婦人画報 第234号-第243号(大正14年4月~12月)
四月號 第二百三十四號(大正十四年四月一日發行)
△畫 報△
▼キモノ[表紙 原色版](武井武雄筆)
▼春雨[二頁大原色版美人畫](鏑木清方筆)
▼觀劇、晩餐會の時の姉妹のお仕度[原色版]
▼園遊會へお出かけの温順しやかな令嬢姿[原色版]
▼日本趣味のお集りに着る若奥樣の社交着[原色版]
▼春の自然に合せた令嬢の外出着[原色版]
▼花の嵐峡[藝術寫眞](黒川翠山作)
△畫 報△
◎御新婚の兩殿下桃山御陵へ
◎御仲睦ましき朝香宮の王子王女殿下
◎侯爵は衣冠束帯、姫は袿袴にて嚴かに擧げられた結婚式
◎洋裝にて披露の席へ[岡本氏露子姫の結婚]
◎一家揃うて小松侯爵渡歐
◎晩餐會へ[令嬢の正裝]
◎まがきに匂ふ花一枝[趣味の林雪枝嬢]
◎鈴木千榮子嬢
◎岸上美代子嬢
◎千種さんの御寮人と甚平すがた
◎新婚の夢のせて—旅へ
◎花の裝ひなりて
◎いざ式場へ
◎春はあけぼの[雨宮多嘉子嬢]
◎袖に散り來る花の色[高橋淑子夫人]
◎花見結びとくるひ蝶
◎艶粧胡蝶と銀扇
◎その棚の上のものを取って頂戴
◎千春さんと千章さん
◎縞のお召と小紋の江戸褄
◎春の雨、夕べ靜かに[西村壽美子嬢と小枝子嬢]
◎近事いろいろ
◎しだれ櫻の匂ひゆかしく[伊藤すみ子嬢と松居絹子嬢]
◎西の京ぶり春の裝ひ
◎花見衣の山の手の若夫人
◎招かれて 下町風の若夫人
◎花嫁より若夫人へ
◎お振袖ととめ袖
◎東京の藝者、京都の藝者
◎生髪そっくりの鬘
△讀 物▽
今様流行の粹
◎『公園』ピカール・ル・ラ氏筆
◎純東洋趣味、古代模様の復活
◎今春のキモノ[外出着、常着及びそれに配する帯と手提]
◎この春を飾る社交服と訪問着[地織に變化を見せた半襟]
◎女から觀た女の「キモノ」[銀座、人形町、淺草、帝劇の途上スケッチ]
◎踊聖ニジンスキー[近代舞人傳(3)](光吉夏彌)
◎映畫女優と幸運(如月敏子)
未來の「キモノ」と日本の女性美禮讃
◎服装の美と實質(正宗得三郎)
◎婦人服の新形式創作(田中良)
◎櫻咲く島のキモノ(竹久夢二)
◎洋風な和裝(宇野浩二)
◎女の着物には生命がある(生方敏郎)
◎服飾愚談(水島爾保布)
◎住宅に調和したキモノ(岡田三郎助)
着物を引立たせる姿勢美
◎端麗な美しさを見せる仕舞から觀た着物美(山階明子)
◎日本のキモノを引立たせる姿勢美と舞踊(林きむ子)
◎體操運動より觀た着物美(白井規矩郎)
◎切られお富の着るやうな袢纏を(深尾須磨子)
私の着て見たいと思ふ着物
◎調和する暖かな色の着物(與謝野晶子)
◎色彩で着る着物(柿内青葉)
◎模樣は寫生風の季節に因んだもの(櫻田公子)
◎朧月夜に櫻を觀るやうな感じのもの(栗島すみ子)
◎背景と服装(黒田鵬心)
◎容姿の缺點を隠し長所を生かす着物の選び方(早見君子)
—紫系統のよく似合ふ人—濃厚な裝ひの似合う人—肥えた人と痩せた人—丈の高い人と低い人—
現代の日本の女性に着せて見たい着物
◎現代に相應しい着物の色と柄(杉浦非水)
◎上半身に模樣を多くした裾模樣(桐ヶ谷天香)
端麗な姿に見せるキモノ着附の秘訣
◎形を美しく見せる紋服の着附(遠藤波津子)
◎中年婦人の着物の選び方と着附(小口みち子)
◎女學校出の若奥樣の着つけ(久米なか子)
◎婦人は果たして着物を愛せりや(杉浦翠子)
◎嫁入り仕度の着物の制限(入澤常子)
◎着物の變遷と其時代の女性美(文學士・江馬務)
◎藝術化された帯の結び方(松本愛子)
◎衞生上より觀たる和裝ー和裝改良の必要と要點(醫學博士・佐々木秀一)
◎令嬢向帯形二題(島田艶子)
◎外人に持てる日本の「キモノ」(石川敬藏)
◎着物を格好よく着せるための寸法と縫方(大妻こたか)
