コトバ 第7巻第1号-第10号(昭和12年1月~11月)
第七卷 第一號
壹月號目次
表紙カット 支那河北省居庸關過街塔の石刻四天王像(周圍に梵・漢・西藏・蒙古・西夏の五國語を刻す。西紀一二五〇年頃の作と称せらる)
文藝科學 (大西雅雄)
文藝學に於ける様式概念の問題 (土方定一)
精神分析學への寄與 (大槻憲二)
日本文藝學の矛盾とその超克 (岡一男)
日本的修辭學 (金原省吾)
文藝學に於けるテエヌの方法 (名取堯)
「文藝學」文獻目録
雜誌論文抄(文藝學特輯)
言語音樂論(一) (湯山淸)
米國語の發生とその特徴 (大宮健太郎)
書評
德田淨氏著「國語法査説」(今泉忠義)
陶山務氏の「戀愛・結婚の新座標」 (山田二郎)
卷頭言(今泉忠義)
學会消息
コトバの會記事
第七卷 第二號
貮月號目次
表紙カット――インディアンの繪文字(アメリカ議會への歎願書)
創作の心理と論理 (小山龍之輔)
太初に韻律ありき (陶山務)
合槌と惡口 (富田彬)
諷誦歌謡に發見せらるる純母韻止揚の現象 (吉永千之)
スラヴ語の概觀 (井桁貞敏)
ソシュール五題 (小林英夫)
個人言語と一般言語(二) (辰宮榮)
獨逸學生の言語學研究 (眞鍋良一)
附録 『創作の心理と論理』の資料 (小山龍之輔)
卷頭言(湯澤幸吉郎)
雜誌論文抄
學会消息
コトバの會記事
第七卷 第三號
三月號目次
表紙カット――南弗のブッシュマンの岩壁彫刻
新巴爾虎蒙古人のタブー (服部四郎)
メイエ敎授 (泉井久之助)
熊南アクセントと熊・鹿两アクセント境界線 (平山輝男)
「を…てある」・「が…てある」考 (今泉忠義)
デス・ダス・ドス (橘正一)
小説に於ける外面的方法と内面的方法 (滝口直太郎)
解釋への不滿と示唆 (暉峻康隆)
國語敎材に於ける傳説と童話 (吉武好孝)
言語音樂論(二) (湯山淸)
ドロクロワ著『小兒と言語』紹介 (松原秀治)
書評 窪田空穗氏『空穗隨筆』 (金原省吾)
大場俊助氏の『國語敎育基礎理論』 (大西雅雄)
沖野岩三郎氏編『現代文章事典』 (山田二郎)
卷頭言(井桁貞敏)
雜誌論文抄
學界消息
コトバの會記事
第七卷 第八號
九月號目次
表紙カット――漢駘蕩宮瓦
撥音Мの古代存在について 德田淨
方言調査能登半島の表と裏と(二) 宮良當壯
北九州に於ける二型アクセントの研究(四)平山輝男
外題學問 佐藤孝
古典文學と國語敎材 石井庄司
綴方に現はれたる接續詞の研究 滑川道夫
書評
藤原定氏『文學における人間の生成』を讀む 吉武好孝
久松潜一博士編著『日本文學史講話』上卷 今井卓爾
編輯後記
第七卷 第九號
十月號目次
表紙カット――漢駘蕩宮瓦
萬葉反覆韻の資料的研究 吉水千之
九州方言の特徴 吉町義雄
言語活動の心理學的分析(下)植木五一
流行語麁考 淺野信
國語に及ぼせる英語の影響 森川一夫
國語敎材とその語法 今泉忠義
卷頭言(金原省吾)
編輯後記
第七卷 第十號
十一月號目次
表紙カット――漢駘蕩宮瓦
子供を相手のつもりで、試みに國語を大事にすべきことを語る 五十嵐力
日本文化と國語 金原省吾
日本散文文體の變遷 吉武好孝
日本語法史序説 今泉忠義
現代の書
陶山務 齋藤淸衞 神崎淸 安倍能成 石井庄司 金原省吾 吉田精一 名取堯 甘粕石介 神近市子 山崎謙 和辻哲郎 本田喜代治 輿水實 小山龍之輔 戸坂潤 新居格 吉武好孝 城戸幡太郎 大西雅雄 土方定一 大槻憲二 土居光知
一頁評論 湯山淸
國語敎室
綴方敎育私見 淸水幸治
國語敎材の綜合研究
學習指導案 滑川道夫
指導を顧みて 同
科學的敎材か文學的敎材か 名取堯
敎材雜感 金原省吾
書評
大西雅雄氏著『朗読の原理』 名取堯
波多野完治『文章心理學』 陶山務
編輯後記