日本評論 第14巻第8号-第12号 (昭和14年8月~12月)
日本評論 第十四卷第八號 昭和十四年八月
社説
新しい鬪いへ
汪兆銘の蹶起
汪運動と日本
打倒大英帝國
東洋的本能(近衛文麿)
前進の綱領(久原房之助)
政友會を憶う(有馬頼寧)
東亜建設の指導理念(谷口吉彦)
現下の學者的洋相(杉村廣藏)
打倒大英帝國
天津租界と日英會談(米田實)
英國の經濟的實力(金原賢之助)
外交軍事より見たる英國の弱體性(三島康夫)
拝英論(加田哲二)
汪兆銘と新政權
汪兆銘に與えて(室伏高信)
汪の進出路と新中央政權(太田宇之助)
汪兆銘遂に蹶起す(村田孜郎)
日本たてなおし論 その一
支那經濟開發論(悟堂卓雄)
日本教育の再建(長田新)
農業問題の將來(近藤康男)
事變の教訓(新明正道)
事變の解決を論ず(末廣重雄)
新局面への胎動 政界時評(山法師)
日本政治の課題批判(溝口勇夫)
日英東京會談を前にして(近江太郎)
新劇/宗教/映畫/レコード/芝居/新刊紹介
事變處理の諸對策 論壇時評(B・B・C)
新聞と時局認識 新聞時評(鋤屋坊人)
夏の科學
夏の昆蟲(神谷一男)
島の植物(常谷幸雄)
水泳科學(能崎文雄)
山のはなし(田部重治)
星に寄せて(高橋邦太郎)
朝めし談議(諸岡存)
戰時下發明物語(黑川美雄)
南支那の記(下村亮一)
租界探訪
上海を夢みる(新居格)
天津の租界を語る(渡瀬正人)
租界の沿革と現状(田中香苗)
詩精神と散文精神 文藝時評(M・G・M)
或る父と子の話(有馬頼義)
亡父の逸話(小村捷治)
夏の雨(ナオミ・バブソン/神近市子譯)
夏の日本(長谷川如是閑)
怪異に嫌わる(豐島與志雄)
夜あけ随筆(尾崎士郎)
北陸ところどころ(荻原井泉水)
續牟禮随筆(武者小路実篤)
滿蒙風食(北原白秋)
鱒(伊藤永之介)
雜草(榊山潤)
天才兒童(小山いと子)
風雪(阿部知二)
日本評論 第十四卷第九號 昭和十四年九月
社説
平沼内閣への評價
日獨伊軍事同盟の問題
國民黨再建と新政權の原則
戰時下の日本工業(大河内正敏)
東亜新秩序と國内革新(大藏公望)
東亜の解放(高田保馬)
産業編成替と國民生活(山田文雄)
國民主義經濟學の建設(岸本誠二郎)
緊急時事論文
樞軸強化の原則(杉森孝次郎)
三國軍事同盟(池崎忠孝)
平沼内閣論(河野密)
新中央政權論(横田實)
米國の對東亞政策(永戸政治)
大アジヤ主義(孫文)
事變の回顧と前途(周佛海)
強力内閣論(橋本欣五郎)
ノモンハン事件顛末記(中野節朗)
外面の統制と内面の無統制 ヂャーナリズム(S・K・I)
新聞爆撃
新聞無能論(清澤洌)
新聞報導の混亂(伊佐秀雄)
米の精白度の表示の變遷(佐伯矩)
國語の海外進出(石黒修)
時局と學問 論壇時評(B・B・C)
芝居/宗教/音樂/レコード/新劇/映畫
人生探求・生と死
佛敎より見たる生と死(友松圓諦)
キリスト教より見たる生と死(中島重)
生死の間(佐藤信衛)
生物學より見たる生と死(諸岡存)
日本民族の死生觀(井上哲次郎)
生と死(武者小路實篤)
著作と讀書
讀書と擇書(桑木嚴翼)
夏日斷想(辰野隆)
著述の讀書(太宰施門)
人生哲學への讀書傾向について(倉田百三)
晩學の説(中島健藏)
新しき土の文化(田邊耕一郎)
海洋文學は出るか 文壇時評(M・G・M)
今月の歴史
多忙の世界外交 國際(長谷川了)
文化の横顔 文化(O・S・O)
財界の新しい悩 財界(本所一平)
歐洲對策をめぐりて 政界(川田秀穂)
倫敦―重慶―東京 事變(中保與作)
山邊の命(金澤愼二郎)
風俗時評(廣津和郎)
解脱(岡本一平)
高原(正木不如丘)
續牟禮随筆(武者小路實篤)
伴奏のある風景(石川達三)
歌姫(宇野千代)
博多(尾崎士郎)
日本評論 第十四卷第十一號 昭和十四年十一月
社説 大戰と日本
日本の再出發(平貞藏)
歐洲戰の質的考察と東亜建設(山崎靖純)