◎毛織物が婦人の服裝に及ぼす影響(伊藤素一)
◎デパートメントストアーで上手な買物をするには(村尾豊二)
◎流行後れの着物を如何に生かして着るか(川口愛子)
◎流行を生み出すまでの圖案家の苦心(佐々木倉太)
◎旅日記(大野隆德)
◎ガリル・クルチ夫人[現代西歐音樂家傳](牛山充)
◎入江香代子夫人[大阪婦人訪問記](ゆかり)
◎飼ふ趣味を語る—小鳥と人間の間(藤井浩祐)
◎我子を見つむ(松原至大)
◎理想と現實(嵯峨豊子)
◎戀愛遊戯と現實生活の悲劇(井上康文)
◎母性保護と健康保險(法學博士・森莊三郎)
◎精巧な鬘(南たづ子)
◎關西の旅(梅澤京子)
◎張りの淺い今春流行の加工洋傘—線の強味を見せた—
◎春向子供服の縫方(永井豊太郎)
◎病人食物の料理(春海玉江)
◎地色の變化を見せた男子の着物
◎束髪の影響を受けた日本髪の變化(古田梅子)
◎美容館めぐり(ゆり子)
◎郊外に家を建てるには(農學士・野間守人)
◎花形のスカーフ
◎講談 遠山繁子(猫遊軒伯痴)
◎懸賞當選 抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞當選 短歌(佐々木信綱/與謝野晶子選)
◎春草會詠草
創作
◎短篇小説 影に生きる(細山源吉)
◎日本の女(芥川龍之介)
◎飜譯 悔ひ(村田美津子)
◎懸賞當選短篇小説 絞り染め(水島久子)
◎短篇小説 邊土の春(原田謙次)
◎長篇抒情詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎名作文藝映畫劇『ろもら』の話(大泉黒石)
◎長篇小説 苔の花(北小路功光)
◎化粧問答(藤波芙蓉)
六月號 第二百三十七號(大正十四年六月一日發行)
△口繪と表紙△
▼初夏[表紙 プロセス印刷](武井武雄)
▼上總大原[油繪 三色版](石井柏亭)
▼幸福の島[名畫 三色版](ベナール)
▼若葉[美人畫 プロセス印刷](伊東深水)
▼夜會へ[巴里風俗 プロセス印刷]
▼初夏の花[こでまり、藝術寫眞](黒川翠山)
△畫 報△
◎竹田宮大妃殿下最近御眞影
◎山階侯爵の新婚
◎二妃殿下台臨、跡見女學校創立五十周年祝賀
◎岩倉嘉子嬢と直子嬢
◎歡樂のゆふべ、櫻花ダンスと元禄花見踊
◎女子庭球選手の花形
◎壬生種子嬢
◎長岡せつ子嬢
◎樂園にさまよひて
◎島津量子嬢
◎鎌倉に住みて[名流作家の家庭生活]
◎マクレツオワ夫人の舞踊
◎欄に依りて[岡本一平氏とかの子夫人]
◎竹下大將の家庭
◎鈴木壽子嬢
◎この足三十萬圓
◎和洋室に適した投入と盛花
◎巴里のオペラハウス
◎「暫」と「人間萬歳」
◎武田正子嬢
◎四辻に立ちて[梅屋知世子嬢]
◎花下の歡樂境
◎大橋靜子嬢
◎福島つた子嬢
◎わが半生の鹿島立[岡田道一學士と新夫人]
◎初夏の夫人洋裝と帽子
◎西の京の樂園
◎山口素子嬢ととし子嬢
◎尾上梅幸の表情
◎樂聖ショパン
◎懸賞當選寫眞
△讀 物△
◎歡樂哀唱[歌](吉井勇)
◎再び得られざる味[漫畫](細木原青起)
◎河上鈴子女史と露國舞踊家
香の歡樂郷
◎香の交響楽—香水夜話—(五月みどり)
◎世界の歡樂郷—美は調和から生まれる—
◎典雅なフランス・フイレーレース應用(田村松枝)
◎新流行私語—窓掛と卓子掛—(矢部季)
◎地上樂園(文學博士・醫學博士・富士川游)
◎天國は地上のものなれ[歌](柳原燁子)
私達の望む理想郷
◎美はしき人の心(鷹野つぎ)
◎わが樂園豫想(岡本かの子)
◎至上樂園のあるところ—私自身の心象より—(生田花世)
◎私の住みたい理想の住宅—伊太利の趣を偲ばせて—(上原靜子)
◎地上樂園[漫畫](岡本一平)
