宗教研究 新第1巻第1号-第2号、第2巻第1,3-5号(大正13年9月~14年9月)
宗教研究 新第一卷第一號 大正十三年九月
口繪
照法師勝鬘經疏 失題
教祖の人格に關する觀念(姉崎正治)
近代に於ける宗教研究上の一大革新 上(矢吹慶輝)
首狩について(宇野圓空)
佛教の中心觀念(羽渓了諦)
釋尊説法の言葉に就いて(干潟龍祥)
教團の社會的考察(二十二鐵鎧)
Community church Movementについて(今岡信一良)
拆伏より忍伏へ(常盤大定)
カンボヂアの宗教(植木謙英)
支那佛教事情(木村泰賢)
新刊批評
Jeremias; Allgemeine Religionsgeschichite.(石橋智信)
Unwrin; Religion and Biology.(大塚道光)
常盤大定著・支那佛教史跡(高桑駒吉)
Mckenzie; Hindu Ethics.(甲斐實行)
Keith; The Sámkhya System.(脇本壽泉)
Lévy-Bruhl; Primitive Mentality(Tr.from French)(松井了穏)
Smith; The Religion of Lower Races.(原田敏明)
宗教研究 新第一卷第二號 大正十三年十一月
口繪
カヤン人の長屋に懸けた首
視實等象儀
小乘より大乘へ 指鬘譚の進化(松本文三郎)
宗教史的事實とその眞理性 カントの「宗教論」への一考案(佐野勝也)
印度の宗教藝術(手島文倉)
法華經史上に於ける龍樹 上(本田義英)
ハルナックとトレールチ(赤松智城)
佛教に於ける倫理=實踐哲學の起源 上(渡邊楳雄)
佐田介石氏の視實等象論(木村泰賢)
Chukchee民族の宗教的倫理觀(原田敏明)
佛教に於ける平等原理の開展(佐藤泰舜)
ヷチカンの廷外より(矢吹慶輝)
潜伏のキリシタン宗門 上(姉崎正治)
新刊紹介並批評
W.J.Perry; The Origin of Magic and Religion.(大塚道光)
Dasgupta; Yoga as Philosophy and Religion.(寺崎修一)
C.A.Bechwith; The Ldea of God.(鷹谷俊之)
宗教研究 新第二卷第一號 大正十四年一月
口繪
切支丹關係書類及遺物
山東省濟南府道院總門・同歷城縣歷山石窟大佛
佛教に於ける心理論發達の大觀(木村泰賢)
十二因縁の傳統的解釋に就て(赤沼智善)
法華經史上に於ける龍樹(本田義英)
潜伏のキリシタン宗門(姉崎正治)
Immortalityの信仰に就て(大塚道光)
『題目』の史的考察(布施浩岳)
アメリカに於ける宗教事情の一側面(矢吹慶輝)
山東の佛蹟を叙して道院に及ぶ(常盤大定)
新刊紹介並批評
G.F.Moore; The Birth and Growth ofReligion.(佐野勝也)
W.S.Swisher; Religion and the New Psychology.(大友抱璞)
W.H.R.Rivers; Medicine,Magic,and Religion.(原田敏明)
姉崎正治氏著・切支丹宗門の迫害と潜伏(比屋根安定)
宗教研究 新第二卷第三號 大正十四年五月
口繪
カーリー女神
古代印度に於ける非アーリヤ人種の宗教的文化(羽溪了諦)
豫言者の起源(石橋智信)
澆末思想に對する一考察(泉芳璟)
信の座としての地獄(山邊習學)
宗教藝術の概念(赤松義麿)
十如の原由に就いて(大野法道)
佛教に於ける倫理=實踐哲學の起源(渡邊楳雄)
偉人玄奘(松本文三郎)
新刊紹介並批評
R.H.Lowie; Primitive Religion.(宇野圓空)
B.C.Law; The Buddhist Conception of Spirits.(甲斐實行)
金田一京助氏著・アイヌの研究(原田敏明)
宗教研究 新第二卷第四號 大正十四年七月
口繪
信州諏訪神社御頭祭鹿頭供進
アイヌの守護神
イスラヱル豫言者の使命と道念とへの目醒め(石橋智信)
西藏傳の阿含經に就いて(寺本婉雅)
アイヌの守護神に就いて(金田一京助)
般若經の諸問題(干潟龍祥)
フランスに於ける宗教研究に就いて(赤松秀景)
舍利供養に就いて(長井眞琴)
舊約聖書の寺院法案に於ける僧侶の地位(松井了穏)
古代印度の輪廻思想(甲斐實行)
秘密の道徳的宗教的意義(田中治吾平)
諏訪神社の御頭祭と其大祝に就いて(加藤玄智)
新刊紹介並批評
C.A.Ellwood; Christianity and Social Science.(大塚道光)
W.M.Mcgovern; A Manual of Budhist Philisophy,Vol.Ⅰ.Cosmology.(脇本壽泉)
比屋根安定氏著・日本宗教史(佐藤泰舜)
宗教研究 新第二卷第五號 大正十四年九月
口繪
石刻釋尊像
呪術行爲の原型(宇野圓空)
我が東台両密の發源地たる唐の靑龍寺につきて(常盤大定)
分別論者に就いて(赤沼智善)
親子關係と神人關係(加藤恒久)
不滅觀に關する一考察(原田敏明)
フランスに於ける宗教研究に就いて(赤松秀景)
地祇(別所梅之助)
新刊紹介並批評
Thomson; Science and Religion.(姉崎正治)
McGiffert; The God of the Early Christians.(菅圓吉)
Leuba; The Psycholigy of Religious Mysticism.(鈴木泰雄)
Oesterlry; The Sacred Dance.(野村了本)
土屋詮教氏著・日本宗教史(大塚道光)