日本評論 第14巻第1号-第3号 (昭和14年1月~3月)
日本評論 第十四卷第一號 昭和十四年一月
東亜協同經濟の方向(山崎靖純)
日本農業の特質(東畑精一)
歴史より見たる支那の統一と分裂(加藤繁)
長期建設下の輸出振興策(谷口吉彦)
再建の年・一九三七年を豫言す
國民組織の觀念(蠟山政道)
轉換期に立つ日本經濟(金原賢之助)
世界はどうなる(清澤洌)
世界經濟の進路(永田清)
なぜ文化と言う(佐藤信衛)
支那の知識階級(長谷川如是閑)
時局と經濟團體機構の整備(木村増太郎)
長江航行と歐洲列強(金生喜造)
日支文化の問題(湯爾和)
再組織されるものは誰か 政界時評(山法師)
國民再組織を語る(千石與太郎/佐々弘雄/永田清/奥村喜和男/正木千冬/帆足計/勝間田清一/雨谷菊夫/河野密/室伏高信)
陸軍定期異動の功罪(佐山亮太郎)
末次・木戸・鹽野・有馬(南國太郎)
興亜院と柳川中將(袋春吉)
國民再組織に躍る人々(大岡次郎)
現代批評
一九三七年を迎える
知性の再建
理論の再出發
芝居/美術/新劇/音樂/レコード/宗教
戰爭と中國學生(農子)
墨子の思想(尾池義雄)
論壇漫畫あら・かると(池田さぶろ)
新しき土の報告(和田傳)
朱徳の本營と共に(スメッドレー)
海外文化ニュース(内山敏)
東亜新秩序と國内改新 論壇時評(R・K・O)
一九三七年の課題 新聞時評(鋤屋坊人)
忍從(正宗白鳥)
印度の新聞界は沸騰す(野口米次郎)
從軍作家の問題(井上友一郎)
新春文壇樂屋咄 文藝時評(J・I・N)
クレギー大使との一問一答(一原友常)
獨逸の女子待遇法(前田不二三)
死者の書(釋超空)
老人ホーム(間宮茂輔)
土(宇野千代)
煙(岡田三郎)
風雪(阿部知二)
丸の内草話(岡本かの子)
白衣の兵隊(竹井龍治)
日本評論 第十四卷第二號 昭和十四年二月
社説
近衛から平沼へ 其の一
近衛から平沼へ 其の二
先づ窓を開け
和平の問題
東亜主義と東亜文化(高田保馬)
政變論(馬場恒吾)
平沼内閣に與う(今中次麿)
議會と國民再組織(新明正道)
石渡新藏相への公開状(内山徳治)
日本對外政策の經濟的理據(清澤洌)
建設戰時經濟のインフレーション(金原賢之助)
インフレは果たして來るか(小汀利得)
汪兆銘脱出を繞りて
汪兆銘の媾和聲明(米田實)
汪兆銘論(太田宇之助)
汪兆銘出國と抗戰陣營(横田實)
汪兆銘に與うる書(室伏高信)
近衛三聲明と汪兆銘聲明
平沼内閣の相貌(袋春吉)
平沼登場す 政界時評(山法師)
松の内政變裏街道(赤木皓助)
滿洲計劃経済と清算技術(橋本忠彦)
日支國民の結合(平尾則人)
政變と財界 財界時評(大手町人)
空襲法の問題に就いて(田岡良一)
音樂界の革新(高野瀏)
新劇/芝居/宗教/レコード/音樂
海外文化ニュース(内山敏)
東洋文化と日本音樂の系統(田邊尚雄)
女一人大陸を行く(大田洋子)
土の文學の展望(荒木良雄)
まんが・あらかると 新居格の卷(池田さぶろ)
科學映畫論(木々高太郎)
吉屋信子と林芙美子(葛飾老人)
書窓閑話(長谷川如是閑)
協同體論を繞ぐる問題 論壇時評(R・K・O)
平沼と新聞 新聞時評(鋤屋坊人)
文藝出版の珍現象 文藝時評(J・I・N)
ルナアルの日記(辰野隆)
むかしの仲間(茅野蕭々)
續牟禮随筆(武者小路實篤)
草の蔭(和田傳)
一つの結末(榊山潤)
死者の書(釋超空)
風雪(阿部知二)
日本評論 第十四卷第三號 昭和十四年三月
社説
大學の問題
平賀肅學の誤謬
全體主義政黨の誕生
平沼批判 その一
平沼批判 その二
新知性の創造
知識階級と日本思想(金子鷹之助)
日本人の知性(長谷川如是閑)
大學革新の問題
學生諸君に贈る辭(山田文雄)
この際に於ける大學一般の改進(杉森孝次郎)
大學革新派を擁護す(野中章二)
『平賀肅學』の眞相(本郷學人)
大學總長論(有村正義)
政治理念としての總力配分(大熊信行)
支那インテリに與うる書(加田哲二)
日獨伊に對する米國の陣立(清澤洌)
興亜外交の再出發(河相達夫)
『革新』新黨に寄する批判(津久井龍雄)
政界の風雲を眺める(河野密)
平沼内閣の生命(荻村龍太郎)
興亜議會の収穫(袋春吉)
革新政策の行方 政界時評(山法師)
抗戰必勝を證明す(蒋介石)
五中全會と重慶陣營(太田宇之助)
その後の汪兆銘(田中香苗)
支那の言論機關(小山榮三)
植民地要求とウクライナ(金生喜造)
イギリス人と雞(艾蕪)
新劇/宗教/音樂/レコード/芝居
白虎隊と少年團(石川政芳)
汪聲明はどう迎えられたか 論壇時評(R・K・O)
海南島の土民(知識眞治)
獨逸人の迷信(今泉孝太郎)
息子の旅(有馬頼義)
評論家協會への期待(船山信一)
『葦平文學』は何處へ?(大宅壯一)
戰爭文學の後に來るもの(保田與重郎)
大陸を喰う人々(東興太郎)
記者團改革の悩み 新聞時評(鋤屋坊人)
議會と財界 財界時評(大手町人)
服制論(朝倉文夫)
まんが・あらかると 三木清の卷(池田さぶろ)
滞米酒物語(加藤賢藏)
針(石上玄一郎)
アメリカの戰時公債消化と宣傳(一原有常)
我が蒙疆行(荒木巍)
考古學の旅(山本智教)
女流作家の當り年 文壇時評(J・I・N)
個性の強い文學(正宗白鳥)
温泉雜記(中谷宇吉郎)
續牟禮随筆(武者小路實篤)
賭(今井達夫
風雲窟の禪門(中河與一)
風雪(阿部知二)
死者の書(釋超空)
雪たたき(幸田露伴)