◎愛と平和を理想とする人間生活(中條百合子)
◎舞臺は樂園(村田嘉久子)
◎アタラクシヤ(佐々木茂索)
◎怠け放題(ささき・ふさ)
◎理想の石女はいや(吉屋信子)
世界の歡樂郷
◎踊り明す巴里の一夜—七月十四日祭—(太田三郎)
◎東京景情詩(生方敏郎)
◎地上[歌](與謝野晶子)
◎大阪の歡樂郷(なみぢ)
◎京都の歡樂郷(四郎)
◎熱海小景(高安やす子)
◎メイリ・ガードウン[現代世界女流音樂家列傳](牛山充)
◎婦人裝美の研究(文學士・谷口政秀)
◎地上樂園に住む人のこころ[歌](藤江)
◎血と熱の踊手—アトルフ・ボルム—(吉光夏彌)
◎嗚呼久野久子女史(牛山充)
◎名優の見た戀(しげる)
◎新鮮な初夏の料理(村井政善)
◎凉味を見せる浴衣の流行(とき子)
◎講談 遠山繁子(猫遊軒伯痴)
◎懸賞當選 抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞當選 短歌(佐々木信綱選/與謝野晶子選)
創作
◎短篇小説 二三の家庭(正宗白鳥)
◎短編小説 戀の序曲(田中純)
◎雲[詩](松原至大)
◎長篇抒情詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎中篇小説 顔の喜劇(大泉黒石)
◎募集小説 思出の花(赤城靜子)
◎長篇諧謔小説 好人物(佐々木邦)
▲化粧問答(藤波芙蓉)
七月號 第二百三十八號(大正十四年七月一日發行)
△口繪と表紙△
▼七月の花[表紙 プロセス印刷](武井武雄)
▼靜物[油繪 三色版](仙波均平)
▼涼味[美人畫 プロセス印刷]
▼樂土[プロセス印刷](鰭崎英朋)
▼藝術味豊かな歐羅巴の刺繍[三色版](竹久夢二)
△畫 報△
◎東宮殿下京都市民に御詞を賜ふ
◎皇后陛下愛國婦人會總會へ
◎佛蘭西巴里御滞在中の朝香宮妃允子内親王殿下
◎蛇の目の傘をさされて閑院宮華子女王殿下
◎御睦しく庭園御散歩 山階侯爵と壽賀子夫人の新家庭
◎新婚の松方義雄氏と久子夫人
◎藤堂惇子嬢
◎踊の手振鮮かなす白耳義大使二令嬢
◎竹生島に於ける關西社交會の花形
◎初夏の光を浴びて細川公邸の常夏會
◎姫君と雜色—鎌倉時代の風俗
◎津田夫人のマクラメ、小池夫人のスピン編、小島夫人の切抜刺繍
◎三井祥子嬢
◎堀越雪子嬢
◎展覽會の準備に忙がしい島津忠備男と愛子夫人
◎久保田萬太郎氏と耕一君
◎銀婚の御式を祝ひ奉る日
◎中央美術展覽會に入選の三閨秀畫家と其の作品
◎藤島幸子嬢
◎若林矩子嬢
◎献上の屏風とクッション
◎表彰された篤行者と敬老會
◎夏の婦人風俗
◎竹柏會の假裝風俗行列
◎田中女史經營の米國に於ける裁縫女學校
◎選ばれたる四人の女先生
◎高津夫人の刺繍
◎吉村せい子女史お土産の手藝品
◎所高子嬢
◎山田壽子嬢と茂子嬢
◎田邊、田中二夫人の刺繍と天香女史の描き更紗
◎中村吉右衞門の表情
◎新味を見せた令嬢向夏の衣裳
◎新案夏向束髪
△讀 物△
◎細い線で美しく縫ふクッションの圖案(武井武雄)
◎壯嚴にして花麗な日本刺繍の粹
◎華麗なアラビア工藝品マクラメ(百合子)
◎マルビエンスカヤ夫人と創作のポーランド絨氈
◎凉しげなカツトグラス
◎枯淡な味のある燒繪の仕方(西田園子)
◎北國の味、ロシヤ刺繍—津田敏子女史を訪ねて(水野ふじ子)
◎藝術味豊かな歐羅巴の手藝(小野つる子)
◎新手藝、版畫更紗(澁谷終吉)
◎自然物を採入れる農民美術圖案(山本鼎)
◎ベニス土産、革細工と刺繍(田邊操子)
◎曲線と色彩でゆくカット・ウアク(小島たか子)
◎リボン刺繍の色と調子(齋藤茂)
◎花の樣に夏の街に咲出る 美しい日傘と洋傘
