のこと(松崎實)
財界太平記 紡績會社女工爭奪のこと、藤山雷太王子乗取のこと(白柳秀湖)
問題の解説 佛蘭西の金解禁、肥料管理案(前田繁一)
ブック・レヴュー 土方博士「日本經濟研究」を讀む(河津暹)
讀物と漫畫
百姓一揆の鎭壓と武士の態度(黒正巖)
ハースト系新聞紙の企業組織(喜多壯一郎)
遣佛使節池田筑後守(尾佐竹猛)
朝鮮水電 漫畫讀本(下村海南/岡本一平)
懸賞論文募集
經濟往來 第三卷第九號 昭和三年九月
私の人口論(高田保馬)
減収豫想下の米價問題(中澤辨次郎)
經濟時評 為替又復暴落す(牧野輝智)
社會時評 第三黨樹立、無産大意集黨(永井亨)
社會經濟時評
資本の克服と援護(二木保幾)
英國勞働黨の新綱領(浅利順四郎)
自作農創定と農事改良(澤村康)
日本の經濟は何處へ行く(勝田貞次)
平賀源内(呉文炳)
尾佐竹猛氏の印象(松下芳男)
我國の米穀問題(小平權一)
滿蒙二題(大野武三)
ベートホヴェンの遺産調(梅津勝男)
孤立すべき日本(森田有秋)
模擬陪審裁判(瀧川幸辰)
銀行、保険及信託(栗津清亮)
長野に遊ぶ(松宮三郎)
銀行の社會奉仕(川島友三)
第三黨出現の眞相(辰巳吉次)
思想警察と人物(秋風嘯人)
勞働者の象徴主義の斷面(龜井貫一郎)
良書推薦 最近の讀書感
ラスセル氏の著書(杉森孝次郎)
コルネリセン經濟學總論(石川三四郎)
リープクネヒト土地問題論(石濱知行)
土方博士「日本經濟研究」(猪間驥一)
英國資本主義解剖書(小島精一)
猪俣君の二著を推薦す(靑野季吉)
長野君の著書(大川周明)
經營學の良書(松永安左衛門)
形式社會學私見(巨橋頼三)
無産黨の戰術(麻生久)
カウツキー著「無産階級革命とその綱領」(赤松克麿)
「上代驛制の研究」を推す(瀧川政次郎)
「經濟史評論」(五島茂)
「黒潮に聽く」を讀む(澤田謙)
机の上より(陶山務)
桑田博士「歐洲戰後の社會運動」(八木澤善次)
社會學史研究の三収穫(田邊壽利)
唯物史觀に關する二著(河野密)
「太平洋時代來る」(吉岡彌生)
石川順氏「支那の鐵道」(横川四郎)
學界觀戰記 高田河上両教授の人口論戰(茫閑學人)
學界風聞記
一橋學園窺聞録
名古屋高等商業學校教授の卷
放浪者漫談
在米諸國ぶらつき人夫成功餘談
飼鳥經濟漫談
猥字雜談
テイコク
編輯後記
國際産業欄 米國の卷(清澤洌)
殺生關白行状記 聚樂第地獄牢のこと、吉野山櫻狩のこと(松崎實)
財界太平記 両富豪炭界覇權爭奪の事、物産對工業部大衝突の事(白柳秀湖)
問題の解説 電力統制、資金の海外流出(前田繁一)
ブック・レヴュー 英國勞働黨の政策及現勢(蠟山政道)
讀物と漫畫
ケネーと重農思想(山口正太郎)
レミングの話(小島昌太郎)
満蒙遊記(與謝野晶子)
白色恐怖の記録(藤井悌)
栗屋農場 漫畫讀本(下村海南/岡本一平)
懸賞論文募集
經濟往來 第三卷第十號 昭和三年十月
論文
震災後の我國財政經濟(三土忠造)
公益事業統制論(蠟山政道)
學界に與へる公開状(高畠素之)
經濟時評 米價調節の問題(牧野輝智)
社會時評 新對支外交政策如何(根岸佶)
社會經濟随想
經濟學總論の執筆まで(土方成美)
金解禁と補償法特別融通(深井英五)
月賦販賣は日本でも流行るか(濱田四郎)
職業を如何に擇ぶべきか(安川雄之助)
インヴェストメントトラストの轉用(吉村萬治)
