日本評論 　第１２巻第８号－第１０号 （昭和１２年８月～９月）

日本評論　第十二卷第八號　昭和十二年八月
時局と認識（山川均）
　時局の認識／「社會正義」は叫ぶ／ドイツと日本／古いイデオロギーと新しい役割／計畫經濟／農村對策の相剋／準戰體制過程の本質／國民體力の低下／國際正義と眞の平和／思想戰
北支事變と國民總動員
　われわれの立場（室伏高信）
　北支事變の經緯（太田宇之助）
　抗日支那の感蠋（高木陸郎）
　北支事變（河野密）
　支那を膺懲すべし（赤松克麿）
香月中將論（古田徳次郎）
冀察政權の人々（大山一郎）
第二十九軍と中央軍（新見浩）
試練期のロシヤを語る（秦彦三郎／甲谷悦雄／岡邦雄／島田正靖／富士辰馬／直井武夫／長谷川如是閑／室伏高信／本誌記者）
河上博士の近況（鈴木安藏）
美濃部博士訪問記（靑野季吉）
私の見た近衛公（和田日出吉）
フリードリヒ大王（深井英五）
輕井澤放送（尾崎行雄）
新全体主義論（杉森孝次郎）
貴族院改革問題（黑田覺）
危機を孕むソ滿國境（田中直吉）
日本の時代を造る人々
廬山思想會議（田中香苗）
近衛内閣行進曲（野村重太郎）
フランを繞る階級闘爭（筑紫明）
航空座談會（隈部一雄／小川太一郎／冨塚清／齋藤外男／福士剛／有馬廣士／金元好廣／本誌記者）
匿名評論
　無風帯内閣　政界時評（紫法師）
　期待される近衛内閣　論壇時評（P・C・L）
　貿易・金現送・為替　財界時評（P・Q・R）
　變態敵言論統制　新聞時評（Q・天・Q）
　渇きの時代　文藝時評（A・H・O）
帝國藝術院を審判す（後藤末雄）
古谷石を語る（加藤一夫）
再發した美術騒動（柳亮）
亡命紫衣三人男（津世文）
日本詩はどうなる（森山啓）
西安通信　支那靑年將校の手記（蘇醒）
戰爭小説
　明治元年（林房雄）
　戰場（榊山潤）
　勝沼戰記（村山知義）
國際ページ　ソ聯・支那・英・佛・伊・ドイツ
日本評論／スポーツ／映畫／芝居／音樂／レコード／宗教　／釣

日本評論　臨時増刊　第十二卷第九號　昭和十二年八月
特集　抗日支那の解剖
北支事變グラフ
抗日支那の解剖
支那の現勢と我對支政策（和知鷹二）
對支外交二十年とその破局（米田實）
抗日の生長（島根三吉）
抗日支那の背後にあるもの（村田孜郎）
支那に於ける國際關係（田中直吉）
ソ支關係概觀（長谷川了）
北支資源と我權益（高木陸郎）
中國國民に寄す（室伏高信）
支那中央集權の現段階（太田宇之助）
國民黨共産黨關係史（尾崎秀實）
經濟建設と五ヶ年計畫（小島精一）
中國財政の解剖（樋口弘）
抗日人民戰線派のその後（中保與作）
冀察と中央（工藤貞雄）
支那を動かす人々（田中香苗）
國民政府の正體（横田實）
支那國防力の解剖（宇治田直義）
抗日支那の國防經濟（牧内正男）
對日作戰計畫の實相（井上謙吉）
日支戰はば（三島康夫）
陜北から歸って（麗亞）
北支の學生運動（山上正義）
支那農民の現状（藤枝丈夫）
廬山會議の結末（太田宇之助）
北支と南京（鷲澤與四二）
抗日文學（菊池勇）
北支随筆
　包頭河西の農民　緩遠（龐善守）
　塞外の一日　張家口（黄冰）
　人さらい　靑島（緑漪）
支那に警告する（ヘッファー）
北支事變日誌（本社編輯部）
北支事變地圖（陸軍省）

日本評論　第十二卷第十號　昭和十二年九月
時局と思想（三木清）
　宣傳と政治の限界／北支事變と外交／「聖職者の
背任」／試驗と學制改革／文化の「混亂」／言論統制と精神の自由
今明年に恐慌來るか（猪俣津南雄）
自覺と自負（天野貞祐）
再節日本人のこころ（谷川徹三）
ナチス獨逸より歸りて（藤澤親雄）
日本學としての日本國家學（佐治謙讓）
時局と思想動員
　思想動員の本質認識（新明正道）
　思想動員論（戸坂潤）
　思想動員と北支事變（杉森孝次郎）
時局とわが經濟
　北支事變とわが經濟（栗本勇之助）
　事變の影響と豫算消化策（阿部勇）
　日支事變と株式界（伊藤好道）
　北支と外國貿易（野崎龍七）
時局と社會大衆黨
　社會大衆黨の立場（片山哲）
　社大黨の擬裝的愛國（赤松克麿）
北支上海現地報告
　我が參戰記（菱刈隆文）
　北支戰線を見て思う（伊藤金次郎）
　廊坊戰線從軍記（神田孝一）
　北支事變の戰禍より（石川順）
　現地での感想（山崎靖純）
　死の通州脱出記（安藤利男）
　廣安門生還記（本田親男）
　北支事變觀戰記（瀬戸俊夫）
　天津・通州の記（高木翔之助）
　禍亂の巷天津（下村亮一）
　上海開戰の前夜風景（下條雄三）
　戰慄する上海の街上に立って（土肥二郎）
支那人の見た日本
　日本人の支那人に對する態度（郭沫若）
　日本及び日本人に對する私の觀察（徐北辰）
　日本民族の健康さ（劉大杰）
　日本人（羅牧）
　印象中の日本（胡行之）
　日本人文化の生活（郁達夫）
　日本民族の二三の特性（傳仲濤）
新日本文化の進路（林房雄）
「新日本文化の會」論（靑野季吉）
事變と世界の輿論（長谷川了）
明治文人噂之聞書（丘竹之助）
各省の時代を造る人々
十和田湖と八甲田山（深田久彌）
戰爭と平和（近松秋江）
匿名評論
　批判のない軍部　政界時評（紫法師）
　評論の客觀主義化　論壇時評（P・C・L）
　戰時體制の動向　財界時評（P・Q・R）
　事變か？戰爭か？　新聞時評（Q・天・Q）
　懇話會賞と芥川賞　文藝時評（A・H・O）
航空小説
　アンデス航空路（北村小松）
　空中戰物語（大場彌平）
　或る空中戰士の話（海野十三）
　爆撃機（ジョージ・ブルース）
國際ページ　支那・ソ聯・英・佛・スペイン
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殷汝耕救出の記（荒木五郎）