◎線の美を生命とするかき更紗(桐ヶ谷天香)
◎新鮮な果物飲料(なつ子)
◎面白いマクラメ應用(田村松枝)
◎繪畫風な貝細工造花(津木よし子)
◎華奢な感じのスピン編み(小林春枝)
◎實用化されて來た日本刺繍(松岡冬子)
◎雅味あるクレオン染(矢崎好章)
◎グラスゴーの刺繍學校(岡田忠一)
◎涼味本位のすだれ、團扇
◎實物轉寫、新しき造花の作り方(大妻こたか)
◎婦人子供に奬める趣味と實用の樂燒(板谷波山)
◎放心[漫畫](細木原青起)
◎婦人洋裝美の研究[三](文學士・谷口政秀)
◎避暑地に於ける皮膚の手入れ(早見君子)
◎夏の室内裝飾(小宮山豊房)
◎ありし日の武藏野の一部を其儘庭園に(糸川恭平)
◎鈴蘭の花(永田龍雄)
◎新しい佛蘭西の文藝作家紹介[一]—フランシス・カルコ—(薩摩次郎八)
◎「希腦美」の舞ひ人ミカエル・モードキン—近代舞人傳[6]—(光吉夏彌)
◎襟足を美しく見せる夏の束髪—青葉巻結び方—(笠原くに子)
◎眞夏の流行外出着 明石風な銘仙
◎[新流行私語]女性美の象徴 服飾流行の未來へ(矢部季)
◎ネイリー・メルバ—現代世界女流音樂家傳—(牛山充)
◎勢力を増す支那料理(渡邊貞太郎)
◎弱い子供を丈夫にするには(醫學博士・豊福環)
◎食道樂 東京たべある記(A・B・C嬢)
◎南國にみのる芳醇な果實(南みづ子)
◎懸賞當選抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞當選短歌(與謝野昌子選/佐々木信綱選)
創 作
◎短篇小説 竹亭に遇ふ(吉井勇)
◎長篇諧謔小説 好人物(佐々木邦)
◎長篇叙事詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎散文詩 華麗な十字街(井上康文)
◎小品 孤獨の小屋(原田謙次)
◎募集小説 初夏の頃(小林季子)
◎中篇小説 顔の喜劇(大泉黒石)
▲化粧問答(藤波芙蓉)
八月號 第二百三十九號(大正十四年八月一日發行)
△口繪と表紙△
◎三人[表紙 プロセス印刷](武井武雄)
◎緑蔭[三色版](ラブテード筆)
◎川湖幽禽圖[プロセス印刷](川端龍子筆)
◎自畫像[三色版](ジャーン・ヂェルマルシエックス夫人筆)
◎輕き裝ひ[プロセス印刷](高畠華宵筆)
◎潮音(盬澤邦一作)
△畫 報△
◎攝政宮樣を始め御兄弟の宮樣叔母宮樣方おそろひにて
◎御禮裝の東伏見大妃周子殿下
◎朝融王殿下御成婚御披露の園遊會
◎よろこびの日—新婚の久邇侯爵と量子姫
◎いづれあやめか—稻垣子爵の三令嬢
◎北白川宮王子王女殿下の御質素な御日常着
◎經濟的な結婚衣裳
◎面白い各國服裝いろいろ
◎六夫婦そろったおめでたい塚本氏の家庭
◎おそろひで[原貢氏と久子嬢の結婚、栗田氏と新夫人]
◎東郷珠子嬢
◎コロラチュア、ソプラノ關屋敏子嬢の獨唱
◎倉橋氏の家庭と新居
◎天才と美貌で名あるヂ夫人とその自畫像
◎動的の美と魅力をもつ手の表情
◎出羽捷子嬢
◎小笠原春枝、富士子の二嬢
◎畫家武井武雄氏の家庭
◎荒野ジョルジスト夫人
◎輕やかなゆかたすがた
◎解剖學から性教育へ
◎弓づるのひびき、樂屋うらにて
◎二令嬢の避暑地生活
◎南部・毛利・日比谷三令嬢
◎毛蟲[佐々木茂索氏とふさ子夫人]
◎氣のきいた洋裝と臺彎上流婦人の服裝
◎飯塚氏の家庭
◎英國上流婦人と夏
◎嗚呼矢島揖子刀自
◎懸賞寫眞
◎夏むきの束髪と日本髪八種
◎市村羽左衞門の表情
△讀 物△
◎新味禮讃[歌](佐佐木信綱)
◎名士の考案になれる藝術的浴衣模樣
◎凉味の粹—燈籠、岐阜提灯、衣桁、すだれ—(百合子)
◎巴里の流行から—ボタンで勅撰模樣を見せる婦人服—(まち子)
