コトバ 第3巻第1号-第12号(昭和8年1月~12月)
國文學誌 第參卷 第壹號 目次なし
國文學誌 第參卷 第弐號
國語敎育の實驗的研究(上)
序論 國語敎育と理會の問題-理會の測定-讀方の機構の複雜
第一章 讀方に於ける眼球運動の一般的状況
1 眼球運動の觀察記録法 直接觀察-眼球への工夫-寫眞による記録-その他の方法
2 眼球運動の諸型
(イ)單純な反態的・拂掃的眼球運動 運動と知覺―運動の調整―運動の不規則と不正確―運動の速度
(ロ)その他の運動 輻合的及び分散的運動―捻回運動―追跡運動
(ハ)定着休止 定着休止の持續-定着休止の可動性
3 眼球運動の感覺 運動知覺―空間知覺―深さ及び距離の知覺―速度の知覺
第二章 讀方に於ける眼球運動各論
1 一般的記述 運動と定着―定着休止の數と時間―背進
2 讀方に於ける客觀的因子による眼球運動の變化 行の長さ―大いさ及び字體
3 讀方に於ける年齢及び上達による眼球運動の變化 年齢―練習
4 朗讀と默讀とに於ける眼球運動の相違 朗讀と默讀―内語
5 讀方の目的の差違による眼球運動の變化 普通の讀み丁寧な讀み
6 材料の性質の差違による眼球運動の變化 教材の難易と個人的特性―理會と關心―不連續な語無味な語
7 運動習慣による眼球運動の變化 運動習慣の形成―運動の二つの型―不正な運動習慣
學界展望
藝術作品の記述と解釋(エルヴィン・パノフスキー)
文學に於ける社會史(カール・フェーデルン)
國語敎室
形象と理會(讀方敎育講座二)
雜録・新刊紹介・編輯後記
國文學誌 第參卷 第參號
國語敎育の實驗的研究(下)
目次
四 讀方に於ける視知覺
1 視知覺の過程 視知覺の測定法―知覺の段階―第二次認識過程―想像と思考―聯想―知覺過程―形態説―態度と關心―主觀的と客觀的―讀方の知覺
2 讀方に於ける知覺過程 語全體―決定的文字ー二つの型―諸家の研究―全體と部分―内容の意味―思考過程
3 知覺範圍 中心的領域―認識の範圍―練習及び精神年齡―知覺範圍の諸因子
4 讀方に於ける知覺過程の性質の變化 狹い知覺範圍―不規則と動搖―運動過程と知覺過程
5 總括 眼球運動―知覺過程
五 結語 能動的衝動―實驗的研究―一般的事象―見ること―自覺的限定
寄稿論文
『閑』 (栗山理一)
山上憶良論 (井澤義雄)
學界展望
「文學史と文藝學」跋(フランツ・シュルツ)
雜録・編輯後記
コトバ 第壹卷 第四號
目次
國語敎育と新心理學の主潮 (垣内松三)
言語の世界と思惟の世界 (小林淳男)
山上憶良論(完) (井澤義雄)
我が愛誦する夏の文學
我が愛誦する夏の文學 (志田義秀)
人と歌 (宮崎勝好)
『十年』より (金原省吾)
我が愛誦する夏の文學 (山下暢子)
夏の愛誦歌 (谷鼎)
萬葉集と夏の文學 (石井庄司)
蕪村句集から (能勢朝次)
國語敎室から
小學國語敎壇の點描 (安田孝平)
リズム・繪と讀みの實踐 (武藤要)
小さな聲 (飯田廣太郎)
面白からざるを面白く、面白きを更に面白く (五十嵐力)
もんたぁじゆ (奥田勝利)
丘の會記事・丘の上にて S・O生 雜録―新刊紹介ー編輯後記
コトバ 第壹卷 第五號
目次
國語敎育と新心理學の主潮 (垣内松三)
言語の世界と思惟の世界 (小林淳男)
二つの「女の一生」の研究 (名取堯)
「か」「かく」「かれかならず」考 (武田祏吉)
我が愛誦する夏の文學
「すゞみ草」その他 (鈴木敏也)
綠の森 岡崎義惠
我が愛誦する夏の文學 (水町京子)
ほとゝぎすの文學 (岩城準太郎)
千樫、白秋、晶子、夕暮 (石井直三郎)
國語教室から
「初心」の構造 (西原慶一)
小學國語讀本を敎壇にのせて (加茂學而)
「人と火」の取扱から (岡島繁)
槍獄連峰(挿繪)
丘の會
丘上雜記 かいと
もんたぁじゆ (奥田勝利)
雜録―新刊紹介
敎育的理會(讀方敎育講座) (垣内松三)
コトバ 第壹卷 第六號 目次なし
コトバ 第壹卷 第七號 目次なし
コトバ 第壹卷 第八號
國語敎誌學考 (垣内松三)
一 國語敎育の動向
二 國語敎育記録の檢討
三 國語敎育誌學の展開
四 國語敎育誌學の方法
五 國語敎育の基礎工作
板書機構に於ける轉機 (垣内松三)
一 構造・構成・機構
二 板書機構の轉機
三 板書機構と學習帳
讀方學習帳に關する研究 (岡島繁)
一 學習帳使用の動機 ―研究態度に對する不滿―垣内先生の御啓發
二 本學習帳の様式 ―様式設定―様式説明―指導の實際
三 感想欄の整理に表れたる理解の類型的考察―指導者素描―指導上より見た全感想の解釋―考察と整理
四 解釋學的立場
五 敎育者的堪能
「水平線」―表現に於ける「零位」と「無位」― (大場俊助)
緒言
一 表現體驗の本質
二 表象と表象・表現と表現
三 表現に於ける主位及び客位
四 表象内面に於ける時間空間の定位
五 表象空間と表象時間
六 表象主體と表現客體との關係
七 無限永遠の觀念
八 自我の現在と現在的自我
九 轉機と契機
一〇 過去・現在・未來と自我
一一我と時
一二 表象―表現の層序的構造
一三 表現に於ける零位と無位
一四 現象我の定位
一五 表象空間と作用時間の接合
一六 主體無限と客位無限
一七 表象體驗より表現體驗へ
一八 構想の構造
一九 構想力
二〇 未現定的規定と無限定
二一 表現の機構
二二 形式構成の原律
結び
表現のまこと (長谷川敏正)
「國語の光」一年の綴方 (有働兩喜)
丘上雜記 (かいと)新刊紹介
コトバ 第壹卷 第九號
國心と國語 (垣内松三)
新興國語學の再建 (菊澤季生)
言語技術研究の開拓 (石黑魯平)
新興國語學における「音聲學」の位置 (大西雅雄)
日本語學の建設に (田邊壽利)
文章論 (波多野完治)
三つの所感 (木枝增一)
國語學の體系についての卑見 (時枝誠記)
諸家の諸説を拜讀して (菊澤季生)
現代寫實論 (名取堯)
もんたぁじゆ (奥田勝利)
雜録