中國新政權と日本(加田哲二)
ラインの守り(宮澤俊義)
歐洲戰と日本經濟(金原賢之助)
物價統制と物價運動(原裕三)
白書 英獨交換公文
軍略・武器の革命(三島康夫)
伊太利の中立と今後の動き(田村幸策)
歐洲戰と米國今後の動向(永戸政治)
ヒトラーの平和宣言と英佛(清澤洌)
歐洲の和平未だし(城戸又一)
思想の動揺と再建
思想の危機(本多顯彰)
思想の無力化について(齋藤晌)
戰爭の教訓(清水幾太郎)
戰爭と思想(池島重信)
汪政權をめぐりて
事變處理の最高目標(太田宇之助)
汪兆銘政權と重慶(横田實)
汪政權と支那民衆(谷水眞澄)
和平を論じて日本及び中國に寄す(室伏高信)
米の不足と食糧問題(東浦庄治)
宗教/映畫/新劇/芝居/音樂/レコード/出版部だより
入學試驗の砂塵(古賀殘星)
放送文化の再檢討(波多野完治)
放送協會を抉る(S・K・T)
輸出増進と貿易省問題(伴野文三郎)
自主獨往とは何の謂ぞ 論壇時評(B・B・C)
新版・新聞用紙騒動(東興太郎)
獨ソ不可侵條約につてい(モトロフ)
經濟合作の問題(中華日報)
大戰とアメリカ與論(古谷晴彦)
農林商工對立の激化(北村三郎)
霞ヶ關騒動顛末記(川西求馬)
獄中意見書(汪兆銘)
ミケランジェロの城塞(久保貞次郎)
北京から(坂井徳三)
室伏高信氏に答う(顧仲韜)
フロイドの人と思想(大槻憲二)
今月の歴史
文化生物學 文化(O・S・O)
平和を求めて 國際(P・E・N)
政界新秩序一歩手前 政治(大森俊三)
世界經濟戰爭と我對策 財界(本所一平)
重慶最後の苦悶 事變(中保與作)
歐洲悲劇の發端(ピスコール)
ラヂオドラマの演技(松尾要)
文藝時評の批判 文藝時評(M・G・M)
日滿支不連絡船(下村海南)
ハルピンの親子(兒島善三郎)
續牟禮随筆(武者小路實篤)
嵐のなか(島木健作)
明暗(林芙美子)
日本評論 第十四卷第十二號 昭和十四年十二月
社説
汪政權を前にして
中心はどこに
漢奸たらしむる勿れ
重慶の危機と日本
アメリカの問題
事變處理と新中央政權(蠟山政道)
科學者の思考について(佐藤信衛)
日本外交の進路(須磨彌吉郎)
イデオロギーの再建と東亜協同體(船山信一)
共産主義の轉落(新明正道)
思想的空虚(清水幾太郎)
悟堂商相に寄す(本位田祥男)
新政權に與う(坂西利八郎)
吏道刷新論(馬場恒吾)
政黨に與う(齋藤隆夫)
生絲景氣の後に來るもの 財界時評(本所一平)
こんな和平がほしい(中華日報)
東方的世界と西方的世界(柳正基)
アメリカ國民に與う(池崎忠孝)
日米國民に告ぐ 演説全文(グルー)
アメリカに説く途(加藤賢藏)
アメリカの對日感情(小寺酉二)
M・R・Aとは何か(三井高維)
アメリカの婦人(郷ユリ子)
ソヴエイトの世界政策(馬場秀夫)
最近ドイツの食糧政策(久保田明光)
宗教/映畫/芝居/音樂/レコード
農業團體を解剖す(松本治彦)
農業團體の統制問題(永田進)
農業團體の首脳群像(小倉一郎)
夫人團體を解剖す(天宮聖之助)
經濟合作の問題(汪兆銘)
汪政權誕生の前夜(谷水眞澄)
大戰の新課題 政界時評(山法師)
ソヴエトに於ける婦人の地位(M・イヴオン)
ラヂオを食う人々(U・B・C)
裏から見た商品券(大井宇禮男)
サラリーマンの臺所(是場弱太)
統制經濟一夕噺(名和三太郎)
潜水艦と歐洲大戰(高瀬五郎)
海のチャーチルと空のゲーリング
夜明け前の支那(中保與作)
北京から(坂井徳三)
新劇一年史(P・I・T)
言論無統制時代 新聞時評(東興太郎)
日米關係の重要性 論壇時評(B・B・C)
文化の水準 文化時評(O・S・O)
文壇回顧一年(M・G・M)
弟子自慢(佐藤垢石)
朝鮮旅情(荻原井泉水)
續牟禮随筆(武者小路實篤)
露寒の記(久保田万太郎)
嵐のなか(島木健作)
ある患者の話(徳永直)
鵞鳥(幸田露伴)