◎風流な夏の盆栽(柳子)
◎夏の街をゆく心[新流行私語](竹久夢二)
◎顔と髪(矢部季)
◎水々しい夏の朝夕の化粧(久米なか子)
◎日常凉味(倉橋惣三)
◎乳兒榮養品の調理方
◎夏日の誘惑(醫學博士・杉田直樹)
◎涼味溢るる夏の室内外の家具裝飾(東京高等工藝享受・木檜恕一)
◎夏の食膳に上る新鮮な野菜魚肉料理(小宮山孝輝)
◎俳味一服、家族本位、實用的な自分の庭(東京市公園課長・井下清)
◎避暑にゆかぬ避暑[漫畫](宍戸左行)
情緒の夏と生活
◎印象の芦屋(高安やす子)
◎自然の子となって暮らす避暑生活(厨川蝶子)
◎私の夏の生活(三宅やす子)
◎風變わりな夏向き支那料理(渡違貞太郎)
◎ポーランドの夏の思ひ出(川上常盤)
◎暑い夏の舞台稽古(森律子)
◎夏のチー・パーチー(アグネス・アールウヰン)
◎夏のロシヤと其行樂(昇曙夢)
◎ビイナス・ナイト—アメリカのキャンプ生活—(水谷まさる)
◎山の姿と天幕生活の追想(黒田米子)
◎[訪問記]ソプラノ歌手關屋敏子嬢
◎妻君操縦索[漫畫](細木原青起)
◎夏季に罹り易い小兒病(醫學博士・瀨川昌世)
◎脚氣病の新治療法と豫防法(醫學博士・大森憲太)
◎隠れたる避暑地(谷口梨花)
◎夏の女性美を増す新しい恰好の海水衣の作り方(高田弘四郎)
◎夏季に於ける虚弱者の榮養食(春海玉江)
◎夏の髪形六題(西山秋子)
◎婦人洋裝美の研究—洋服を着た時の歩き方—(文學士・谷口政秀)
◎フリーダム・ヘムペル—現代世界女流音樂家列傳—(牛山充)
◎フォーキンとマーシン—近代舞人傳—(光吉夏彌)
◎當選抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞當選短歌(佐々木信綱選/與謝野昌子選)
文藝欄
◎短編小説 ある男の運命(中村武羅夫)
◎小品 椎を植うる日(吉田絃二郎)
◎募集小説「同じこと」(森倭文子)
◎叙情小曲 月の暈(川路柳虹)
◎長篇諧謔小説 好人物(佐々木邦)
◎長篇叙事詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎中篇小説 顔の喜劇(大泉黒石)
◎歌 フランスにて歌へる(薩摩次郎八)
◎長篇小説 春と冬の間(細田源吉)
▲化粧問答(藤波芙蓉)
◎編輯を終りて
十月號 第二百四十一號(大正十四年十月一日發行)
△口繪と表紙△
◎お伽話[表紙](武井武雄筆)
◎風景[三色版](田邊至筆)
◎武藏野の秋[プロセス印刷](佐々木林風筆)
◎おとづれ[プロセス印刷](伊藤小坡筆)
◎純巴里の色調を採つた新しい社交服[三色版]
△畫 報△
◎水浴 デュラン筆(佛國美術展出品)
◎皇太子殿下樺太行啓畫報
◎英國に於ける秩父宮殿下御近状
◎閑院宮華子女王殿下
◎巴里郊外の朝香宮同妃兩殿下
◎愛人を探ねて「七つの門」を ルース・セント・デニス夫人のイシュター
◎撫子のやうな賀茂勝子嬢
◎小萩のやうな山田千代子嬢
◎和裝と洋裝 新考案の結婚式服
◎二科の新レコード四婦人の入選力作
◎生活の陣頭に立ちて[一]
◎洋裝のよく似合ふ前田韁子嬢
◎晴れやかな平井梅子嬢
◎京都に於ける社交界のスター 厨川蝶子夫人を迎へて
◎畫家高間惣七氏の家庭
◎女流テニス選手たちの活躍 ウインブルドンの勇者
◎手藝品に秀でた四婦人の相談會
◎紅の研究に没頭しつつある理學博士黒田ちか子さん
◎院展に入選の二女流彫塑家
◎ピアノに秀でた宇野田鶴子嬢
◎家事にいそしむ星野和子嬢
◎安永時代納涼娘風俗
◎和洋裝に調和のよいウエーヴぬきの新案束髪
◎守田勘彌の表情
◎生活の陣頭に立ちて[二]
◎ピアニスト・デイック教授と松平鈴木二女史