本邦産油の將來(内藤久寛)
鰻のやうな政治と政黨(津村秀松)
都市計畫の促進(山浦護)
生命保險會社の證券投資及諸貸附(栗栖赳夫)
客車等級につきて(中川正左)
尻屋行から恐山(村上隆吉)
第三黨出現の意義(守屋榮夫)
定比例の法則と企業資本の組合せ(高垣寅次郎)
「マルサスからマルクスへ」「マルサスかマルクスか」「マルサスとマルクスと」(永井亨)
古船問題解決の一轉機(増井幸雄)
ショウ・ウィンド式にあらず(高橋清吾)
共喰ひの限度(河村又介)
學校債券の保護と取締(島田徳)
劃時代的の企業(加藤正治)
電力統制管見(増田次郎)
「工業政策」の教材に就て(小島精一)
圓本是非(大森洪太)
經濟生活と國家の任務(森莊三郎)
リカアドウの遺著「マルサス評註」の刊行(堀經夫)
全集所感(松波仁一郎)
經濟と法律(野間海造)
法科大學より經濟科大學へ(野村淳治)
擔當者人選の新味(瀧川幸辰)
「現代法學全集」の編輯責任者として(末弘嚴太郎)
群盲活眼の大光明(長島毅)
南知多内海の小景(高畠佐一郎)
人物評論 高畠素之論(XYZ)
本年の米價問題
米價問題所感(小平權一)
米穀法と米價(小松孝行)
悲觀的豫想の要なし(千石興太郎)
本年の米價について(杉山元治郎)
本年の米價問題(岡本利吉)
本年の米價豫想(安藤廣太郎)
今期の米價(佐藤寛次)
米價問題と米穀法((矢作榮藏)
父を語る 陳重博士の思出(穂積重遠)
現代圓本批判(牧野良三/与謝野晶子/千葉龜雄/畔田明/野口米次郎)
引合はぬ教育投資(北村兼子)
コロンバイル問題の眞相(長野朗)
支那のキャディー(下村海南)
板船權を語る(高瀬莊太郎)
財界今昔話 臺灣糖業草分の頃(武智直道)
學界觀戰記 マルクスを攻めるもの守るもの(茫閑學人)
學界風聞記
東大經濟學部教授の巻
同志社大學法學部教授の巻
猥字雜談
凸凹且也
ホーデン
字語句帖
屋號と商號
雑誌雜談
編輯後記
殺生關白行状記 吉野山櫻狩の事(松崎實)
財界太平記 伊藤「二六」事件調停の事、鶴原定吉彌之助を語る事(白柳秀湖)
國際産業欄 獨逸の巻(丸岡重堯)
新刊批評
「通貨調節論」を讀む(橋爪明男)
「勞賃學説の史的發展」を讀む(山田秀男)
讀物五篇
言論恐怖時代に於ける議會運動の記録(美土路昌一)
左と右(新村出)
肩の凝りものがたり(山口剛)
牧馬のいななき(那須晧)
江戸以前に働いた通貨(三田村鳶魚)
經濟往來 第三卷第十一號 昭和三年十一月
中華産業開展に關して中日提携の急務を力説す(馮玉祥)
帝國主義の文明批評(室伏高信)
社會時評(高畠素之)
所ゆる學制改革案/黨籍移動に伴ふ再選擧
社會經濟随想
歩きながら(東郷實)
國に禍さるる人々(津村秀松)
映畫の遠景近景(根岸耕一)
日本經濟學會を起せ(出井盛之)
新聞漫言(今井時郎)
本邦最初の輸出貿易商社(石井研堂)
京都漫談(松井彰)
パルタイ管見(湯本豐吉)
南知多内海の小景(高島佐一郎)
秋日漫筆(石川欣一)
蠟山氏への裏書(三宅晴暉)
思想善導の準縄(淺利順四郎)
掠奪と分配(矢田挿雲)
古松と民譚(小野武夫)
時代と人物と仕事(河野密)
中橋商相の日本富力觀(小汀利得)
近事二題(伊吹震)
人物評論 長谷川如是閑論(XYZ)
重役賞與問題
重役所得巨大理由の不合理(高橋龜吉)
賞與金半減は社會の公正(服部文四郎)