◎若き女醫としての池田きみ子さん
◎龜高文子夫人新築のアトリエで寫生
◎膃肭臍とロッペン鳥の大群
◎何をそんなにお笑ひですか うれしくてたまらぬ森律子さん
◎印版彫刻の英子さんと代書の鶴子さん
◎果實と裸體習作 懸賞當選寫眞
◎關西婦人方の活躍
◎眩しいやうに美しい五月信子のカルメン
△讀 物△
◎湖のほとり(文學博士・佐佐木信綱)
◎婚禮仕度の準備と注意 着附、化粧、髪の手入れ(遠藤波津子)
◎この頃の季節に相應しい客間の家具(もち子)
◎趣味の盆石(伊藤英子)
◎ルース・セント・デニス女史の舞踊に就て(原せい子)
◎海外演劇圖説[一](小山内薰)
◎女子の能力(文學博士・下田次郎)
生活の陣頭に立ちて
◎筆を持つものとして(三宅やす子)
◎實用的素養の必要な(英文速記者・西島くわ子)
◎事務所の机によりて(市川房枝)
◎生活の第一線に立ちて(岩野英枝)
◎病人に直面して(嘉代子)
◎趣味から生れた職業(早見君子)
◎エプロン姿で店頭に(安孫子すゑ子)
◎婦人記者の愚痴(平井恒)
◎女外交員として(田中しめ子)
働く婦人を訪ねて
◎小さな一番さん 白木の伊藤さん(なみ子)
◎戰場に働く意氣の 交換局の南出すがをさん(ゑつ子)
◎院長さんのお留守が一番辛い 若き女醫池田きみ子さん(桃子)
◎帝大構内に文房具点を營む 萩原眞子さん(さち子)
◎商賣に飽きない 松屋の原田松枝さん(うめ子)
◎生涯を貫く熱誠の一字に下谷のおあきさん(とし子)
◎化粧と髪の手入れ(遠藤波津子)
◎嫉妬[漫畫](細木原青起)
◎婦人と經濟的獨立(帆足理一郎)
◎職業婦人の健康問題(醫學博士・石原修)
◎職業婦人の貞操問題(千葉龜雄)
職業婦人哀話
◎己の責任か世の罪か亡びの路に喘ぐ人々(梅山一郎)
◎禁慾の黒衣にくるまる女工の生活(細井和喜藏)
◎佛蘭西最近流行の傾向—思想—文藝—衣裳—化粧—(吉村せい子)
◎私たちの生活(原阿佐緒)
◎デニシヨウンの舞踊—近代舞人傳—(光吉夏彌)
◎編物を應用した婦人帽子の作り方(小出春江)
◎秋口の嬰兒を丈夫に育てるには(醫學博士・豊福環)
◎抒情小曲當選(川路柳虹選)
◎懸賞當選短歌(佐々木信綱選/與謝野昌子選)
文藝欄
◎短編小説 友の遺稿(吉田絃二郎)
◎短編小説 青く光る石(三宅やす子)
◎募集小説 或る養子聟(木枝多香子)
◎[詩]秋をよぶ雨(川路せい子)
◎長篇叙事詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎諧謔小説 好人物(佐々木邦)
◎長篇小説 春と冬との間(細田源吉)
▲化粧問答(藤波芙蓉)
◎編輯を終りて
十一月號 第二百四十二號(大正十四年十一月一日發行)
△口繪と表紙△
□秋[表紙 プロセス印刷](武井武雄)
□袷着て[三色版](中澤弘光)
□秋深水清[プロセス印刷](結城素明)
□葡萄と皿[三色版](南薫造)
□紅葉のころ[プロセス印刷](梶原緋佐子)
△畫 報△
◯英皇子御招待のための日光田母澤御用邸より御機嫌うるはしく皇后陛下還啓
◯ウエルカム ジョージ殿下
◯美術の園に製作品御鑑賞の久邇大將宮殿下と妃殿下
◯竹田宮禮子女王殿下
◯おそろひでお買物を遊ばす梨本宮妃殿下と姫宮殿下
◯『春日局』の作者大村嘉代子さんと歌舞伎座に上演の其の舞臺面
◯杉英子嬢
◯林壽美子嬢
◯雅味に富んだ京都有職料理
◯房州保田に愛の家を營む石原純博士と原阿佐緒さん
◯創作家吉田絃二郎氏夫妻
◯洋食卓の飾りつけと佛蘭西料理
◯京都名物祇園料理
◯英皇子の舞踏のお相手をした財部豊子嬢
◯かがやくひかり—花嫁姿の生島利子さん
◯眼の特徴
◯支那料理の數々と其の食べ方
◯女流俳人長谷川かな女さん
◯濱田たみ子嬢
◯大平康子嬢
◯和洋料理珍味の數々
◯眞葛原の鰊料理と岡山の芋棒料理
◯中村歌右衞門の表情
◯嬢ちゃん どちらへ
◯今秋流行の婦人服と子供服
◯珍味長崎料理とお座敷天ぷら
◯流行の日本髪四種と新案束髪二種
◯東京文化の變遷時代風俗
◯司會式罐詰料理と試食會
◯竹葉の鰻蒲燒と松茸料理、赤あんどんの茶めしあんかけ
◯一甫女史の生花二種[すすきと菊のまぜ活けの花姿]
△讀 物△
◎演劇圖説[二](小山内薰)
◎萬年顔[漫畫](細木原青起)
◎天ぷら料理とお辨當のいろいろ お鮨と丼物
◎美しいビーズ細工(木川なつ子)
◎帝都の秋を彩る流行の服飾(綠三)
—晴々しい氣持に滿ちた和服と洋裝の新しい好み—
◎裏千家の茶事
◎家庭と食卓(倉橋惣三)
◎折詰料理と折詰の數々
珍味食物と趣味の料理
◎料理は味よりも香りを(田山花袋)
◎世界のうまい物(松居松翁)
◎風味いろいろ(上司小劍)
◎私の好きな食物(三宅やす子)
◎三都食道樂(生方敏郎)
◎寂しき秋の趣を其儘髪形に化粧に(マリールヰズ)
◎私の好きな食物[回答](數十名士)
◎可愛い兒には粗食と咀嚼(醫學博士・二木謙三)
◎病氣と食物(醫學博士・佐々廉平)
實用最新家庭料理
—献立附日常料理及小客膳—
◎西洋料理家庭惣菜用 一週間献立料理(秋穗敬子)
◎來客用小宴會 佛蘭西料理(秋穗けい子)
◎日本料理 季節もの一週間献立(龜井まき子)
◎日本料理 來客の食事に出す献立(龜井マキ子)
◎ライス料理六種(利根子)
◎正式包席の北京料理(渡邊貞太郎)
◎家庭榮養料理(村井政善)
◎玉子料理三種(吉川とく子)
◎美味しい榮養食献立(安孫子すゑ子)
◎スープの取り方十種(木村利根子)
◎飯のいろいろ(指原乙子)
◎—家庭團欒の味豊な—鍋料理いろいろ(赤堀峰吉)
◎秋の季節料理(的場英子)
◎豚肉料理の献立(獣醫學博士・田中宏)
◎お辨當のお菜(吉村里子)
◎—美味と風味を兼備へた—松茸と栗の料理十種(平の家主人)
◎關西特有のお料理(林千代子)
◎家庭經濟料理(木村利根子)
◎料理上最も必要なる注意(宮内省大膳寮厨司長・秋山德三)
◎趣味と經濟より見た罐詰(和漢蘭亭主人)
◎婦人記者の手になる 素人料理を食べる記(M生)
◎懸賞食物クロスワード
◎—現代世界女流音樂家列傳—リリアン ノルデイカ(牛山充)
◎菊の生花に就いて(角谷緑三)
◎茸と中毒(藥學士・橋爪惠)
◎懸賞當選 抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞當選 短歌(佐々木信綱選/與謝野昌子選)
文藝欄
◎短編小説 破られた夢(近松秋江)
◎冷笑[歌](原阿佐緒)
◎隋筆 或る市井小景(吉井勇)
◎隋筆十三夜粧詞(佐藤惣五郎)
◎懸賞當選小説 みみず(不二雪枝)
◎諧謔小説 好人物(佐々木邦)
◎長篇叙事詩 輝ける薔薇(福田正夫)
◎長篇小説 春と冬との間(細田源吉)
◎化粧問答(藤波芙蓉)
◎編輯を終りて
十二月號 第二百四十三號(大正十四年十二月一日發行)
△口繪と表紙▽
◎トランプの女王[表紙 プロセス印刷](武井武雄)
◎風景[三色版](遠山五郎)
◎笠置[プロセス印刷](水島爾保布)
◎夜[プロセス印刷](山川秀峰)
◎古刹の黄昏[藝術寫眞](黒川翠山)
△畫 報△
◎大演習地に於ける攝政宮の御英姿
◎お庭先に下り立たせられて—久邇宮朝融王殿下と同妃殿下
◎光榮ある女子庭球選手
◎賀陽宮大妃殿下と神宮競技
◎女子競泳を御覽の李王世子妃と德惠姫
◎閑院宮春仁王殿下と御婚約の一條直子嬢
◎ルーマニア皇太子妃と皇孫
◎はらからの睦み—本庄子爵夫人と小笠原日佐子嬢