重役賞與半減論(岩切重雄)
新案猫の鈴(山川均)
重役賞與論(石山賢吉)
帝大教育の破綻時代(赤松克麿)
露西亜國民性の片影(八杉貞利)
中等教育改善問題
中等教育改善問題(大島正徳)
自己開拓の精神を鼓吹する教育(石橋湛山)
中等教育の「合理化」?(麻生久)
難産の中等教育改革案(爲藤五郎)
中學改善の根本方針(田中貢)
中學教育改善案について(田中寛一)
高柳賢三氏の「法律哲學」(小野清一郎)
租税の體系(勝正憲)
父を語る 陳重博士の思ひ出(穂積重遠)
學界風聞記
専修大學經濟部教授の巻
東北大學法文學部教授の巻
新字語句帖
國際坩堝の結婚
ダンス
編輯後記
殺生關白行状記 比叡山卷狩の事(松崎實)
財界太平記 陸奥宗光土藩と由緒の事、桂太郎初陣負け續けの事(白柳秀湖)
演劇より經濟へ(吾文炳)
國際産業欄 英國の卷(下田將美)
問題は何處に?(前田繁一)
陪審制度大觀(大森洪太)
切支丹處分問題の廟議(林癸未夫)
江戸以前に働いた通貨(三田村鳶魚)
經濟往來 第三卷第十二號 昭和三年十二月
論文
夫妻平等の原則(瀧川幸辰)
企業統率權所在の移動(沖中恒幸)
政黨に送る公開状(高木友三郎)
米國大統領選擧と二大政黨對立制の崩壊(清澤洌)
社會時評(高畠素之)
社會政策の悩み/御大典と政治
社會經濟随想
全集戰と階級戰の苟合(田邊忠男)
營利經濟學の歿落(今中次麿)
拜物教と唯物論(石川三四郎)
ブルジョア支配の政治(鈴木茂三郎)
車長持から出た慶長の大判小判(外骨)
享樂的投資について(新居格)
探偵趣味的の損(長谷川伸)
政友會の大藏大臣(森田久)
電力の競爭と獨占(池尾芳藏)
自作農維持(下村海南)
南知多内海の小景(高島佐一郎)
高畠とXと堺(堺利彦)
農民負擔漫談(小林平左衛門)
私の展望(与謝野晶子)
學界風聞記
法政大學經濟學部教授の卷
大坂商科大學教授風聞記
ゑれきてる事始
新代算法珍書
圓本國難とワ印横行
切支丹と邪宗門
編輯後記
殺生關白行状記 比叡山卷狩の事續き(松崎實)
財界太平記 山縣嬖妾お貞の方の事、桂妥協政治先輩を援く事(白柳秀湖)
國際産業欄 佛國の卷(山口正太郎)
時事問題解説(前田繁一)
明年度の豫算/銀行合同と中小商工金融
新刊批評
「日本資本主義發達史」を讀む((八木澤善次)
「社會學概論」を讀む(早瀬利雄)
讀物
虚心觀(岡田三面子)
ジャン・ダルクと宗教改革史(金子鷹之助)
江戸以前に働いた通貨(三田村鳶魚)
父を語る(穂積重遠)
昭和三年學界財界産業界社會運動界回顧
學界
社會學界(戸田貞三)
農業經濟學界(澤村康)
マルクス經濟學界(高畠素之)
法學界(中川善之助)
經濟學界(本位田祥男)
財界
一般財界(高橋龜吉)
金融界 銀行、信託、為替(杉山幹)
證券市場(長滿欽司)
米穀市場(加賀卯之吉)
産業界
重工業 製鐵、造船(小島精一)
重工業 石油、石炭(丸岡重堯)
繊維工業 紡績、蜩糸、製紙(小汀利得)
電氣界(増田次郎)
保險界(矢野恒太)
運輸界 海運(寺島成信)
運輸界 鐵道(中川正左)
化學工業界(西田博太郎)
糖業界(藤山雷太)
政界
議會と政黨(馬場恒吾)
内政(關口泰)
外交(神川彦松)
社會運動界
勞働運動界(淺利順四郎)
農民運動界(杉山元治郎)
無産政治運動(山川均)
プロレタリア文學運動(平林初之輔)