◎橋本妙子嬢
◎歡びに輝く—新婚の細川忠督氏と井伊由喜子嬢
◎第六回帝展女流出品畫
◎米國女子野球團の奮闘
◎女流歌人中原綾子さん
◎本誌連載中の長篇小説「春と冬との間」の作者細田源吉氏の家庭
◎光榮のコップ大使と夫人
◎深田澄子嬢
◎お買物振—三井惠子夫人と櫻田君子嬢
◎寛政時代の婦人風俗
◎加藤松香女史と作品展覽會
◎花二輪—藤田久子夫人と廣島櫻子夫人
◎青木醇子嬢
◎束八重子嬢
◎買物スケッチ
◎帝展彫塑室と日本畫室の一部
◎伊藤長山二女史の作品
◎片岡仁左衞門の表情
◎明眸—世戸幸枝嬢
◎新型の靴いろいろ
◎英國上流婦人宮中參内の服裝
◎晴れの裝ひ
◎懸賞寫眞
◎入京した印度王の一行と呉將軍夫人
◎女子教育功勞者感謝會と煎茶式
△讀 物△
論説と婦人の聲
◎家の財産は夫婦の共有である(帆足理一郎)
◎不幸な婦人を金で弄ぶ 男を憎む(林歌子)
◎婦人記者としての三十年(大澤豊子)
買ひもの漫言
◎變な買ひ物(竹久夢二)
◎散財三昧(生方敏郎)
◎買ひ物(近松秋江)
◎神戸まで買ひ物に(高安やす子)
◎私は直感で買物をする(山田邦子)
◎安く買へる方法(戸川貞雄)
◎無駄な買物にこりて(鷹野つぎ)
◎買ひ物上手漫語(水谷まさる
◎買ひ物のおつきあひ(小寺菊子)
◎買ひ物秘訣草(三須裕)
◎京都大阪婦人の買物ぶり(摩天樓)
趣味と美容と季節料理
◎今秋流行のショール(ふぢ子)
◎海外新劇畫報(小山内薫)
◎若奥樣向手さげの作へ方(高田弘四郎)
◎上品で經濟な毛糸の婦人洋服と帽子の編み方(西島くわ子)
◎半襟の好みぶり(なみ子)
◎新しい束髪錦巻の結ひ方(木村辻子)
◎瑞典舞踊(光吉夏彌)
◎買ひ物漫畫((細木原青起)
◎服飾經濟(矢部季)
◎小春心の南天の生花(角谷緑三)
◎今は髪の手入れ時—いつも美しくつやのあるやう—(つぢ子)
◎顔の荒れを防ぐ最もよい化粧法(吉田梅子)
◎季節五日間晝夜の惣菜料理献立(龜井まき子)
住宅醫時と子供のページ
◎住宅の照明(工學博士・佐藤功一)
◎冬期に罹り易い子供の病氣と手當(醫學博士・豊福環)
◎コドモの手で容易く出來る玩具の製へ方(女高師講師・藤五代策)
◎童話 弄具を買ひに來たサンタクロース(北川千代子)
婦人に必要缺くべからざる買ひ物秘訣
◎ラヂオ器械と蓄音機の買ひ方(理學士・田邊尚雄)
◎特價品から選り出す上手な春着の買ひ方(すみ子)
◎縫糸と手藝糸の買ひ方(さち子)
◎主婦の心得べき食料品の買ひ方と鑑別法(農學博士・黒野勘六)日本酒—洋酒—醤油—酢—味噌—ソース—バタ
◎毛皮と毛織物の買ひ方(井村八重)
◎食器を求める時—漆器、陶磁器、金物類の見分け方—(野邊雄藏)
◎和洋家具の買ひ方—殊に火鉢とストーブについて—(松野泰)
◎毛糸を買ふ時の注意(高木美代子)
◎獣肉、鳥肉、魚類、野菜類、罐詰の見分け方(石渡文次郎)
◎パン、牛乳、ミルク、クリームの良否(まち子)
◎防寒と裝飾に必要なコートとショール(秋野みち子)
◎傘、履物、靴の買ひ方(登美子)
◎和洋の間に敷く敷物の買ひ方(永見睦)
◎格安品の安く賣れる譯—デパートメント、ストアーの店員から—(やす子)
◎米屋曰く八百屋曰く
◎魚屋曰く
文藝欄
◎創作 或る復讐(加藤一夫)
◎創作 午後七時の窓(片岡鉄兵)
◎創作 さびしき世界(栗原潔子)
◎懸賞小説 海邊の家(小山銀子)
◎懸賞小説の評(田山花袋)
◎諧謔小説 好人物(佐々木邦)
◎短歌 しら菊十首(中原綾子)
◎抒情小曲(川路柳虹選)
◎懸賞和歌(佐々木信綱/與謝野晶子選)
◎化粧問答(藤波芙蓉)
◎新春の劈頭を飾る本誌の新年號
◎懸賞買ひ物「クロッスワード」
◎應募規定
◎編輯を了りて